(平成22年度)
1.英彦山新緑トレッキング 2.英彦山紅葉トレッキング 3.英彦山歴史・文化探訪 4.ひこさんチャレンジキャンプ
5.ひこさん環境調査隊 6.集まれちびっ子「ひこさんわくわく小天狗塾」 7.ひこさんわくわくキャンプ
8.ぶらり英彦山フォト教室 9.英彦山キャンプ塾 10.チャレンジ!冬山登山! 11.青年リーダー・ボランティア研修
12.高校生ボランティア研修 13.ひこさん里山ファミリー体験 14.長期自然体験活動モデルプログラム普及・啓発事業(調査研究) 15.ひこさん紅葉まつり

  12.高校生ボランティア研修会  平成22年12月4日(土)〜5日(日)  > 講座T
 「高校生ボランティア研修会 講座V」「第2回高校生ボランティアフォーラム」 
参加者(一般参加者) 「高校生ボランティア研修会 講座V」・・・・・44名
「第2回高校生ボランティアフォーラム」・・・153名
事業内容
 昨年度は「伝えよう・広げようボランティア」をキーワードに,「楽しさ・良さ・考え方」「広げる」という目的で「高校生の視点からのボランティア活動とは何か?」で開催しました。今年度の「第2回高校生ボランティアフォーラム」では,さらにこの活動を一歩進めるために,これまでの地域実践を大切にしつつ国際化という視点から「世界のボランティア活動を知る」「海外から見た日本のボランティア」をテーマに,諸外国の活動と日本の活動の違いを認識し,国際的な感覚と視野を持たせ今後のボランティア活動をさらに広げていくために開催しました。
研修の様子

●1日目(研修T)
 体験活動「交流実習」 

まず,海外で幅広く活躍されてきた財団法人オイスカ西日本研修センター研修生,チコ・コ・ラット氏,福岡県立嘉穂総合高等学校常勤講師元青年海外協力隊,竹元亮氏,遠賀町教育委員会外国語補助教員ラルフ・シュリオク氏によるボランティア活動などの体験談を伺いました。生徒たちからは,海外と日本のボランティアの違いや,苦労したことなど質問が出て,交流を深めるとともに色々な形で取り組まれていることを学習しました。また,交流実習をとおしてコミュニケーション能力を養い,交流の大切さなどを学びました。
最初は皆さん慣れていないためか戸惑うことも多かったようですが,最後には,お互い自由に意見交換が進んでいたようです。(写真1〜2)
写真1:交流実習@) 写真2:交流実習A

●1日目(研修U) 講話「循環型社会の形成と海外ボランティアについて」 講師 たいら由以子氏


「ボランティアのススメ」では,NPO法人循環生活研究所事務局長たいら由以子先生のご指導のもとダンボールコンポストを活用した国内での活動(循環型生活の実践)や,ネパールでの生活改善活動など国内外でのボランティア活動の経験について講話をいただき,その中で,自らが積極的にボランティアに取り組むことの大切さを改めて学ぶことができました。(写真3〜5)                  
写真3:講話@ 写真4:講話A 写真5:講話B

●1日目(研修V)
 実習「広げようボランティアフォーラムネットワーク」  

 「第2回ボランティアフォーラム開催準備」では,各生徒ともはじめての経験で,はじめのうちは戸惑うことが多く,指示を待ちながら取り組んでいましたが,活動が進むにつれて自分なりに考えて行動でできるようになっていました。何度も繰り返したリハーサルの時には色々な意見を出し合い仲間と協力しながら取り組むことの大切さや最後にはイベント運営の基本的な知識や態度など学んだようでした。(写真6〜8)
写真6:会場準備風景@ 写真7:会場準備風景A 写真8:リハーサル風景

●2日目(研修W)
 実習「広げようボランティアネットワーク」 

 「第2回高校生ボランティアフォーラム」実践発表では,「テーマ:NPO法人としての取り組み」(福岡県立福岡農業高等学校),「テーマ:筑豊花と緑・笑顔いっぱい計画」(福岡県立嘉穂総合高等学校),「テーマ:地域に根ざしたボランティア活動」朝倉光陽高等学校の3校に,ボランティア実践の内容を発表していただきました。どの発表もとても素晴らしく会場の皆さんにも好評でした。(写真9〜12)
次に前日につづき,各講師の先生からのわかりやすくご自身の活動内容を伺い,高校生に向けて温かいメッセージをいただき,最後に九州女子短期大学准教授大島まな先生より,高校生へのメッセージと実践発表の感想を含めボランティアについてわかりやすくまとめていただき,今後のボランティア活動の励みになりました。(写真13〜14)
「音楽をとおしたボランティア実践♪」では精華女子高等学校吹奏楽部の皆さんの演奏をしていただきました。演奏は,とても迫力があり,参加の生徒たちも一緒に盛り上がり,会場全体が一つになったのを感じました。(写真15〜20)
この第二回高校生ボランティアフォーラムの運営をとおして生徒たちも真剣に取り組み,今後のボランティア活動に向けて自信がついたと思います。(写真21)
写真9:実践発表風景@ 写真10:実践発表風景A 写真11:実践発表風景B
写真12:実践発表風景C 写真13:メッセージ風景@) 写真14:メッセージ風景A
写真15:演奏風景@ 写真16:演奏風景A 写真17:演奏風景B
写真18:演奏風景C 写真19:演奏風景D 写真20:演奏風景E)
写真21:全体集合

参加者の声
この研修を機会に他校の皆さんと知り合いになれて良かった。
これからも色々なボランティアに参加していきたい。また,人と人との出会いやコミニュケーションの大切さを痛感しました。
高校生になって他の学校の人と交流する機会が今までになかったので今回の体験はとても新鮮に感じられてとても楽しかったです。
今回初めて参加して,他の高校との交流を深めることができ,どのような活動をしているのか知ることができました。
人生はじめてのボランティア活動だったので,不安でしたが今回の研修をとおしてたくさんの事を体験させていただき自分にとっていい経験ができました。
全体をとおして
 交流実習については,それぞれの分野から講師を招いて海外での実体験を元に貴重な話を伺うことができ,生徒たちもボランティアに対する興味や関心が更に深まり熱心に聞き入っていました。このフォーラム形式でのイベント運営実習ついては,初めて体験で最初は戸惑うことも多かったように思いますが,活動が進むにつれて各自責任をもって運営にかかわりそれぞれの業務やリハーサルを夜遅くまで取り組み,本番のフォーラムでは自信を持って積極的に取り組んでいました。
 実践発表の内容についても3校それぞれに特徴があり学校で学んだことや研究している内容にふれて生徒たちにも好評で,自分たちでも取り組めないだろうかなど意見が出ていました。また,講話や実習をとおして,お互いに交流を深め,ボランティア活動に対するや悩みや考え等情報交換をすることができたようでした。それぞれの学校や地域に戻って今後の活動に自信を持って活かしてくれると思います。