事業報告
 令和元年度
和き・合い・愛ファミリーキャンプ 第1回目     
 期 日  令和元年6月1日(土)・2日(日)
 参加者  17家族(47名)  ボランティアスタッフ(25名)
 事業目的
 知的障がいのある児童・生徒とその家族を対象に、自然体験活動や集団で楽しみながら活動できるプログラムを通して、何事にも主体的に取り組む力や他者とふれあう力を育み、自立心や社会性を身につける力を養う。また、保護者同士の情報交換等を行い、子どもの自立に向けた支援の在り方等について考える機会とするために開催しています。
 1日目
【出会いのつどい】
 出会いのつどいでは、カードを活用して自己紹介を行いました。自分で選んだカードを引いて、カードに書いてあるお題に答えていきます。少し難しいお題にも、一生懸命に考えて、答えてくれました。まだ少し緊張しているようでしたが、お互いのことをたくさん知ることができました。


【和き・合い・愛 野外炊飯】
 出会いのつどいで仲良くなったグループで野外炊飯を行いました。みんなで協力して夕ご飯のカレーライスを作りました。薪割りや調理などの体験をして、自分たちの手でおいしいカレーライスを作り上げることができました。最後は、自分が使用したお皿やスプーンを洗い、きれいに後片付けをすることもできました。

 


【リースづくり/保護者座談会】
 和き・合い・愛ファミリーキャンプ1日目の最後の活動は、親子で分かれての活動です。子どもたちは、
リースづくりを行いました。テーマは「夏」で、創意工夫しながら貝殻やビーズ等をリースに飾り付け、
個性溢れる作品が出来上がりました。
 保護者座談会では、保護者同士で情報交換を行いました。日常のお子さんの様子や日頃抱えている子育ての悩みや不安、進路や就労等に向けて意見交換を行い、2回目の座談会に向けて課題を確認することができました。
 


 
 2日目 
 【裏山プログラム】
 裏山活動では、「名探偵コロン〜怪盗キッズの挑戦状と宝探し〜」を行いました。怪盗キッズが残した挑戦状と地図を手掛かりに名探偵コロンと参加者の皆さんで協力して宝箱を開けるプログラムでした。宝箱を開けるためのヒントを得るため、頑張って裏山や館内を探検し、参加者全員の協力のおかげで、見事宝箱を開けることができました。
 


【ボッチャ大会】
 ボッチャとは、障がい者スポーツとして認定されている競技です。家族同士でチームを組み、白いボール(ジャックボール)に近付くように、赤と青のボールを投げ合いました。最後まで、チームで協力しながら勝敗を競い合い、ルールやマナーを守って楽しく活動することができました。
 
 


【野外炊飯メニュー作成】
 和き・合い・愛ファミリーキャンプ2日目の最後の活動は、野外炊飯メニュー作成を行いました。次回のキャンプに向けて、ハヤシライスや豚汁、フルーツカクテルの食材をグループで話し合い決定しました。話し合い中は、自ら考え、発表する場面が見られ、意欲的に活動することができました。次回の買い物体験や野外炊飯が楽しみですね!
 


 参加者の声
重度の知的・多動・自閉症の子どもは、特に連れて行ける場所が限られ、日頃、つまらない思いをさせているかなと感じています。このような機会と場所を与えて提供していただけること、多くの方に協力していただいていること、とてもありがたく思います。
今までの参加者の意見を色々取り入れてくださり、とても参加しやすいものになっていると思います。ありがとうございます。
ここの施設に来たのは初めてで、とても素晴らしく整っている所でスタッフやボランティアさんも気を配っていただける方ばかりで、次の10月も楽しみにしています。

 
 全体をとおして
 今年度は、自立や協力を目的に、様々な体験活動を取り入れたプログラムを実施していきます。今年は、買い物体験に初挑戦です。第2回目のキャンプでは、グループで選んだ食材をお店で購入し、皆で協力してハヤシライスや豚汁、フルーツカクテルを野外炊飯で作る予定です。次回も、参加者の笑顔が溢れるキャンプにしていきたいと思います。次回は、10月5日(土)・6日(日)です。お楽しみに・・・!