事業の報告  (平成21年度  2 )
英彦山紅葉トレッキング
青年リーダー・ボランティア研修
高校生ボランティア研修
ひこさんチャレンジ探検隊
ひこさんチャレンジキャンプ
ひこさんわくわくキャンプ
英彦山ファミリーアドベンチャー
英彦山歴史・文化探訪

    英彦山紅葉トレッキングT  U(フォトトレッキング)  V         英彦山新緑トレッキング
平成21年11月 8日(日)
参加者
登山Aコース 41名  散策Bコース 36名  計77名
事業内容
 本事業は、英彦山の魅力である紅葉シーズンに合わせて、山歩きをしながら、心身のリフレッシュを図ることを目的としています。各回(全3回)、それぞれ特色のある英彦山の特色を活かしたコースを設定してトレッキングを行いました。
 トレッキングTは、“学びながら山歩き”をテーマに、英彦山の自然植物を学ぶ登山A「北岳ぶな林」コース、史跡や仏閣を巡る散策B「英彦山神宮表参道」コースを用意しました。Aコースは、福岡県環境教育アドバイザーの熊谷信孝氏に随行していただき、英彦山のブナ原生林の保全と環境問題などについて詳しく教えていただきました。Bコースは、地元添田町観光ガイドボランティアの早田利光氏の案内説明によって、県指定重要文化財の英彦山神宮奉幣殿や国指定名勝の雪舟庭園などを見学しました。
参加者の声

〜〜〜登山Aコース〜〜〜

何度も登った山ですが、説明を聞き、新たな発見があり、楽しみが増えました。
今回初めて参加しましたが、非常に興味深く参加させていただきました。
熊谷先生のお話が聞ける機会があれば、是非また参加したい。
英彦山のよさを再度確認できました。
初めて青年の家に宿泊したが、規律ある生活もまたにはしてもよいと感じました。
台風19号の影響のすごさを実感。熊谷先生の自然再生のお話に感動しました。

紅葉が大変素晴らしく、何気に通り過ぎる木々に理解を深めることができました。

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↑中岳山頂にて ↑出発前の集合写真 ↑熊谷氏より紅葉の話
↑杉の植林について ↑屏風岩付近にて ↑ブナの保全活動について

〜〜〜散策Bコース〜〜〜

初めて来ましたが、紅葉がきれいで、とてもよかったと思います。
お天気も良く、自然の中を解説を聞きながら歩いたのが良かったです。
初めて新聞を見て申し込みましたが、期待以上で大変よかったです。
紅葉がすばらしかったです。英彦山の存在すら知らなかったので、とてもいい経験になりました。明日から仕事が頑張れそうです。
初めての参加でとても感動しました。何もかもがいい思い出になりました。英彦山が大好きになりました。
絶好の時期と天候に恵まれ、大変素晴らしかったです。
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↑出会いのつどい ↑出発前の集合写真 ↑高巣原スキー場のススキ見物
↑政所坊庭園の紅葉見物 ↑財蔵坊にて昼食休憩 ↑雪舟庭園の紅葉見物@
↑雪舟庭園の紅葉見物A ↑花見ヶ岩からの絶景に感動
    英彦山紅葉トレッキングU

平成21年11月14日(土)

参加者

フォトトレッキング  43名

事業内容  トレッキングUは、“フォトトレッキング”を行いました。全日本写真連盟西部本部の橋光男氏、八丁 学氏、菊地洋行氏を講師にお招きして、紅葉撮影の基本的なテクニックを教えいただいた後、紅葉で有名な高住神社まで撮影実習に出かけました。実習後は、参加者の作品データをプロジェクターにかけて、全員で作品交流会を実施しました。
参加者の声 〜〜〜フォトトレッキング〜〜〜
一人で参加しましたが、どなたでも声をかけていただき、楽しく散策できました。

地の利を生かした企画だと思います。雪の時期もOKかも。
雨上がりの撮影トレッキングでしたが、しっとりとした感じの中の紅葉も素晴らしかったです。
非常によかったです。今後も(この企画を)続けて欲しいと思います。
先生の講座も分かりやすく、勉強になりました。
今まで“コピー”の写真ばかり撮っていましたが、これからはもっと好奇心を広げて、思想を盛り込めるように努力しようと思います。
他の人の写真(作品)も見ることができ、大変参考になりました。
写真をこんなに一生懸命に撮ることがなかったので楽しめました。

