事業報告
 平成28年度
「筑豊地区明るい選挙推進事業担当者研修会」

 
 期 日  平成28年9月16日(金)
 参加者   61名
 日程
 
時 程 内容
13:15
受 付
13:30
開会行事
13:40




研修1〈説明〉
 「福岡市明るい選挙推進グループCECEUF(セセウフ)について」
       発表者 福岡市明るい選挙推進グループCECEUF 代表 田中 碧 氏

  ※ CECEUF(セセウフ)は、福岡市の有志大学生による明るい選挙啓発運動を行うグループ
14:20


研修2(講話)
「これからの主権者教育と若者の政治意識」

      講師 九州大学大学院 准教授  () 光恒(てるひさ) 氏
15:40
15:50
閉会行事 

 活動の実際
【研修1】
 研修1では、福岡市明るい選挙推進グループCECEUFの代表を務める田中碧さんが、 グループの設立の経緯から活動方針・活動内容について説明を行いました。CECEUFのメンバーは、選挙推進について学ぶために、 様々な研修会へ参加し、さらに選挙時における啓発として、大学での出前講座や投票立会人等も行っているという活動内容の説明がありました。 大学生(若者)たちが、意欲的に選挙推進活動をしている様子を知ることができました。
 

CECEUFの説明をする代表の田中さん
 
CECEUFの説明を聞く参加者の様子

参加者の声
若年層の投票率の低下が進む中、同年代の「若者の視点で」という活動の主旨は選挙啓発への影響が大きいと思いました。各地域での啓発活動においても、若者の声を届ける啓発を意識していく必要があると思いました。
啓発活動を熱心にされていて感心しました。選管職員だけでは啓発活動に限界があるので、大学との連携の方法について参考になりました。
地域の明推協だけでなく、学生を中心に活動している事に喜び(希望)を感じました。
 
【研修2】  
 研修2では、九州大学大学院准教授施先生が、はじめに「若者の政治意識」について具体的なデータを用いて説明しました。 若者の状況については、@政治的関心が低い。A新聞を読まない、ニュースを見ない。B保守化している。の3つの点が特徴として挙げられました。 次に「主権者教育」については、積極的に政治に参加し、社会を合理的に変革していく市民という「能動的市民」・さらなる発展に貢献し、 次世代へ引き継ぐ義務や責任を負わなければならないというような「『おかげさま』の自覚を身に付けた人」等の「よき主権者教育とは」についてお話がありました。
 

若者の政治意識について語る施氏
 
資料をもとに講師の話を聞く参加者の様子

参加者の声
選挙への意識は高いが、政治への信頼度が低いという分析が、印象に残りました。今後の大きな課題だと思います。
現在の若者についての情報がわかりました。若者の政治意識を説明してくれたので、参考になりました。
有権者教育、主権者教育と聞けば、何か難しく考えがちですが、もっと広い視野で柔軟に考えても良いんだということがわかりました。
 
 全体を通して
 研修1の福岡市明るい選挙推進グループCECEUFの代表である田中さんから実際の活動内容等についての説明がありました。 今夏の参院選で全国において18歳選挙権が施行され、有権者の幅も広がったことから、参加者にとっては興味を引く内容であり、 今後の啓発活動の参考となりました。
 研修2の施先生の講話では、日本の「若者の政治意識」について、様々なデータを示しながら詳しい説明があり、参加者にとって非常にわかりやすい内容となりました。 また、全国的にも評価されている「政治学級」の福岡方式についても話があり、その意義を確認できたことで、今後の常時啓発活動の充実につながる研修会となりました。