事業の報告 平成26年度
  8.青年リーダー・ボランティア研修in英彦山
 
期 日  平成26年6月21日(土)~22日(日)

参加者 22名

プログラム
第1日目【6月21日(土)】
 時  間 活 動 内 容 
13:00~13:30 開講式
13:40~14:10 研修1 講義「プレイリーダーとしての心得」
講師 九州あそびの研究所所長 中島 宏 氏

青年リーダー及びプレイリーダーとして求められる資質や能力について学習する。
14:20~16:40 研修2 講義・実践「安全管理と緊急時の対処法」
講師 九州あそびの研究所所長 中島 宏 氏

楽しみながら信頼関係を築く新しい体験学習を取り入れた仲間づくりの指導者としての考え方を体験する。
体験活動をとおした安全管理と緊急時の対処法についての実践を行い、理解を深める。
17:00~17:15 「夕べのつどい」
17:30~18:30 夕食、入浴
18:30~19:20 「キャンドルのつどいリハーサル」

1、3部のリハーサルを実施する
グループごとにレクリエーションについて考える。
19:30~21:00 研修3 体験活動「キャンドルのつどい」
指導 青年の家スタッフ

実践をとおして、人間関係づくりに必要な知識・技術の習得をする。 
21:00~22:00 研修4 協議「振り返り」
指導 青年の家スタッフ

グループごとに本日の研修を振り返る。
22:00~22:30 「情報交換会」

仲間との交流を行いながら、今後の活動に役立つ情報を収集する。
※アンビシャス運動の取組を知る。
※英彦山青年の家学習ボランティア「やまびこ」の活動を知る。

第2日目【6月22日(日)】
 時  間 活 動 内 容 
7:15~ 7:30 「朝のつどい」
7:30~ 8:20 朝食、退所準備
8:30~11:00 研修5 体験活動「クラフト活動の指導と安全管理」 
指導 青年の家スタッフ

○クラフト活動(英彦山将棋)の製作をとおして、安全面や子どもの指導法について考える。
○「英彦山環境ボランティア」の参加者(小学生)に対し、クラフト活動(英彦山将棋)の実践的指導を行う。
11:20~11:45 閉講式
11:45~12:00 プレイリーダー2級修了証書交付式

活動の実際
《6月21日(1日目)》
研修1 講義「プレイリーダーとしての心得」
 子どもがいきいきと遊ぶことのできる環境をつくるプレイリーダーとしての心得について学習しました。遊びのリーダーではなく、遊ぶことの楽しさを伝えるリーダーであること。子どもの心や環境・社会状況を知ることから始まる楽しいプログラムづくりやつどいの心理と、その展開など考えを深めることができました。
         
↑心得について講義される中島先生  ↑講義を真剣に聴く参加者

参加者の声
・ 先生の講義は楽しく、レクリエーションの意味を知ることができました。
・ 今回初めての研修ですべてが新鮮でした。
・ 自分にできるのかチャレンジしたい。


研修2 講義・実践「安全管理と緊急時の対処法」
 「こんにちはゲーム」や「リズムアーチ」などのレクリエーションを体験し、楽しみながら信頼関係を築く仲間づくりの指導者としての考え方について学びました。また、「ガンダムゲーム」や「雪山捜索隊」のレクリエーションをとおして、安全管理と緊急時の対処法について考えました。次から次へとレクリエーションが展開され、そのテンポの良さに驚かされました。
      
↑レクリエーション「ガンダムゲーム」   ↑体験したレクリエーション

参加者の声
・ 子どもに対しての接し方について、深く考えさせられました。
・ 雪山捜索隊を通して、緊急時にいかに対処していくのかを学べて良かったです。
・ 様々な視点から考えることが大切であるということに気付きました。


研修3 体験活動「キャンドルのつどい」
 参加者全員で役割を分担し、第1部で火を迎える儀式、第2部でレクリエーション、第3部で火を送る儀式を行いました。第1部と第3部は粛々と進行され、第2部はグループごとに趣向を凝らしたレクリエーションが展開されました。
↑厳粛な雰囲気のキャンドルのつどい   ↑レクリエーション「犯人は誰だ!!」
      
 参加者の声
・ キャンドルのつどいの中身や時間配分等を体験できて良かったです。
・ レクリエーションを考えたり、実際に皆さんと一緒にするのが楽しかったです。
・ 周りを見て、考えて行動しないといけないことが学べました。

研修4 協議「振り返り」
 本日の研修内容の振り返りを行いました。グループで自由な意見を出し合い意見交換を行い、その意見をもとにグループごと話し合って発表していただきました。活発な話し合いが行われ、参加者のネットワークが広がりました。
↑グループで意見交換  ↑発表に向けて

                      
参加者の声
・ 振り返りをすることで、自分の中の意見も深められ、他人の意見も知ることができてよかった。
・ 一人ひとりそれぞれに違う考え方があり、勉強になりました。
・ 学生や社会人など、様々な立場の方々とお話することをつうじて、自然体験活動やボランティアに対する考えを深めることができました。 


《6月22日(2日目)》
研修5 体験活動「クラフト活動の指導と安全管理」
 最後の研修として、英彦山将棋の製作を行いました。4種類の駒を製作した後、実際に将棋の対戦を行いました。対戦後、子どもに指導する時の安全面や指導法について考えました。様々な意見をもとに実践編として「英彦山森林環境ボランティアⅠ」の参加者(小学生)に対し、英彦山将棋の製作指導を行いました。
 ↑駒を製作後、実際に対戦     ↑参加した小学生にクラフト指導

参加者の声
・ のこぎりなど使用する機会がなかったので、すごく為になったし、安全管理に気をつけたい。
・ 子どもに指導する体験から、指導方法や安全管理の在り方について有意義な学習ができました。
・ 子ども達の目線で行動しないといけないと思った。
 
全体をとおして
 「青年リーダー・ボランティア研修in英彦山」は、参加者が青年リーダーやプレイリーダーとして、アンビシャス広場や子ども会でのレクリエーションやクラフト活動等をリードしていただけることを目的として実施しました。プレイリーダーとしての心得や安全管理と緊急時の対処法について理解を図るために、本年度は、九州あそびの研究所所長の中島宏氏を講師として招き、御指導いただきました。
参加者は、二日間の研修をとおして、ボランティア活動を行う上での知識や実際に活用できる技能を身につけ、今後の活動に対して向上心を持つことができました。
今回身につけた知識や技能を活かし、青年リーダーやプレイリーダーとして一層御活躍されることを期待しています。