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↑出会いのつどいの様子 ↑写真教室の様子 ↑林道での撮影実習@
↑林道での撮影実習A ↑高住神社での撮影実習@ ↑高住神社での撮影実習A
参加者みなさんの
写真作品は こちら から

↑撮影作品を確認中 ↑うまく撮れたかな?
    英彦山紅葉トレッキングV
平成21年11月21日(土)
参加者  登山Aコース 53名  散策Bコース 30名  計83名
事業内容  トレッキングVは、“紅葉満喫トレッキング”と題して、紅葉や眺望を楽しみながら山歩きを行いました。登山A「英彦山眺望」コースは、日本山岳協会の瀧口文三氏と添田町観光ガイドボランティアの早田利光氏が随行し、中岳登山の案内や説明をしていただきました。散策B「南岳山麓紅葉」コースは、日本体育協会の園川陽造氏と添田町観光ガイドボランティアの井上辰彦氏が随行し、南岳の名所である鬼杉(国指定天然記念物)や英彦山修験道の発祥である玉屋神社、英彦山大権現庭園などを見て回りました。
参加者の声 〜〜〜登山Aコース〜〜〜

新聞で見てなかったら(本事業を)知らなかった。知って良かったと思っています。今度は他の人も誘ってみたいと思いました。

前泊では、青年の家職員による「ほら貝吹き」などを実演があり、心温まりました。
20年ぶりの英彦山登山でしたが、随分と木が枯れているのには驚きました。でも、登山は大変楽しかったです。
いい汗をかいて、リフレッシュできました。
きつかったけれど、運動になりました。鹿や花・木の実など自然がいっぱいあってよかったです。
登山の先生、ボランティアの方などスタッフ皆さん、ありがとうございました。紅葉が終わっていたのは残念でしたが、他はすべて満足でした。また、楽しみにしています。
一人ではなかなか来れないので、こういう機会をつくっていただきありがとうございました。
11月でこんなに寒いとは思いませんでした。次回はしっかり準備して参加します。
↑出発前の集合写真 ↑ストレッチを入念に ↑林道から出発 ↑登山中のひと休み ↑山頂の雪に大喜び
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↑中宮でひと休み ↑もうすぐ山頂到着 ↑中岳山頂で ↑奉幣殿で登山の安全をお礼


〜〜〜散策Bコース〜〜〜

今回が初めての参加でしたが、自分なりに完走できて良かったなぁと思いました。

官・民共同(青年の家と添田町観光ガイドボランティア)の連携は良かったです。
青年の家スタッフの配慮に感謝します。今回のメンバー以外にも広くPR(告知)していったらよいと思います。
添田町観光ボランティアの方によい話をしていただきまして、ありがとうございました。
自分達では行けない所まで行けて嬉しく思いました。お世話になりありがとうございました。
前日から一泊して食事し楽しい一夜でした。紅葉もまだきれいな所があり、とても一日楽しかったです。
久しぶりに童心に戻って楽しかったです。
登山の休憩では、園川先生から“給水の取り方”や“山歩きのペースと脈拍数”などを楽しく説明して教えてくださり、ありがとうございました。


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↑玉屋神社にて集合写真 ↑出発前のストレッチ ↑鬼杉にて
↑もみじの絨毯を歩く ↑玉屋神社で昼食休憩 ↑英彦山修験道の話を聞く

全体をとおして
 本年度は、(前泊も可能な)日帰りのトレッキングを計3回開催しました。山麓の冷え込みが早く、11月21日のトレッキングVは、紅葉の終わり頃を迎えていました。それでも、全3回で203名の方々がご参加下さいました。山歩きをとおして、参加者に心身のリフレッシュをしていただきながら、秋の英彦山の魅力を多くの方々に知っていただきたいと願い、各回それぞれに特色のあるコースを企画しました。実施後のアンケートでは参加者の方々から高い評価をいただきましたが、その一方では、参加者の防寒対策や山歩きのペース配分など集団行動での課題も残されました。今後は、参加者の方々のご意見を参考にして、さらに満足のいただける事業にしてまいりたいと思っています。


