事業報告
 平成23年度

中国・四国・九州地区生涯学習実践研究交流会第30回記念大会
『未来の必要』 〜学習から教育へ〜 
 
 主催 福岡県教育委員会 日本生涯教育学会九州支部
 主管 中国・四国・九州地区生涯学習実践研究交流会第30回記念大会実行委員会、福岡県立社会教育総合センター
 開催場所 福岡県立社会教育総合センター
 期日 平成23年5月21日(土)・22日(日) 〔前夜祭 5月20日(金)〕
 参加者 ●前夜祭:106名 ●1日目:476名、記念パーティー:360名 ●2日目:290名、参加者数合計(のべ):1,232名

事業内容及び内容の実際
 ■5月20日(金) 前夜祭 19:00〜
 ■5月21日(土)
 ◇開会式 10:15〜10:45
・主催者あいさつ   福岡県教育委員会教育長 杉光 誠
・30周年記念大会オープニングスピーチ
  「30年の歴史に見る女性の社会参画」   大島 まな(実行委員、九州女子大学准教授)
▽30周年を記念して、元事務局を担当し、現在実行委員の大島先生より、30年間の研究発表事例においての女性の社会参画に関係する事例を中心にしたスピーチがありました。
  

◇研究発表@ 10:45〜12:30 12事例発表 ※PDFデータ
◇研究発表A 13:30〜16:15 16事例発表  ※PDFデータ
▽各分科会場とも大変なにぎわいで、熱気あふれる分科会となりました。
◇第30回記念大会特別報告 16:30〜17:00
   「30年:741事例の教訓」  報告者 三浦 清一郎(実行委員、生涯学習通信「風の便り」編集長)
▽会場は超満員で、外にも聴衆があふれ、三浦先生の話しに皆さん熱心に聴き入っておられました。
◇第30回記念パーティー 17:30〜20:00
  ・あいさつ
    福岡県教育庁教育企画部部長
     国立教育政策研究所社会教育実践研究センター長 
城戸秀明
服部 英二
▽総勢350名の参加者が講堂にそろい、出店で焼いた魚介類や飲み物をいただきながら、熱い交流が行われました。
  

・せり
▽ステージではせりが行われ、盛り上がりました。
  ・2次会(県別)
 ■5月22日(日)
◇特別企画 9:00〜11:30
未来の必要〜「学習」から「教育」へ〜
    司会者  三浦 清一郎
登壇者  浅井 経子(日本生涯教育学会前会長、八洲学園大学教授)
服部 英二(国立教育政策研究所社会教育実践研究センター長)
森本 精造(代表世話人、NPO法人幼老共生まちづくり支援協会理事長)
正平 辰男(実行委員、純真短期大学特任教授)
▽三浦先生の司会のもと、登壇された4人の方の異なった考え方や立場が主張され、会場の一般の方の意見も取り入れられながら、意見交流が行われました。
  
◇総括閉会式 11:30〜12:00
  ・30周年記念総括スピーチ 「30年の歴史に見る社会教育・生涯学習関係者の活力の創造」
    古市 勝也 (実行委員、九州共立大学教授)
▽30年をとおして、「日程」「運営」の工夫やこの大会の特色として「受益者負担」「手弁当」「ふるさと特産品のせり」「県別実行委員会方式」の説明がわかりやすく述べられました。この大会のすばらしさを会場の皆さんで共有できました。
  
  ・閉会あいさつ
 裏方から見えた大会?30年の御礼 
 永渕 美法 (事務局、九州共立大学准教授)
▽大会を裏方で支えているボランティアスタッフや福岡県教育庁の方々、社会教育総合センターの職員に対しての感謝を述べられました。また、本大会の参加者数等の集計結果、そして31回大会日程のお知らせもありました。
▽参加者の皆さんが30回記念大会を振り返るとともに31回大会への想いを高める閉会式となりました。
  
   
参加者の声
 ◇研究発表について
・地域の活性化を、すばらしい発想術や、体を張った活動、ポジティブな取組みに、学ばせていただきました。
・高等学校が仕掛ける体験地域学の取組がユニークである。学校、子どもの主体的参加をポジティブにとらえた教師の支援策は熱意と成させたのだと思います。「金八先生」のような先生に生徒の前向きな姿がかいま見えました。
・パソコンによる発表が多い中で、模造紙で発表しているところに新鮮さを感じるとともに楽しく聞くことができた。(食育で一石五鳥の喜び広がる周南)
・どのような事業にあっても、身近なことやものから、地域力や家庭力を向上することができるということに気づかされた。


◇特別報告「30年:741事例の教訓」について
・「実践しないものはすばらしいデザインも受け付けない」と話されたこと。市民が決定する学習権が大切で、人々がやりたいと思うための発展が大切で、沢山のキーワードを提示くださいました。社会的解決することが必要なのだと強く感じます。
 ・現代のジレンマと将来への取組む姿勢を示しておられた。


◇特別企画:インタビュー・ダイアローグについて
・どうすれば地域の人々の夢を生かした活動にできるか、日々考えている。やがては自分も地域の活動をする上で、今自分のするべき課題と取り組むよい大会となりました。今は地域の声を生かした方法をみなと実践していくことに情熱をこめていきます。
・社会教育行政に長く携わっていて疑問に思っていたことに光がさしてきました。
・すばらしい方々のテンポの良いお話に魅了されました。


◇大会全体をとおして
・内容の濃い研究発表があり、多くの出会いがあり、有意義な研修になりました。
・是非続けていただきたいし、より多くの方々に参加させたいと思います。


成果と課題
・成果として、アンケートによる全体満足度は87%と高い数値を示しており、参加者はおおむね満足された大会となったと考えられます。
・課題としては、研究発表時の資料が不足する場面がありましたので、配付方法の検討を行う必要があります。また、大会要項をもっと早い時期に送付できるように努力してまいります。 


活動写真
↑開会式 ↑開会式 オープニングスピーチ 大島まな氏 ↑研究発表(分科会)
 
↑特産品 ↑記念パーティー ↑せり

インタビュー・ダイアローグ
 ←閉会あいさつ 永渕美法氏 
↑総括閉会式 30周年記念総括スピーチ 古市勝也氏