九州歴史資料館|Kyushu Historical Museum

展示案内概要

 開催中及び開催予定の展示   
展 示 室 等 展   示   内   容 予  告
第1展示室 常設展「歴史(とき)の宝石箱」 
       12月21日~9月22日
特集展示「即位の大礼と福岡県」
         4月21日~6月14日

特集展示「大宰府木簡のすべて(仮)
         5月19日~7月5日
特別展「福岡の至宝に見る信仰と美」
        10月6日~11月29日
   
第2展示室 きゅうおにとタイムトラベル
        3月24日~7月12日
 福岡県の戦争遺跡(仮)
 -福岡県戦争遺跡調査成果展-
         7月14日~9月13日
第3展示室 基準資料展示(常設展示)
第4展示室 きゅうおにとタイムトラベル
        3月24日~7月12日
 福岡県の戦争遺跡(仮)
 -福岡県戦争遺跡調査成果展-
         7月14日~9月13日
九歴ボランティアによる古代体験
(有料、無料体験あり。予約不要)毎週土・日曜日及び祝日(第2土曜日は13時から)
「飛び出すむかしの宝物」
(収蔵品オンデマンドサービス・予約不要)毎週日曜日
文化情報広場 パネル展
「新九州歴史資料館10年のあゆみ」

        4月21日~6月14日
パネル展
「邪馬台国への道 前編」
         6月16日~9月13日
玄関横展示スペース 三沢遺跡紹介パネル展示
令和2年度 展示計画一覧   
pdf 九州歴史資料館  展示計画のご案内 PDF:723KB
pdf 九州歴史資料館  上半期スケジュール PDF:290KB

【展示解説シート】
資料を詳しく解説した「九州歴史資料館展示解説シート」を展示室に備えていますので、ご自由にお取りください。
展示解説シートはここからもダウンロードできます。

第1展示室 第3展示室 ロッカー展示 第4展示室
▲第1展示室(第3展示室から見た様子) ▲第3展示室-基準資料展示- ▲第4展示室-遺構展示-

▲ページの先頭へ戻る

第1展示室-展示案内

常設展 「歴史(とき)の宝石箱」

1 旧石器・縄文時代―狩猟と採集―

 ここでは、九州・福岡の旧石器・縄文文化を語る上で重要な資料で、 旧石器時代では、ナイフ形石器文化の石器を中心に展示しています。 特に狩猟具である、北部九州の大型の槍先形の石器は他では見ることができない、貴重な資料です。 縄文時代では、草創期の古い時代から晩期頃まで、土器の変化を時間に沿ってみることができます。 さらに低地より出土した木製品や貝塚出土の骨角牙器など、福岡地域ならではの縄文時代資料の展示です。

2 弥生時代―稲作とクニ―

ここでは、「弥生時代の始まり」「弥生の祀り」「首長墓」など、弥生文化を語る上で重要なテーマとなる資料を展示しています。 弥生遺跡の宝庫、福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 北部九州の玄界灘沿岸地域で水田稲作に代表される弥生文化が成立したことを示す資料、甕棺墓葬に伴う祭祀の在り方を示す資料、地域社会内での階層化が進行し、首長墓が形成される過程を示す資料の展示です。

3 古墳時代―北部九州の古墳文化―

 ここでは、「前方後円墳の出現」、「中期古墳の革新」、「装飾古墳の展開」など、北部九州の古墳文化を語る上で重要なテーマとなる資料で、 福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 古墳時代開始の指標となる前期の前方後円墳から出土した副葬品、5世紀代の渡来人による新たな技術の導入の様相を物語る中期古墳出土の副葬品、北部九州で6世紀代に盛行する壁画系装飾古墳出土品の展示です。

4 古代

Ⅰ ―大宰府史跡―

大宰府は西海道を統括する地方最大の官衙であると共に、東アジア世界への窓口としての対外交渉、防衛の中心でした。 ここでは、九州歴史資料館がおよそ50年にわたる発掘調査によって蓄積してきた大宰府史跡(大宰府政庁・政庁周辺官衙・大野城)の出土品のうち、新元号「令和」の出典となった『万葉集』梅花の歌が詠まれた大伴旅人邸候補地の調査の出土品を中心に展示しています。

