センターだより
 初夏の風もさわやかな5月21日、22日に「中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会」が当センターで開催されました。



 当日は、晴天に恵まれどこまでも澄み切った青空の下、福岡県内、東京や沖縄等の県外から延べ630人のご参加を頂きました。








 第35回となる今大会は、「未来の必要への挑戦」をテーマに掲げ、過疎・人口減・地域消滅の危機的状況にあり多くの地域課題を抱える地方が、地域の活性化を如何にして成し遂げるのか、地方創生と一億総活躍社会の実現に向けての地方の知恵と工夫とは何かについて、特別報告や特別企画において様々な提言がなされ、活発な意見交換や協議が行われました。

 また、各県の実行委員の推薦により28の実践事例を集め4会場で実践発表が行われました。まちづくり活動、家庭教育支援、体験活動など様々な実践が報告され、各会場ともに発表者と参加者の活発な意見交換により思いを共有し熱く盛り上がっておりました。


 このように大会の全日程を通じて、様々な場面での情報交換や意見交換が行われ、多くの学びと旧知との再会や新しい出会いもあり、大変充実した二日間になったのではないかと思います。
 今大会を大いに盛り上げて頂きました各県の実行委員の皆さん、実践発表者、司会者の皆さん、参加者の皆さん本当に有難うございました。



 また、今大会は、4月に発生した熊本地震で被災された方への支援の意味をこめて「頑張ろう熊本・大分!復興支援大会!」と銘打ち、被災者支援のための募金活動も実施いたしました。多くの皆様からの温かいご支援を有難うございました。





 来年の第36回大会も、今年以上の充実した大会となるよう鋭意準備を進めてまいります。たくさんの方の参加を篠栗の地でお待ちしております。


 平成28年6月 
社会教育総合センター 副所長
東 良 

次に、当センターで開催されるこれからの事業、研修についてご案内いたします。

 6月1日(火) まちづくり・ひとづくりを担う人材育成研修
「ファシリテーション力育成講座」
 超高齢・人口減少社会における地域の課題解決や、学校・家庭・地域の連携・協働につながるよう、まちづくりの中心となって活動する人材の育成を図る講座を企画しております。3回シリーズの第1回目は、まちづくりの会議等様々な場面において、その場をマネジメントし、参加者の多彩な意見の発信を促すための必要なファシリテーション力の向上を図ります。講師には「NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー 九州大学大学院客員准教授 加留部貴行 先生」をお招きしています。

 6月11日(土) 「子どもの体験活動推進のためのワンポイント講座」
  子どもを対象にした様々な体験活動を担当する指導者を対象に、今年度は「自然体験活動の意義」や「自然体験活動の事業・行事における企画立案」を学ぶ活動を通して、指導者の資質・能力の向上を図る講座を企画しました。講師は「下関市深坂自然の森 森の家下関 所長の井上 桂 先生」をお招きしています。

  6月20日(月) 「学校・家庭・地域の連携推進セミナー①」
  地域全体で子どもたちを育むため、学校支援地域本部やコミュニティ・スクールの整備が促進される中、学校・家庭・地域の連携・協働に向けて、関係者の理解促進とコーディネーター等の育成を図り、今後の取組の充実につなげる機会とすることを目的に企画しました。講師は、「山口県周防大島町教育委員会CSスーパーバイザー大野圭司氏」にお越しいただきます。また、午後からは、大野圭司氏と「九州大学大学院人間環境学研究院教育学部門・社会教育学准教授 岡 幸江 先生」との対談を予定しています。

 6月25日(土)~26日(日) 「和き・合い・愛ファミリーキャンプ」
 知的障害のある児童・生徒とその家族を対象に、自然体験活動や集団で楽しみながら活動できるプログラムを通して、何事にも主体的に取り組む力や他者とふれあう力を育むとともに、達成感を味わうことができるように企画しました。また、他の家族とふれあう場の提供を行い情報交換等することで、子どもの自立に向けた支援の在り方等について考える機会とすることもねらいとしています。

  当センターでは、「県民の学習活動支援」「ふくおかの未来を担う子どもの育成」「社会教育関係者等の養成」という3つの柱で事業を展開しています。今回は6月の主催事業のみご紹介させていただきましたが、今後の事業については、当センターホームページの「事業案内」「新着情報」で随時情報更新してまいりますので、そちらもご覧ください。
 今後も皆様にとって有益な情報発信を心がけてまいります。より多くの事業にご参加いただけますよう、所員一同心よりお待ちしております。
 
↑あじさい広場の紫陽花

 平成28年6月 
社会教育総合センター 研修・情報室 
◇事業案内
●まちづくり・人づくりを担う人材育成研修
ファシリテーション力育成講座
平成28年6月1日(水)
●子どもの体験活動推進のためのワンポイント講座 平成28年6月11日(土)
●現代的課題対応研修 
学校・家庭・地域の連携・協働推進セミナー①
平成28年6月20日(月)
●福岡県子どもの学校外教育支援事業
「和き・合い・愛ファミリーキャンプ」
第1回:平成28年 6月25日(土)~26日(日)
第2回:平成28年 9月 3日(土)~ 4日(日)
第3回:平成28年10月29日(土)~30日(日)
第4回:平成28年12月 3日(土)~ 4日(日)
●社会教育応援隊 通年

事業案内
◇事業報告
● 新任社会教育・生涯学習行政関係職員等研修会① 平成28年4月21日(木)

事業報告

 
利用団体の活動紹介
 平成28年5月25~27日に「集団宿泊訓練」を行った、北勢門小学校5年生の「きずなの森」での活動の様子をご紹介します。
利用団体の活動紹介

★社教の本棚☆ ~センターの資料室から~
  ●宮沢賢治賞受賞記念 「藤城清治展 愛の贈りもの」

 芸術作家 藤城清治氏の宮沢賢治賞受賞記念として「藤城清治展 愛の贈りもの」が寄贈されました。
自ら編み出した方法で、カミソリと数百色のカラーフィルターを操り、小人や猫など愛らしいモチーフから聖書や童話の世界、風景画など幅広いテーマで独特の世界を作り続ける、日本における影絵作家の第一人者です。 
ぜひ、藤城氏が表現する影絵の世界を覗いてみてください。


発行者:藤城清治事務所
発行日:2015年4月


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資料室のページは こちら から

★おすすめ教材☆キラリ ~福岡県視聴覚ライブラリー~

 
今回は交通安全に関するDVD作品をご紹介します。

◆D20038 自転車も車両です~交通安全への意識改革~ 【21分】
 自転車に乗る人をはじめドライバーや歩行者に、「自転車も車両」という意識と
責任感を持たせ、安全ルールの基本である自転車安全利用5則を理解させ、
法規とマナーを守ることの大切さを描いています。 


◆D25019 小学生の危険予測学習シリーズ 
クイズ!危険をさがせ 道路を歩くとき 【15分】

 クイズで楽しく、危険予測トレーニング!道路にひそむ危険をさがし、安全な道路の歩き方を学びます。ドライバー視点の映像も交え、なぜ危険なのかを視覚的に分かりやすく解説します。



視聴覚ライブラリのページ こちら から


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福岡県立社会教育総合センター
〒811-2402 福岡県糟屋郡篠栗町大字金出3350-2  TEL092-947-3511  Email:mail@fsg.pref.fukuoka.jp