   青年リーダー・ボランティア研修 
平成21年6月27日(土)〜28日(日)
参加者
64名
事業内容
 「青年リーダーボランティア研修」は、高校生をのぞく18歳以上のボランティアに興味のある方を対象に行っています。この研修では、体験活動を行うための指導技術を高めることや体験活動を行う時の支援の方法を知ることを目的にしています。さらにボランティア活動に関する基本的な知識を身につけることを目指しています。
 今回の研修Tでは、「ボランティア活動について」という演題で、福岡県・NPOボランティアセンター専門相談員の今村晃章氏に講演していただき、ボランティアの基本的な考え方やどんなボランティア活動が行われているのかなどを知るためのプログラムを用意しました。
 また、研修U、V、Wでは、体験活動協会FEAの理事長 谷 正之氏、事務局長 徳永英幸氏の2名をお招きし、野外調理やキャンプファイヤー、自然を生かした体験活動など、体験を通して指導技術を高めることや支援の方法などについて指導していただきました。


1日目

研修T「ボランティア活動について」


 今村晃章氏に、ボランティアの歴史や考え方、活動する上での留意点などをご自分の経験を交えてお話しいただきました。ボランティア活動を新たな視点から振り返ったり、ボランティアについての知識を深めたりすることができました。

研修U「野外調理の指導法」

 谷正之氏、徳永英幸氏から野外調理を行う上での基本的な技術を受け、実践しました。ナタを使うときの留意点や子どもに指導するときのポイント、火の付け方、環境に視点を当てた調理のさせ方等、実践に生かせる内容でした。

研修V「キャンプファイヤーの指導法」


 キャンプファイヤーの意味や子どもたちを火に近づけないようにするための注意の仕方、レクリエーションの行い方などを谷正之氏、徳永英幸氏に実践を交えて指導していただきました。参加者は、実際に自分たちが体験することをとおしてレクリエーションやスタンツの流れを確認したり雰囲気の作り方を学んだりしました。途中から、雷が鳴り始めたため、途中からキャンドルの集いに切り替えましたが、参加者はキャンプファイヤーとキャンドルの集いの両方を味わうことができ、より有意義な時間になりました。

2日目
研修W「自然を生かした体験活動」

 二日目は、英彦山の自然を生かした体験活動を谷正之氏、徳永英幸氏に実践を交えて指導していただきました。普段、何となくしか見ていない自然に目を向けさせるのに最適なゲームで、しかもグループ内に会話が自然と生まれる内容であったため、ぜひ実践で役立てたいという感想が多くの参加者からありました。

参加者の声
ボランティアについての知識が深まりました。自己を振り返る良いきっかけになりました。
新しい発見がたくさんあり、とてもためになりました。何らかの形で今後に生かしたいと思います。
「木をかまどで安全かつ簡単に割る方法」、「効率よく火を付ける方法」「グループの中でそれぞれ役割を決め、みんなで行う重要性」などがよくわかりました。
火のつけ方、無駄を減らす片付けの方法など、「ただ楽しくキャンプをするだけ」という目的では、得ることのできない知識を得ることができました。
すぐに子どもたちと一緒に野外調理したくなる内容でした。
薪の組み方によって火が変わるということを初めて知りました。点火の方法について前よりわかったと思います。
「厳粛な雰囲気から明るく盛り上げていく方法」、「子どもを危険から回避させるための注意の促し方」がよくわかりました。
レクのやり方、声の出し方、雰囲気の作り方などいろいろ学ぶことができた。これからの自分の活動の基盤としていきたいと思います。
スタンツをどのように行えばいいかがわかりました。
自然が学習の場となり遊び場となるすばらしいメニューだったと思います。アレンジして実践してみたいです。
子どもたちがいかにして自然に興味を持つか、どうやったら興味を持ちやすいかわかりました。
全体をとおして
 今年度の研修では、火のおこし方やナタの使い方の指導方法など、野外調理の時どのように指導するといいのかを実践を通して学べたり自然を生かした体験活動を体験を通して学んだりすることができ、参加者の皆さんは、とても生き生きと活動をしていました。また、講師の先生の計らいで、けが人が出たときの対応の仕方についてもお話しいただき、参加者は大変満足していました。大変充実した2日間となりました。
   高校生ボランティア研修 講座V      講座U(7/18〜7/20)   講座T(6/13〜6/14)
平成21年10月31日(土)〜11月1日(日)
参加者 参加者(319名)
 10月31日(土)〜11月1日(日)高校生ボランティア講座V・・41名
 11月1日(日)高校生ボランティアフォーラム・・278名