Ⅱ ―西海道大宰府―

大宰府が統括した西海道の各国からは、大宰府の影響を大きく受けたものや、律令制下の特徴を示す多くの資料が発掘調査によって出土しています。 ここでは、大宰府周辺域となる、福岡県内(筑前・筑後・豊前)の国分寺・郡衙・集落などから出土した資料を中心に取り上げて展示しています。

Ⅲ ―仏教美術―

仏像や仏画、仏具等のいわゆる仏教美術作品には、それぞれの時代それぞれの地域の、信仰の在り方が映し出されています。 また、信仰の場の中枢で重要な役割を果たしたこれらには、美意識と造形技術の粋が集められてもいるのです。 信仰文化や美術の歴史を考える上で、かけがえのない文化財だと言うことができます。 ここでは、福岡県域を中心としつつ、九州に伝えられた仏教美術作品を展示しています。

5 中世

Ⅰ ―その後の大宰府―

古代末頃、大宰府は西海道の政治的中心としての機能を喪失していきますが、観世音寺・太宰府天満宮等、宗教的中心地としての地位を近世に至るまで保ち続けます。 特に中世最大の対外貿易港の博多を通して流入する中国製陶磁器、高麗青磁などの陶磁器類が太宰府域でも特徴的に出土しています。 ここでは、大宰府およびその周辺の特に寺院跡や墓地から出土した陶磁器類、銅鏡・短刀などの副葬品を展示しています。

Ⅱ ―武士と戦乱の世― 

大宰府の求心力が低下する中、平安時代後期から鎌倉時代には北部九州にも多くの荘園が展開しました。また、鎌倉幕府の成立と2度の蒙古襲来は武士の台頭をもたらします。 九州における政治・経済の中枢たる太宰府・博多の地は、諸勢力による争奪の対象となり、以後、各地で激しい戦いが繰り広げられました。 ここでは、現在まで伝来する寺社や武家の文書史料から、中世社会の実像を感じていただきたいと思います。

6 近世―「太平の世」の福岡―

江戸時代、現在の福岡県域には、福岡・久留米・柳川・小倉の大きく4つの藩が成立します。 安定した幕藩体制のもと、各領国で基盤整備が行われ、18世紀には社会・経済の大きな成長と技術の進歩、 文化・学問の興隆が認められました。ここでは、藩・地域を特定せず、江戸時代の「藩」・「地域(村)」・「文化・学問」・「経済・産業」を象徴するような、各種の文化財を展示しています。 近世福岡の多様な世界をご覧ください。

7 近代

特集展示「即位の大礼と福岡県」

令和元年は、一年を通してさまざまな即位関連行事が執り行われました。歴史をさかのぼると、福岡県は、昭和天皇の即位の大礼の際、大嘗祭で用いる新穀を献ずる主基田(すきでん)の地に選ばれるなど、即位の大礼とゆかりのある地域でもあります。ここでは、九州歴史資料館と福岡共同公文書館が所蔵する、大正・昭和の即位の大礼に関する資料を展示することで、即位の大礼の一端と福岡県とのかかわりについて分かりやすく紹介しています。

▲ページの先頭へ戻る

【第1展示室の展示物】

宗原遺跡の角錐状石器と槍先形尖頭器(筑紫野市) 門田遺跡・爪形文土器(春日市) 観世音寺出土老司Ⅰ式瓦(太宰府市)
▲筑紫野市宗原遺跡出土の角錐状石器と
槍先形尖頭器
▲春日市門田遺跡出土爪形文土器 ▲太宰府市観世音寺出土老司Ⅰ式瓦
千手観音立像(若杉霊峰会) 石造獅子(太祖神社) 櫨掛受取帳(熊谷文書)
▲千手観音立像(若杉霊峰会所蔵) ▲石造獅子(太祖神社所蔵) ▲櫨掛受取帳(熊谷文書)
記念坏 即位礼当日参入券
▲大典記念坏 ▲即位礼当日参入券

