事業報告
 平成23年度
「いきいきチャレンジ塾」 チャレンジ・ステップ3 お世話になった方に想いを込めて!
 10月8日(土)〜9日(日)に当センターにおいて、主催事業「いきいきチャレンジ塾 チャレンジ・ステップ3 お世話になった方に想いを込めて!」(年間3回シリーズの最終回)が開催されました。この事業は、知的障害のある生徒を対象に、就労体験や交流プログラム等多様な体験活動をとおして、職業的自立をめざすキャンプです。(参加者25名、ボランティア6名、保護者26名参加)
 今回は、2回目の職場体験でお世話になった方をお招きして、「ありがとうパーティー」を開催しました。参加者が野外炊飯でカレーライス、クリームシチュー、豚汁、焼きそば等を作り、会食をしました。また、キャンプのまとめとして、「いきいきシンポジウム」を開催し、職業的自立に向けた効果的な体験プログラムや支援のあり方について考えていきました。最後に今までお世話になった保護者への感謝の気持ち、これからの目標と努力することなど心を込めて書いた「いきいき作文」を読みました。涙する塾生、保護者の方もいました。
 仲間と協力して活動した1回目、8泊9日の長期宿泊を体験した2回目、そして今回の3回目を通して、とても大きく成長し、最初に出会った頃に比べると、たくましく自信をもって行動できるようになったと感じています。今まで「いきいきチャレンジ塾」に協力していただいた多くの方々、ありがとうございました。25名の塾生はきっと自分の夢に向かってチャレンジしてくれると信じています!
 
 
    参加者の感想
  ・一番頑張ったことは、雨や竜巻で電車が遅れてしまったけど夜須高原青少年自然の家まで歩いて行ったことです。
  そうじをしているときに、お客さんから「おつかれさん。」と言われた時にとてもうれしかったです。
  職場体験ではあいさつを大きな声でしたので、あいさつに自信がもてるようになりました。
  この8泊9日でいろいろなことがあり、嬉かったことや悲しかったことがたくさんありました。本当にいい思い出になりました。
  買い物トリップは、3000円以内で買い物をするのが難しかった。
  いろいろな仲間ができ、キャンプの中でみんなといろいろな話ができてよかった。
    知らない人とでも誰とでも仲良くでき友だちになることができた。

 
  保護者の感想
  子どもたちが自分たちで協力しながら共に過ごし、友情を育み、個人としても就労について考え、経験する良い機会になっています。
  25名の子どもたち全員が8泊9日の全プログラムを達成できたことにとても感動しました。先生方のご支援とてもありがとうございました。
  子どもの就労に向けて知らなかった事がたくさんありました。私自身勉強して、子どもにとってよい就労ができる様に援助したいと思います。
  8泊9日という長期間でしたが学校・寄宿舎や家庭でできない体験をさせてもらえ、参加する意味やありがたさがわかったような気がします。


 買い物トリップ 
 ありがとうパーティーにおける料理の材料を町内のスーパーマーケットに班で協力して買い出しに行きました。

 いきいきシンポジウムに向けて 
 シンポジウムに向けて原稿を書き、発表の練習を頑張っています!みんないい顔していますね!

 ありがとうパーティー
 職場体験学習でお世話になった方を招待しました。塾生の手作り料理がとても好評でした。

 いきいきシンポジウム 
 塾生も自分の成長した所や思い出に残った事などを、挙手をして堂々と発表ができました。

 閉塾式 
 修了証書が授与され、いきいきソングを全員が熱唱し、保護者への感謝の作文を発表し「いきいきチャレンジ塾」が閉塾しました。
25名の塾生のみなさん。夢に向かってきらめけ!