事業内容
 「高校生ボランティア研修」は、ボランティア活動に関する基本的な知識や技能について体験をとおして学び、ボランティア活動への意欲を高めることを目的に実施してきました。さらに、ボランティアに取り組んでいる人との出会いや、同じ目的を持つ仲間との交流などをとおして、進んでボランティア活動に取り組むことができる高校生の育成を目指しました。
今回の講座Vは、講座T・Uで学んだことをいかし、平成21年度「高校生ボランティア研修」のまとめとして、また、ボランティア活動を広げる場として「知・徳・体が育つボランティア実践〜高校生が考えた未来につながるボランティア〜」をテーマに、「高校生ボランティアフォーラム」を開催しました。このフォーラムでは、企画・運営を高校生自らが行うことをとおして、ボランティア活動への理解や考え方を深め、さらに地域や身近なところで積極的にボランティア活動を行おうとする実践力につなぐことをねらいとしました。このことが、研修後もボランティアを継続し、地域社会の一員として地域に根付くことにつながると考えました。
1日目 10月31日(土)

「伝えよう広げようボランティア!」
 まず、「高校生ボランティアフォーラム」を開催する目的や意義を全体で確認しました。「高校生ボランティアフォーラム」を開催することになったきっかけは、講座Uで「周りからボランティア活動について理解してもらえない」「ボランティア=ゴミ拾い?と思われていることが多い」「自分たちの好きなボランティア活動の良さを伝え、たくさんの人にボランティア活動を広めたい!」という意見が高校生から出たからです。そこで、自分たちが取り組んでいるボランティアの楽しさや素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらい、ボランティア活動を広げるために「高校生ボランティアフォーラム」を開くことになったのです。目的をみんなで確認した後、司会・進行、運営、実践発表、受付など、それぞれの役割分担に分かれて打合せを行い、仕事内容の確認や担当決めをしました。さぁ、準備開始です!
〈フォーラムについてみんなで確認しました〉 〈担当に分かれて打合せをしています〉
(実践発表の準備をしています) (司会の原稿を何度も読んで練習します)
(会場設営に大忙しです) (各学校の活動紹介コーナーができました)
  

スキルアップボランティア3
会場設営が終わったら、次はリハーサルです。リハーサルでは、本番どおりに練習していきます。自分の仕事を一つ一つ確認しながら、リハーサルに取り組みます。みんな真剣そのものです。明日の本番に向けて、高校生たちが一つにまとまっていきます。
〈発表係はパソコンの操作係と息を合わせます〉 〈司会は何度も台本をチェックします。〉
(照明係はフォーラムの流れを把握します) (音響係は音量チェックに余念がありません)
(緊張の中リハーサルは進みます) (納得できるまでリハーサルは続きました)

2日目 11月1日(日)

「Let'sボランティア3 高校生ボランティアフォーラム」
 2日目は、いよいよ「高校生ボランティアフォーラム」の開催です。当日は、来賓の方々をはじめ高校生などたくさんの人が参加し、会場は一杯になりました。高校生たちは、朝早くから積極的に準備に取り組み、フォーラムを成功させるために力を合わせてがんばりました。
実践発表では、「高校生ボランティア研修」を代表して「小倉工業高等学校」「中村学園女子高等学校」「福岡魁誠高等学校」の3校がパワーポイントを使って発表しました。ボランティア活動についての自分たちの考えや活動を通して学んだことなどを会場の参加者にしっかり発信することができました。また、講師の福岡YMCAの上久保昭二先生と九州女子短期大学の大島まな先生が、高校生の発表にコメントしながら、会場の参加者にボランティア活動についてわかりやすく説明してくださいました。
その後は、「音楽をとおしたボランティア」と題して、精華女子高等学校吹奏楽部による演奏会を行いました。精華女子高等学校の櫻内教昭先生と吹奏楽部の皆さんの素晴らしい演奏で、会場は大変盛り上がりました。
閉会式では、高校生ボランティア研修に参加した高校の代表が、「皆さんもボランティアの一歩を踏み出して、自分たちの仲間になって下さい!」と、ボランティア活動への参加を呼びかけるメッセージを送り、フォーラムは終了しました。
高校生たちが、自分たちの力で運営したフォーラムは大成功で幕を閉じました。

