年頭のご挨拶

 新年、あけましておめでとうございます。
 日頃から当センター事業への御理解、御協力や施設の利用をいただき、心より感謝申し上げます。
 昨年は、夏に不順な天候が多く、一気に秋冬へと移ったような気候でした。12月に入って、毎週のように猛烈な寒波が押し寄せ、全国各地でこの時期には稀な大雪に見舞われました。また、広島の土石流災害や御嶽山の噴火、九州でも阿蘇山の噴火といった自然災害を耳にすることが多い年だったように思います。被災された方々にとって、一刻も早い原状復帰が望まれるとともに、本年は穏やかに過ごされることを願っております。
 さて、昨年のセンターは、いくつかの取組が重なって、記憶に残る1年でした。
1つ目は、知的障害のある方々がスポーツトレーニング成果の発表の場としている競技会、「スペシャルオリンピックス2014」です。今回は福岡での開催のため、当センターも選手や関係者の宿泊施設となり、延べ1,500人の方々に御利用いただきました。2つ目は、センターのLED設置と外壁補修のリニューアル工事です。こちらは年をまたいでの工事になりますが、30年という長い年月で傷んだ外壁の補修と、館内の照明器具をLEDに交換中です。とても明るいセンターに生まれ変わりつつあります。そして、3つ目は11月21日(金)に実施した「福岡県立社会教育総合センター創立30周年記念行事」です。記念式典には来賓や歴代職員等、131名の参加がありました。記念講演では、放送大学福岡学習センター所長(特任教授)で、中央教育審議会委員であられる、当センタ―13代所長の菊川律子氏に「社会教育の継承と発展 ~思い出を辿る~」と題して御講演いただきました。一般の参加者を交えて155名の参加があり、「グローバル社会の今、社会人基礎力として求められるものは、学校教育の育む学力と社会教育の育んできた人間力の両輪である」「人間力育成に関わる社会教育総合センターは、人生各期(乳幼児→青少年→成人→高齢者)の課題と繋がる教育の実践研究や事業実施、企画・運営をしていただきたい。」とこれからの当センターが担うべき役割について示唆をいただいたところです。(センターHPに講演内容の一部を掲載しております。)また、レセプションには、117名の参加があり、「学びの輪とともに30年 さらなる飛躍をめざして」という記念誌のテーマにふさわしく、センターの歴史をつくってきた諸先輩方から励ましの言葉をいただき、社会教育関係者とのつながりの大切さを改めて実感することができました。
 本年もこれまで築き上げられた成果を活かしつつ、社会の変化を踏まえながら、当センターが県民の皆様の学習・体験活動の場、社会教育関係者等の研修・交流の場として一役を担えるよう、センター職員一同力を合わせて取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いします。 
 
     
平成27年1月5日    
福岡県立社会教育総合センター    
所長  中薗  宏    
◇事業案内
公民館事業活性化研修会② 平成27年 1月20日(火)
ワクドキウインター楽習塾 A:平成27年2月 7日(土)~ 8日(日)
B:平成27年2月14日(土)~15日(日)
社会教育応援隊 通年

事業案内


◇事業報告
  ゆずフェスティバル 平成26年11月15日(土)~16日(日)
  学校・家庭・地域の連携推進セミナー③ 平成26年12月 1日(月)
  学習プログラム企画・立案講座 平成26年12月11日(木)
  ミニ門松づくり体験塾 平成26年12月14日(日) 

事業報告

 
利用団体の活動紹介
平成26年12月24日の「水陶会」の皆さんの活動の様子を紹介します。
利用団体の活動紹介

★社教の本棚☆ ~センターの資料室から~
  ●平成26年度報告「小・中・高校生等をつなぎ、育てる野外学習」
 公益社団法人 福岡県青少年育成県民会議が主催する、平成26年度「小・中・高校生等をつなぎ、育てる野外学習」の報告です。将来の社会を担う健全な青少年の育成を図ることを目的とし、大学生から小学5年生までの異年齢集団が、日頃の生活では体験できない沢登りやチャレンジゲーム等の野外活動に取り組んでいます。本報告では、本年度の8月6日からの4泊5日間のキャンプの記録写真や参加者の感想文、日程などが掲載されており、達成感に満ちた子どもたちの感想や、活動に取り組む真剣な姿などをみることができます。

発行:公益社団法人 福岡県青少年育成県民会議


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資料室のページは こちら から

★おすすめ教材☆キラリ ~福岡県視聴覚ライブラリー~

 今月は、人権教育に関する新しい作品をご紹介します。

D26006 シリーズ映像でみる人権の歴史 1.東山文化を支えた「差別された人々」【16分】
銀閣寺や龍安寺の庭園など、世界に誇る文化遺産は、差別された人々と差別
することなく正しく評価した人たちによって築かれたことを、学び合う作品
です


D26008 誇り -差別といじめは越えられる- 【30分】
震災から一か月半後。原発事故の子供への影響を心配し、父親の実家へ引っ
越した家族に対する、親戚や周囲の差別や偏見を考える作品です。


視聴覚ライブラリのページ こちら から


  ★イベント情報
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