▲ページの先頭へ戻る

第2展示室-展示案内

企画展「きゅうおにとタイムトラベル-大昔のくらしと国づくり-」

時空を超えた旅に出かける企画展「きゅうおにとタイムトラベル」。マスコットキャラクター「きゅうおに」の案内で、縄文・弥生・古墳・奈良時代へと旅します。 福岡の大昔の人たちは、どのようなくらしをしていたのだろうか。また、日本の国はどのように形づくられてきたのだろうか。実際に福岡県内の遺跡から出土した実物資料を通して、疑問を解決します。
当時の人々の様子や実物資料について、きゅうおに が詳しく説明しています。 子どもたちにはもちろん、大人の方にもわかりやすい展示です。
【会期:令和2年3月24日(火)~令和2年7月12日(日)】

▲ページの先頭へ戻る

九州衛星写真(中央部床)  大宰府政庁中門復元模型

足元には10万分の1(1㎝=1㎞)の九州の衛星写真があり、地形の様子などと関連づけて展示を見ることができます。 また、1/10の大宰府政庁の中門の模型も展示しています。

第2展示室 大宰府政庁中門復元模型
▲第2展示室(中央部床に九州の衛星写真) ▲大宰府政庁中門復元模型(スケール1/10)

▲ページの先頭へ戻る

第3展示室-基準資料展示-展示案内

「基準資料」を展示しています。「基準資料」とは、発掘の際に年代などを特定する基準となる考古資料のことで、これまでの研究の積み重ねの結果、培われてきたものです。 ロッカー状の展示ケースを使って、時間の流れに沿って弥生土器、須恵器、古代の瓦を展示しており、土器の形や組み合わせの変化をお楽しみいただけます。

第1展示室2階の回廊部分にあります。 調査研究によって明らかにされた、資料の型式や年代、地域性を理解するうえで基準となる資料を標本のように網羅的、体系的に展示しています。 通常見ることのできない、資料の集合体や変化の過程を理解することができます。
現在は、福岡県内の重要な弥生時代遺跡(石崎曲り田遺跡、板付遺跡、三雲遺跡など)を取り上げた弥生土器の編年、 西日本最大の須恵器窯跡である牛頸窯跡群出土の須恵器の編年、大宰府から出土した古瓦の編年が、それぞれ分かるように資料を展示しています。 また、引出しとなる資料群展示では、大宰府出土の貿易陶磁器、縄文時代から弥生時代の石器や鉄器など、順を追って分かるように展示しています。
また、ここからは、吹き抜けになっている第1展示室を上からご覧いただけます。 異なる角度から展示物を見ることで、新たな発見があることでしょう。この風景は、他の館では見ることのできない、まさに「歴史(とき)の宝石箱」です。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
基準資料展示 引き出し展示 見下ろした風景
▲年代に沿って並べて展示していますので、
 変遷の様子が読み取れます
▲引き出しに収められた文化財を手元で
 ご覧いただけます
▲第3展示室から見下ろせば・・・そこは
 まさに「歴史の宝石箱〔第1展示室〕」

▲ページの先頭へ戻る

第4展示室-遺構展示-展示案内

ここでは、九州各地の遺跡からみつかった遺構をそのまま移設した「床下展示」をおこなっています。 ガラス越しに本物の遺構を真上から覗き込むようにご覧いただけます。 各時代の珍しい遺構の様子がみられる、画期的な展示です。

九州各地の遺跡で見つかった遺構の一部を覗き見ることができます。 普段見ることができない、各時代の珍しい遺構です。 現在は、旧石器時代の鹿児島県桐木耳取(きりきみみとり)遺跡の調理場の痕である礫(れき)群、 久留米市正福寺遺跡出土のドングリ入りのアミカゴ、 飯塚市嶋廻(しまめぐり)遺跡の弥生時代の小児甕棺墓、 福岡市元岡・桑原遺跡群出土の網カゴに入った須恵器、 大宰府跡発見の地盤補強のための筏(いかだ)状遺構などを展示しています。

pdf 解説シート23(平成24年11月) 地下の中をのぞいてみれば・・・
-九州歴史資料館第4展示室の遺構展示-
PDF:654KB
遺構展示全景 甕棺遺構 休憩室全景
▲第4展示室の遺構展示全景 ▲「甕棺」の展示風景…上のガラスに乗ってご覧ください ▲平日の第4展示室…散歩の休憩や読書などにご利用ください