〈たくさんの方が参加してくださいました〉 〈堂々とステージで実践発表しました〉 (講師の先生方がコメントします)  
(自分たちの考えをしっかり伝えました) (精華女子高校吹奏楽部の皆さんです)   (素晴らしい演奏と演技が続きます)
(会場は大盛り上がりです)     (高校生からメッセージを送りました)


参加者の声

(高校生ボランティア研修の参加者)
ボランティアフォーラムは良かったです。思ったより多くの人が参加してくれていたけど、もっとたくさん人を呼べば、きっとボランティアのイメージを変えることができると思いました。

1日目から「高校生ボランティアフォーラム」のためにリハーサルを重ねて忙しかったです。でも一人一人が責任持って役割を果たしていたので素晴らしいものを見せることができたと思います。お客さんにボランティアについて伝わっていて欲しいと思いました。
司会は難しく、とても責任があり大変な仕事でした。でも、終わったとき、たくさんの方に「良かったよ」とほめてもらってとても嬉しかったです。
ボランティアフォーラムで上手く発表することができました。会場係や受付などで支えてくれた皆さんに感謝します。発表も大切だけどそれ以上にみんなで支えあうことが大切だと思いました。
リハーサルが上手くできて、当日の本番でも上手くいったので良かったです。積極的に活動できたことが楽しくて、これからの学校生活でも活かしていきたいと思っています。
この活動をとおして、ボランティアについて少しでも多くの人が知ってもらえたらいいです。
研修に参加するまでは、ボランティアへの興味は無かったけど、研修でボランティアの楽しさを学ぶことができたので、これからいろんなボランティアへ参加したいと思いました。とても楽しくて最高の思い出ができました。
言われたことばかりをやるのではなく、自分から仕事を見つけてやるのが大切だと思いました。ボランティアに来た人と交流して、自分の視野を広げることができたので良かったです。
楽しかったです!最高でした!第1回〜第3回をとおして、かけがえのないものを得ました。ありがとうございました。
高校生やボランティアに参加したことがない人に対してボランティアの良いところをしっかりと言えたし、ボランティアに参加して分かったことを来てくれた方々に理解していただけたらとても嬉しいです。そして何より、これから先は、ボランティアが素晴らしいということを、たくさんの人に伝えていきたいと思いました。今回参加できて、本当にためになりました。ありがとうございました。

高校生ボランティアフォーラムの参加者)
自分の生活を見直すことができ、自らボランティアに参加することの大切さを改めて知ることができました。精華女子高等学校の演奏もとても楽しく素晴らしかったです。(高校生)

各学校のボランティア実践について知ることができ、考えていたよりも簡単にできるものなんだと思いました。これから身近にあるボランティアを少しずつでもやっていけたらと思いました。(高校生)
ボランティアとは、清掃活動だけではなく、子どもと関わることもボランティアだと分かりました。精華女子高校の演奏もすごかったし楽しかったです。(高校生)
ボランティアのイメージが変わりました。活動したいです。(高校生)
部活でボランティア活動をしていても気付くことができないことに気付けました。今後は、今日学んだことを活かして、ボランティア活動に参加したいです。(高校生)
ボランティアを通じて人の心にふれ合うことができたらいいなと思いました。(高校生)
同じ高校生とは思えないぐらい、しっかりとした意見を持っているなと思いました。(高校生)
普段から部活でボランティアをしていますが、他校の活動をとてもわかりやすく聞くことができました。また、私たちも話し合いながら、よりよい活動をしていきたいと思います。(高校生)
ボランティアについて改めて知ることができました。ボランティアは楽しいく活動することが重要だと思います。自分自身が行動することが大切だと思いました。(高校生)
これからボランティアに参加しようと思いました。精華女子高校がとてもきれいでした。(高校生)
今までボランティアのことをよく知らなかったけど、知ることができました。(高校生)
ボランティアについてより理解が深まったので良かったです。精華女子高校の演奏がすごくて、とても盛り上がりました。(高校生)
それぞれの学校がとても仲良く見え、楽しそうでした。(高校生)
ボランティアの発表も演奏もとてもすごくて、よかったと思います。(高校生)
何気なく見たり聞いたりしているボランティアは、自分が思っている以上に大切なものと分かりました。私も活動してみたいと思いました。(中学生)
とてもわかりやすく理解できました。ボランティアに興味が持てて深めることができたから、これからも続けて欲しいと思います。(小学生)
色々なところで活動してあるんだなぁと思い感心しました。これからも頑張ってください。(会社員)
全体的に内容がつまったものでした。とても良いと思いました。(ボランティア団体)

