利用団体の活動紹介

センター指導員研修
平成26年1
月27日
 センターでは日頃から、センター職員の技術向上と活動プログラムの改善を目的に自主研修を行っています。今回は「石窯パンづくり」「石窯ピザづくり」の自主研修の様子をご紹介します。

 「石窯パンづくり」、「石窯ピザづくり」の活動は先月こちらのコーナーでご紹介した「パン・クッキーづくり」同様に冬季の期間限定プログラムとなります。こちらの活動では生地も小麦粉をこねるところから、石窯も窯だきをするところから行いますので、屋内での「パン・クッキーづくり」よりも1日を通して様々な活動を体験していただくことができます。
石釜パンづくり (パン生地作りから成形まで)
パンの材料です。生地は強力粉、水、砂糖、塩などが基本の材料です。中に入れる具材はお好きなものをご準備ください。 使用する道具です。今回はビニール袋を使って生地をこねる方法を試してみます。手や周囲が汚れるのを極力抑えるため、節水につながります。 材料を計量します。パン作りは分量を正確に計ることが失敗しないコツなのできちんと計ります。 先に粉類を一つの袋に一緒にして、粉をまんべんなく混ぜ合わせます。
粉が混ざったら水を少しずつ入れていきます。水加減は湿気や気温によって変わるので慎重に行います。 ひたすらこねます。指先だけでなく手のひらの温度を伝えるようにこねていきます。  ある程度生地がまとまり始めたらバターを入れます。コクと風味をアップさせます。  そしてまた40分ほどこねます。手のひらや腕が痛くなりますが、頑張りましょう!
生地をこね終えたら一次発酵の時間です。ボウルに入れてラップをかけて発酵させます。 約1時間後、生地がこんなに膨らみました。発酵にかかる時間も室温や生地の温度などに左右されます。 人差し指を刺してガス抜きをします。 引き抜く指先に生地がくっついてこなければ一次発酵が終了したサインです。きれいに穴があきました。
切り分けて二次発酵(ベンチタイム)させます。 乾燥しないように濡れた布巾をかけます。  10分後、いよいよ成形の時間です。 水分の多い具材は包むのに苦労します。よくばり過ぎも禁物です。 成形終了!いろいろな形や具のパンを作ってみました。

石釜ピザづくり

窯だき
こちらの活動では生地作りは行いません。ピザ生地にトッピングをして焼くだけですので、気軽に体験できます。   今回はシーフードピザを作りました。チーズがとろーり上手に溶けるでしょうか? 窯はたけのこ広場付近にあります。窯だきは、一次発酵の間に行うと活動の流れがスムーズです。(団体の人数構成や年齢構成にもよりますので、ご相談ください。) 窯が温まるまで、一時間ほど薪をくべます。大変高温になるので、薪をくべる時は注意しましょう。

窯いれ   
滑車にのせ石窯へ投入です。上手に焼けるかな〜。焦がさないようにしっかり時間を計りましょう。 3〜4分で焼き上がりました、こんがりいい色です。焼きたてのいい香りがします。  ピザもおいしそうに焼けました!チーズがおいしそうに溶けています 最後に窯の中の炭をだし、完全に消火し、後片付けが終わったら活動終了です。みんなで協力して行いましょう。

 石窯を利用した活動は、センターで提供している体験活動の中でも特に社教センターだからこそできる活動と言えるのではないでしょうか。しかし、窯だきの時間配分や、生地作りに際しての室温や湿度の管理など、気をつけなければならない点の多い活動です。また、石窯を利用する際の安全や火気の管理にも特に注意が必要です。今回研修に参加した職員が実際に経験し気付いたことが活かされて、今後、利用者のみなさまに安全に楽しく体験活動を行っていただくことに繋がるのではないかと思いました。
 もちろん、石窯で焼いたパンやピザのおいしさは格別です!中にいれる具材も好きなものを入れていただけますので、自由度の高い活動となっています。
 ぜひ、社教センターで「石窯パンづくり」「石窯ピザづくり」を体験されてみませんか?みなさまのご利用をお待ちしております。
 ※各プログラムについて詳しくは当センターホームページ体験活動プログラムのページ「石窯パンづくり」「石窯ピザづくり」をご覧ください。