事業報告
 令和元年度
「広報力アップ講座」〜事業のねらいが届くチラシづくり〜
 
 期 日  令和元年 6月28日(金) 9:50〜16:00 
 参加者  68名
 事業内容
 社会教育・生涯学習の振興をめざし、社会教育事業の周知や啓発の際に必要な広報の基礎や意義について学び、事業の広報実践につながる広報力を高める。
 内容の実際

【研修1】(講義)「事業のねらいが届く広報の在り方」
 講師: 宮若市 秘書政策課 政策推進係 係長  林 慎治 氏
 
 昨年度に引き続き、宮若市秘書政策課 政策推進係 係長 林 慎治 氏を講師に迎えての研修会でした。
 「作る記事をイメージしておくこと」「読者の目線、目の動線を意識してページを構成する」「読みやすい配置とは…」等、広報紙作成の基礎や事業のねらいを伝えるためのポイントを具体的に分かりやすく説明していただきました。また、「写真サイズの黄金比」、「ホワイトライン」などの紙面レイアウトのテクニックや自身が作成した広報紙の紹介もあり、「なるほど!」と頷きながら話を聞く参加者の姿がたくさん見られました。講義の中で、宮若市の広報誌作成をしていた時のエピソードもたくさん紹介していただき、林氏の広報に対する思いや読者への配慮、広報紙を通じて市の事業に携わる姿勢や熱意が伝わる内容でした。

【研修2・3】(説明・演習)「事業のねらいが届くチラシづくり」
 講師: 宮若市 秘書政策課 政策推進係 係長  林 慎治 氏

 事業の開催要項をもとに、グループでポスター・チラシを作成する演習を行いました。
 まず、林氏より、課題(事業の開催要項)の提示があり、「講義の内容を踏まえて、『誰に』『何を』伝えるのか意識してポスター・チラシ作りをする」という演習の説明がありました。その際、ジャンプ率(フォントサイズ)や黄金比等の技術的なアドバイスや、事業の目的を伝えるために開催要項から「必要な情報は何か」考えて誌面を作ることの重要性について話をしていただきました。
 ポスター・チラシづくりでは、各グループで「事業のねらいを伝えるためには?」と考えを出し合いながらポスター・チラシを作成する様子が見られました。
 演習の最後には、グループ毎に作品を発表しました。林氏も全ての作品にあたたかくコメントをされ、参加者からは「なるほど!」「すごい」という声が上がり、和やかな雰囲気での演習になりました。

 活動写真
 
講義 宮若市 秘書政策課 政策推進係 林 慎治 氏 講義の様子
演習 グループ作品の発表 作品へのコメントをする林氏

 参加者の感想

 〜講義〜
広報紙の作り手側、読み手側、双方の立場の在り方が分かりました。特に読者目線に立って、伝えたいことを届けるポイント等、参考になりました。
写真サイズの黄金比とか見出し→小見出しの大切さ等、知らない事ばかりでした。写真の撮り方、方向、読む人の目線が動く載せ方も勉強になりました。
広報のリード文など構成の仕方、とても参考になった。行政の情報も見せ方次第でこんなに変わるのかと実感しました。
今までキャプションが重要ということを理解していないまま広報の原稿を作っていたので、これから意識していくよう気を付けます。
手に取りたいチラシのポイントが分かって良かったです。非常に学びになりました。
 〜説明・演習〜
様々なグループが独自の発想でつくられた制作物を見て、工夫点を話してくださったので大変参考になりました。
グループで意見を出しながら進めていったのは楽しかったです。それぞれの地域の話も聞けてコミュニケーションも取れました。
皆さんがつくった作品をもとに、「この点がいい」「この点をこう工夫すればもっとよい」などのアドバイスがすごく参考になりました。
 〜全体を通して〜
講義あり、演習ありで楽しく研修させていただきました。
先生の講義も分かりやすく、チラシを作り上げる作業も楽しかったです。
今回で2回目の参加になりますが、グループワークがとても楽しく参考になったので、来てよかったと思いました。
演習と講評がよかったです。実際にやってみるととても難しいです。自分や他の人のアウトプットに対するフィードバックがとても参考になりました。
1日中の研修で、長時間、広報について考えたり、工夫したりできたこと、話し合いの大切さや、要点を精査する力など、誌面作り以外の点でも学ぶところがたくさんありました。