事業報告

 2019年度

社会教育・生涯学習関係職員等研修会【基礎編】

 
 期 日  平成31年4月24日(水)  9:30〜16:00
 参加者   94名
 事業内容
 社会教育・生涯学習の振興を図るために、新任者や学び直しを希望する方を対象として、必要な基礎知識や資質・能力について研修するとともに、関係職員のネットワークの構築を図る。(今回は2回シリーズの第1回目です。) 
 内容の実際

【研修1】講義「社会教育・生涯学習の基礎知識〜社会教育関係職員に期待される資質・能力と役割〜」

 当センター研修・情報室の主任社会教育主事が講師となり、社会教育に関わる法令や答申をもとに社会教育と生涯学習の関係性や社会教育・生涯学習関係職員に共通して求められる専門性について具体的に説明しました。

【研修2・3】説明「青少年教育、公民館事業、家庭教育支援、地域と学校との連携・協働の基礎・基本」

 4つのテーマ(@青少年教育 A公民館事業 B家庭教育支援 C地域と学校との連携・協働)の基礎・基本を午前と午後に分け、社会教育に関わる視点について当センターの社会教育主事と指導主事が説明しました。概要や取組についての要点と現代社会における課題と施策について説明をしました。

【研修4】グループ協議(ワールドカフェの手法を用いて)

 ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスした場をつくり、楽しく対話を進めることで新しい気づきやネットワークを広げる手法です。グループ5〜6名でワールドカフェの手法を用いてグループ協議を行いました。
新年度の異動で新しい所属・部署に勤務するようになった方や学び直しを希望して参加された方が、今の業務に対する思いや展望など自分の考えを語り合いました。また、進行役から出された「お題」についてもグループ全員が本音を出し合いながら協議を進めていきました。途中2回の席替えを通して、多くの参加者のアイデアや考え方に触れ、共通点や相違点を発見し、自分の考えを整理し、新しい考えを創り出しました。また、自分の担当業務について、持参していただいたチラシを活用しながら自己紹介をし、悩みや苦労について共有できました。さらに、参加者相互のネットワークの広がりにつながりました。
  活動写真
【研修1】講義「社会教育・生涯学習の基礎知識
        〜社会教育関係職員に期待される資質・能力と役割〜」



【研修2・3】説明
「青少年教育、公民館事業、家庭教育支援、地域と学校との連携・協働の基礎・基本」

@ 青少年教育    
A 公民館事業
B 家庭教育支援
C 地域と学校との連携・協働

 
【研修4】グループ協議「事業の情報交換と今後の目標について」(ワールドカフェの手法を用いて)


 参加者の声
国や県の施策や動向がよく分かりました。学校教育、家庭教育、社会教育の関係を築くことで子供たちの成長を支えることができる点に生涯学習社会の本質を感じました。
データを示してもらえたので体験活動の大切さがよく分かりました。
公民館の成り立ちや役割について理解できました。
子育てに自信のない親が増えていることに課題を感じました。
地域学校協働活動についてもっと知りたいと思いました。
グループ協議では、他の市町の取組なども知ることができました。
社会教育という共通点をもった様々な方と交流できてその取組について知ることができ、大変有意義でした。同じ立場で同じ悩みや不安をもっている方がいたので安心しました。