事業報告
 平成27年度
「筑豊地区読書活動推進セミナー」

 
 期 日  平成27年8月24日(月)
 参加者   58名
 日程
 
時程 内容
13:30
受付
13:50
開会行事
14:00


研修1〈説明〉
「読書の力を見直そう」
〜現状と課題から見えてくる今後の方向性〜
筑豊教育事務所 社会教育室 社会教育主事 三浦 風弥
14:20


15:20
研修2〈講話〉
「すべての子どもに読書の喜びを!」
 〜学校・家庭・地域・図書館の役割と今できること〜
講師 伊万里市民図書館 館長 古瀬 義孝 氏
15:30  研修3〈講話・演習〉
「POPは楽しい!手づくりPOPの魅力と作り方教室」
講師 かたやまPOP工房 代表 片山 茂  氏
16:30
16:45
 
閉会行事 

 活動の実際
【研修1】
 研修1では、国立青少年教育振興機構が平成25年3月にまとめた「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究報告書」からのデータを活用し、小中高生の読書活動に関する現状と課題、そして読書の効果について説明を行いました。また、本県の新規事業である「平成27年度子どもの読書活動充実事業」についても説明を行いました。
 
読書に関する現状と課題を説明している様子・説明を聞く参加者の様子
読書に関する現状と課題を説明している様子  説明を聞く参加者の様子

参加者の声
読書で前向きな人に成長するということで、読書と子どもの成長の関りと大切さを感じました。
子ども達が本を読まないというより、興味があるが、読書するまでの機会やきっかけがないということを知りました。図書館でも子ども達にもっと本に触れてもらう活動をしないといけないと感じました。
就学前から中学時代までに読書活動が多い高校生、中学生ほど「社会性」「自己肯定」など現在の意識・能力が高い。まさに同感です。
 
【研修2】
 研修2では、「心を育てる読書の力」という視点から、伊万里市民図書館の取組についてお話をして頂きました。特に、「うちどく」に関しては、その必要性と手法及び効果についてお話がなされました。

自らの実践を報告する古瀬氏・古瀬氏の講話を聞き入る参加者の様子
自らの実践を報告する古瀬氏 古瀬氏の講話を聞き入る参加者の様子

参加者の声
「うちどく」のよさや、やり方のヒントをもらうことができました。学校・家庭と連携し、「うちどく」を広げることができたらと思います。
これからの未来を担う子ども達に重点をおき、子どもたちを取り巻く家庭・学校・地域の取り組み方をわかりやすく説明していただき、大変参考になりました。
家読の取組や幼い頃の読書が心を育てることを知りました。たくさんの子どもに、読書を楽しんでもらえるように、図書館としても努力していきたいです。
【研修3】
 研修3では、おすすめの本などを紹介するカード(POP)について、その特性や作成のポイントを説明して頂き、後半では参加者全員でPOP作成に取り組みました。

POP作成のポイントを説明する片山氏・POPを作成する参加者の様子
POP作成のポイントを説明する片山氏 POPを作成する参加者の様子

参加者の声
POPの作り方がわかりました。字をつめる。縦線はまっすぐなどコツがつかめると、自分で作るときよりもPOPらしくなりました。
本校の委員会活動やクラブ活動に活かしていきたいと思いました。
国語の時間に読書をさせ、図工の時間にPOPを作成する。そして作品は図書室に飾ってもらえればと思いました。
 全体をとおして
 昨年度に引き続き、この研修会には、学校教職員、学校司書、公立図書館職員、読書ボランティアなど多くの方々に参加して頂きました。学校・家庭・地域そして公立図書館がそれぞれの立場で、子どもの読書活動を推進していくために必要な知識・技能・情報を提供できたことは、参加者にとって有意義なものであり、今後の取組みに繋がるものとなりました。
 また、県の新規事業「子どもの読書活動充実事業」である『家庭での読書「うちどく」』と『中学生読書活動サポーター養成事業』について説明することができたことは、事業の推進に結びつく研修会になったと思います。