▲ページの先頭へ戻る

バックヤード

中庭からは、文化財整理室での発掘調査出土資料の整理作業や、最新の機器を備えた保存科学諸室の保存修復作業が見学できます。

pdf 解説シート25(平成24年11月) よみがえる文化財
-文化財整理・保存科学見学回廊-
PDF:463KB
バックヤード
▲バックヤード(文化財整理室)

《その他の展示について》

文化情報広場

第4展示室上部の文化情報広場では、各地の博物館の展示情報など、全国から寄せられた文化情報に関する多数のチラシをお持ち帰りいただけます。 また、福岡県が推進している世界遺産登録活動や、県内外の文化財について紹介するパネル展示も実施しています。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
パネル展「新九州歴史資料館10年のあゆみ-展覧会ポスタ―展-」

令和2年は、九州歴史資料館が太宰府市から小郡市に移転開館して、10周年となる節目の年です。移転開館から現在まで、年に一本の特別展をはじめ、多くの企画展やパネル展、特集展示を開催し、福岡県の歴史と文化財の紹介に大きな役割を果たしてきました。
今回は、10年間に開催した特別展等のポスターを展示し、九州歴史資料館10年の軌跡を紹介します。
【会期:令和2年3月17日(火)~令和2年6月14日(日)】
※10月6日(火)~11月29日(日)までは、第1展示室前壁面において
 一部を掲示いたします。

玄関横展示スペース 福岡県指定史跡 三沢遺跡紹介パネル展示

資料館玄関を入ってすぐ右側に、福岡県指定史跡である三沢遺跡のパネル展示を設置しました。 三沢遺跡は、当館に隣接する弥生時代中期(今から約2,000年前)の集落遺跡で、福岡県の史跡に指定されています。 ここでは、三沢遺跡で行われた調査の概要と遺跡の周辺地域の移り変わり、さらには現在の遺跡の様子をパネルで紹介しています。

pdf 解説シート24(平成24年11月) 福岡県指定史跡 三沢(みつさわ)遺跡
-自然豊かな森に眠る弥生の遺跡-
PDF:1,277KB

野外展示 〈石人等〉 〈石棺墓〉 〈五輪塔〉

建物の東側には、石製の野外展示物があります。
〈石人等〉
人を形どった石人は、埴輪と同じように古墳の墳丘にたてられたものです。古墳時代中期の5世紀から6世紀前半までの北部九州に集中して見られ、人に限らず馬や武器などの種類もあります。展示品は、九州最大級の前方後円墳である岩戸山古墳、みやま市の石神山古墳、大分県臼杵市の臼塚古墳で見つかった石人等の実測図をもとに、正確に模刻したものです。
〈石棺墓〉
石棺墓は人を葬る棺に石を用いたもので、昔の墓です。写真の石棺墓は、高速道路の建設に伴い調査された古墳(久留米市御井町 祇園山2号墳)の下から発見されました。今から約1700年前のものと考えられます。
〈五輪塔〉
道を挟んで池側には、五輪塔があります。五輪塔は、平安時代の終わり頃から江戸時代にかけてつくられた石塔の一種で、方形・球形・三角形・半円形・団形の五種類の石を積み上げたものです。それぞれの石には意味があり、「地・水・火・風・空」の五大を宇宙の生成要素とする仏教思想に基づいています。向かって左端が京都郡出土、右の二基が八女地方で発見されたものです。       

石人 石棺墓 五輪塔
▲石人等
 〔実測図をもとにした模刻〕
▲祇園山2号墳(久留米市)の墳丘下
 から発見された石棺墓 〔再現〕
▲発掘調査で発見された五輪塔
 〔再現〕
展示エリア 石棺墓 小児石棺墓
▲石棺墓の展示エリア ▲九歴ボランティア制作 石棺墓 ▲九歴ボランティア制作 小児石棺墓

COPYRIGHT © 2010 Kyushu Historical Museum ALL RIGHTS RESERVED.

掲載されている画像、文章等を許可なく複製・転載することを禁止します。
九州歴史資料館 〒838-0106 福岡県小郡市三沢5208-3 TEL:0942-75-9575 FAX:0942-75-7834