事業の報告 (平成25年度)
子どもボランティアサークル「タイミング」 第1回ファーストキャンプ
 

 9月14日から16日にかけて「子どもボランティアサークル『タイミング』」第1回ファーストキャンプを「玄海の家」と海洋体験施設うみんぐ大島にて行いました。
 『タイミング』は、様々な体験活動を通して環境やボランティアについて考え。小さなボランティアのタイミングを学ぶことを目的とし、年間3回シリーズで行っています。

 ファーストキャンプは、自然体験活動を通して「玄海」の豊かな自然とふれあい、環境について考え、子どもたちにできるボランティア活動の場を提供しました。
 ファーストキャンプでは、「玄海」の豊かな自然とふれあうために「玄海の家」に隣接する海での海水浴や海洋体験施設うみんぐ大島での魚釣り体験を行い、「玄海」の自然を楽しむ子どもたちの様子を伺うことができました。特に魚釣り体験では初めて魚釣りをするという子どもも多く、魚が糸を引く感触を得ることができたようです。
 環境について考え、子どもたちにできるボランティアについて考える機会を与えるために、福津市うみがめ課の品川先生には福岡県の海の変化についての話をしていただきました。私たちに多くの恵みを与えてくれる海は、人間による海洋汚染などの影響を受けやすく、海の環境悪化が進行しているという現状を知り、「魚たちが心地よく暮らせる海にしたい」などの子どもの声を多く聞くことができました。
 また、希望ヶ丘高校の中西先生とボランティア部の方々には実際にボランティア部が行っているトイレ掃除や介護体験などのボランティア活動の紹介や「大きな心で小さなボランティア」などボランティアを行うときに心がけていることなどの話をしていただきました。話を聞いた子どもたちからは「私たちの知らないところでボランティアをしている人がいてびっくりした」、「支え合うことが大切だと思った」などの意見を聞くことができました。
  最終日には「玄海の家」に隣接する海浜の清掃を行いました。実際に砂浜にはガラスやプラスチック、ライターなどたくさんのゴミが落ちていることを知り、また海をもっときれいにしたいという意識からたくさんのゴミを拾うことができました。
 ファーストキャンプを終えて、「ボランティアはすごくいい気分になるんだとわかった」や「楽しみながら自然のことを知れて本当によかった」、「自分にもできることができたからよかった」という子どもたちの意見からも、報酬を得ることを目的とした時とは違った、やりがいや達成感を味わうことができたキャンプになったと思います。