全体をとおして
「高校生ボランティア研修」では、自分も相手も共に成長できる「共成」をテーマにボランティア活動を推進してきました。青少年が社会性や豊かな人間性を培っていくためには、様々な体験の中で多くの人と関わり、他人に共感したり、自分が大切な存在であり社会の一員であることを実感したり、思いやりの心や規範意識を育むことなどが必要です。ボランティア活動は、青少年自身が社会や人に必要とされる経験をすることで人格の発達を促すとともに、社会参加の過程を通じて問題解決能力を育むなど、「生きる力」を獲得するために有効な体験であるといわれています。
高校生にとってボランティア活動に参加するということは、何より社会参加であることと、様々な人と出会えることに大きな意義があると思います。それは、ボランティア活動をきっかけにたくさんの人と出会い、様々なことを学べる機会を得ることができるからです。ボランティアに参加すればするほど「学びの機会」が増え、自分のスキルを高めたり、視野を広げたりすることにつながり、自分自身を成長させることができます。そして、ボランティアされた人たちも、活動をとおして目的が達成できるから成長できるのです。つまり、自分のためになり、結果的に相手のためにもなる、「みんなが幸せになる」活動がボランティア活動だと考えます。
「高校生ボランティア研修講座V」では、住んでいる地域も学校も様々な高校生41名が、ボランティア研修をきっかけに集まり、「ボランティア活動を広める」という目的で協力し合い「高校生ボランティアフォーラム」という大きなイベントを成功させることができました。
高校生たちは、短い時間にもかかわらず、目的に向かってみんなで力を合わせ、イベントをやり遂げました。一人一人が、何にも代え難い達成感や満足感を味わうことができ、ひとまわりもふたまわりも成長できたと思います。そして、何よりこの研修に参加しなければ出会うことがなかったかもしれない、ボランティア活動に取り組むかけがえのない仲間たちを得ることができました。高校生たちの姿から、ボランティア活動の素晴らしさを改めて感じることができました。   
この講座Vで、平成21年度「高校生ボランティア研修」は終了します。しかし、研修で学んだことや仲間との思い出は、高校生たちの心にいつまでも残るものだと思います。これからも、学校や地域で積極的にボランティア活動に取り組みながら、ボランティアの楽しさや素晴らしさをまわりに伝え、もっとたくさんの人にボランティア活動のネットワークを広げていくことを期待しています。


  ひこさんチャレンジ探検隊 
本キャンプ 平成21年 7月27日〜8月5日 ※[ ]は宿泊場所
参加者・支援スタッフ
参加者 37名(男子31、女子6)
支援スタッフ 4名(男性3名、女性1名)
事業内容
 水、環境をテーマに9泊10日の移動型の長期キャンプを行いました。福岡県内の小学校中学校から多くの参加者があり総勢37名で取り組むことができました。
 英彦山青年の家をスタートし、県立少年自然の家「玄海の家」で海体験を行い、遠賀川を上り彦山川では川体験、そして最後に英彦山登山を体験し、海川山の自然のすばらしさを体感しました。
 自然の中で長期間の共同生活や、海、川、山のそれぞれのフィールドでしかできない様々な体験活動をとおして協力や自主性、忍耐を学ぶことができた10日間でした。


1日目(7月27日)[福岡県立英彦山青年の家]
○開講式
○仲間づくり1(行動社会化経験プログラム)

2日目(7月28日)[福岡県立英彦山青年の家]
○仲間づくり2(行動社会化経験プログラム)
○野外調理1 (班別に協力しカレーを調理)

3日目(7月29日)[福岡県立少年自然の家「玄海の家」本館]
○海体験1  (勝浦浜でのスノーケリング)

4日目(7月30日)[福岡県立少年自然の家「玄海の家」キャンプ場]
○調理体験  (魚のさばき方)
○海体験2  (ボディボード体験)
○野外調理2 (各自、魚をさばいて夕食づくり)

5日目(7月31日)[福岡県立少年自然の家「玄海の家」キャンプ場]
○海体験3  (大島でのスノーケリング・海水浴)

