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「第25回液体の化学夏の学校」 9月1日〜3日
こちらの「液体の化学夏の学校」は1989年から持ち回りの形で毎年夏に国内で行われていて、学生から研究者まで幅広い立場の人々が参加し、液体・溶液に興味を抱く人たちの交流の場となっている滞在型(合宿型)研究会です。今回は九州工業大学情報工学部生命情報工学科の入佐正幸先生の研究室が幹事担当です(博士課程学生である福留拓也さんが幹事代表)。講師は同所属の松山明彦先生と安永卓生先生のお二人です。
今回、25名の方が参加され、近畿地方からの参加者もいらっしゃいました。午前中に行われていた安永先生の「細胞の運動、形状等を決定する繊維状タンパク質と関連タンパク質」というタイトルの講義にお邪魔しました。 |
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学部4年生、大学院生、そして大学教員、研究者といった様々な立場、年齢の方がいらっしゃいます。多くの質問も出るなど和やかな雰囲気のなかで講義はすすめられました。 |
…む、むずかしい…。高校で地学を選択していた私には「たぶん、細胞の話なんだろうなー」と分かるのがやっとでした。後ほど安永先生に直接教えていただいたのですが、「生物の細胞が動く仕組みや細胞の形を決めたり、それを形作っている仕組みについて」の講義が行われていたそうです。人間の体の7割は水、つまり液体ということで、これも液体の化学なのだそうです。このことが理解できたときは、とても嬉しかったです。まるで学生に戻った気分でした。貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
「液体の化学夏の学校」について詳しくは九州工業大学 入佐正幸先生 研究室HPもご覧ください。 |
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参加者のみなさんの集合写真です。いい笑顔ですね! |
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九州大学 書道部 8月31日〜9月2日
九州大学で活動されている書道部のみなさんです。部員数は約50名で、今回の合宿には15名が参加され、全員が男性でした。11月末に行われる学祭での書展にむけた制作が行われました。
研修場所となった美術室付近は墨のいい香りが漂っていました。室内では研修生のみなさんがブルーシートの上に大きな下敷きを敷き詰め、その上で制作に励んでいらっしゃいました。とても集中されていて張り詰めた空気を壊さないよう、息をひそめて取材しました。よく見ると、裸足で書いている方の足の裏に墨が付いていました。いかに真剣に制作に取り組んでいらっしゃるか伝わってきます。 |
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納得のいく作品はそう簡単には生まれません。 |
様々な書体がありますね。流れるような文字にうっとりしてしまいます。 |
今回の作品は「半切(半切り)」というサイズです。長さは約140センチもあります。 |
仕上げのはんこを力を込めてゆっくり丁寧に押されていました。
入部の時に全員がはんこを彫るそうです。 |
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2年生の松原さん、1年生の濱田さんにお話を伺いました。書道部は大学からの初心者の方も所属してらっしゃいますが、お二人は共に小学2年生から書道を始めたそうで、この合宿でも素晴らしい作品を書かれていました。
今回の合宿の感想をお伺いしたところ、週に2回の2時間という限られた練習時間内では「作品を構想する→実際に書く」という流れをなかなか続けてすることは難しく、一日を通して練習できる合宿はとても貴重な機会だとおっしゃっていました。練習の合間に行われたバドミントンで部員同士の親睦を深めることができたそうです。
「11月の末にある九大展で合宿の成果を披露するのでぜひいらしてください。」とのメッセージもいただきました。今年は書道パフォーマンスにもチャレンジされるそうです。
九州大学 書道部公式HPもぜひご覧ください。ギャラリーコーナーもありますよ!
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今回の合宿の成果と一緒に。こちらもいい笑顔です! |