事業報告
 平成27年度
和き・合い・愛ファミリーキャンプ 第2回目     
 期 日  平成27年9月12日(土)〜13日(日)
 参加者  14家族(37名)
 事業目的
 知的障害のある児童・生徒とその家族を対象に、自然体験活動や集団で楽しみながら活動できるプログラムを通して、何事にも主体的に取り組む力や他者とふれあう力を育成するとともに、達成感を味わわせます。また、他の家族とのふれあいの場の提供や情報交換等を行い、子どもの自立に向けた支援の在り方等について改めて考える機会とするため開催しています。
 1日目
【和き・合い・愛 陶芸教室〜家族で陶芸体験をしよう〜】
  第2回目スタートの活動は陶芸体験です。当センターで活動されている水陶会の皆さんに教えていただきながら作品を作りました。粘土を捏ねたり、伸ばしたりしながら、お皿やコップ、キャラクターの形など、思い思いの作品を作り上げていました。集中して作品作りに取り組む姿が印象的でした。
 
 【家族で野外炊飯〜カレーライスをつくろう〜】
 野外炊飯では、カレーライスを作りました。野菜切りやお米洗いなど自分の担当する仕事を最後までやり遂げることができました。薪で炊き上げるなど普段とは違った環境での料理は貴重な経験となったことと思います。自分たちで作ったカレーライスの味は格別で、何杯もおかわりする姿が見られました。ご飯もルーもほとんど余りませんでした。
 
 
 【秋空キャンプファイヤー〜家族でキャンプファイヤーを楽しもう〜】
   野外炊飯で、カレールーを煮込む時間を利用してキャンプファイヤーを行いました。トーチを手にし、火床に火を入れてくれるお子さんや周りで火が上がるのを興味津々で見つめているお子さんなど反応は様々でした。レクレーションも楽しくできました。短い時間でしたが記憶に残る時間となりました。
   
   
 夜の活動
 大人と子どもに分かれて活動を行いました。
 ≪子ども創作活動〜月見だんごをつくろう〜≫
  子どもの皆さんは月見団子を作りました。豆腐と白玉粉を合わせてよく捏ねます。捏ねたものを小さく切り取り丸めていきます。丸めたものをゆで上げたら出来上がりです。陶芸体験で捏ねる体験をおこなっていたこともあり、捏ね方も随分上手になっていました。
   
≪保護者座談会≫ 
 保護者の皆さんは別会場で座談会をおこないました。第2回ということで少し打ち解けた雰囲気でスタートしました。今回はキャンプに参加されてからのお子さんの変化やプログラムについての意見を自由に出していただきました。また、日頃の子育てについて悩まれていることについても意見交換を行うことができました。また、福岡県教育センターの堀修二先生にも助言をいただくなど今後の子育てにつながる座談会となりました。
 
   
≪お月見deナイト≫ 
 月見だんごづくり、保護者懇談会終了後には、出来上がったお団子を全員で食べました。きな粉やあんこ、アイスをトッピング。センター特製ドリンクバーでジュースを注ぎます。団子を頬張ると自然と笑顔がこぼれていました。ほっと一息つくことのできる時間となりました。
 
   
 
2日目 
【篠栗探検隊!〜家族で篠栗めぐり〜】
 2日目は篠栗の観光地を巡る篠栗探検隊の活動を行いました。センターを出発し、各ポイントを巡りながら篠栗駅へ。そこで、切符を購入し電車に乗りました。城戸南蔵院駅で下車し、各ポイントを巡りながら清流公園へ。そこで昼食を食べてセンターまで戻ってくるという行程です。少し長い距離を歩いたため、子どもの皆さんにとっては少し困難な体験となりましたが全員、最後まで歩きとおすことができました。
 
 
 参加者の声
 陶芸の粘土こねや丸めには率先して参加できることもあり、楽しげでございました。
  カレーづくりがとても楽しかったです。子どもよりも親が楽しんでいました。
  初めての体験がもりだくさんでとても楽しんでいました。散策では、後半疲れていましたが、スタッフさんに励ましていただき頑張れました。 
1回目より大分慣れた様子でした。その分活動に集中もしやすかったようでした。笑顔もたくさん見られました。
 
 全体をとおして
 今回のキャンプでは、1日目に「つくる」活動を、2日目は「あるく」活動を取り入れたプログラム構成としました。内容は盛りだくさんでしたが、第2回目ということもあり、見通しを持って取り組むことができた分、集中して取り組む姿も増えたように感じます。今回は、楽しみながらも、日常生活の中に生かせる経験を積むことができたのではないかと感じています。
参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。