6日目(8月1日)[添田町立英彦中学校 運動場テント泊]
○買い物体験 (夕食・朝食の食材の買い出し))
○川体験1  (遠賀川下流域・彦山川中流域での水質調査、水生生物調査、沢遊び) 
○野外調理3 (各班、買い出しを行った食材で調理)
○幕営    (各班、テントを設営し就寝)

7日目(8月2日)[福岡県立英彦山青年の家キャンプ場]
○テント整理 (テントの片付け)
○野外調理4 (各班献立を計画し、買い出しを行った食材で調理)
○川体験2  (彦山川上流域での水質調査、水生生物調査、沢遊び)
○野外調理5 (各班1品ずつ担当して全員分を調理) 

8日目(8月3日)[福岡県立英彦山青年の家キャンプ場]
○野外調理6 (ホットドッグ)
  ○森体験1  (英彦山登山 北岳鞍部でのブナ林の説明)
  ○野外調理7 (各班1品ずつ担当して全員分を調理)

9日目(8月4日)[福岡県立英彦山青年の家]
○伝統工芸体験(英彦山がらがら鈴づくり)
○野外調理5 (お別れパーティー)
○キャンドルのつどい

10日目(8月5日)
○体験のまとめ
○ひこさんチャレンジ探検隊 保護者への体験報告会

生徒たちの感想
初めてあった友達とゲームや自己紹介で仲良くなれてよかったです。
不安や緊張があったけどゲームなどの仲間づくりをとおして楽しく活動ができた。
野外調理のカレー作りでは班の人と協力しておいしいカレーができました。
海でのスノーケリングでは、少し寒かったけど楽しかったです。
マリンワールドの森さんの話は、海の生物がたくさん出てきて勉強になりました。
ボディボーで波に乗れて砂浜まで行けたときは楽しかった。
魚のさばき方を始めてみました。簡単そうでしたがやってみたらとても難しくてうまくできませんでした。
初めて大島へフェリーで渡りました。海の色が全然違いきれいでした。そこでいろんな魚を見ることができました。
水質検査で色が変わって行くのにびっくりしました。水を汚さないようにしたいと思いました。
川でスノーケリングしたときは、魚がいました。網で捕まえようとしたら逃げられました。
登山の時は、あきらめそうになったけど、みんなと一緒にがんばって登って頂上に着いたときはうれしかったです。
英彦山がらがらにいろんな大きさや魔よけの意味が留事を初めて知りました。あまり上手にがらがらを作れませんでした。
きつかったけど楽しいキャンプでした。いろんな友達ができました。
全体をとおして
 9泊10日という長い期間子どもたちは、共に生活をし、頑張ってきました。7月27日に初めて全員が顔を合わせ、班ができ生活と活動が始まりました。最初はぎこちなかった彼らも、時間とともにうちとけ合い支え合う雰囲気へとなりました。スタッフも同様で不安と期待の中、活動がスタートし、時間とともに動きが良くなり子どもたちへのサポートがスムーズに行えました。
 活動のメインは、海、川、山での「水」「環境」をテーマにした活動が多かったため、 天候には悩まされました。梅雨明け近いと思われた天候も、雨が降り風が吹きそのため 計画変更を余儀なくされましたが、子どもたちにとっては、それもまた良い体験になったようです。海の活動では、いろんな生き物を捕まえて観察することができました。
 川の活動では、遠賀川下流での水質調査を行い、色の変化に驚き、水の汚れを確認することができたようです。彦山川上流域では、あまりに水が冷たくて活動時間は短かったですが、美しくすみきった水の中で、楽しく沢体験を行うことができ、自然のすばらしさを体感することができたと思います。
 山の活動では、水源でもある英彦山登山を行いました。北岳の鞍部ではブナ林の説明を受け、山の木々が水を蓄え川から海へとつながっており、山の自然を守ることは水を守ることにつながっていることを学びました。
 体験報告会では、迎えに来られた保護者の方の前で、班で協力しまとめた内容を元気よく発表することができました。全員気持ちのこもったすばらしい報告でした。
 子どもたちは、この10日間で協力すること、我慢すること、ルールを守ること等を学んだのではないかと思います。日に日に成長し変化して行った子ども達。今後もこの9泊10日を忘れずに、いろんな事にチャレンジして学んで行ってほしいと願っています。