センターだより
 清々しい初夏を迎え、木々の緑も日増しに深くなってまいりました。
 先月20日、21日には「第36回中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会」が当センターで開催されました。当日は、福岡県内はもとより、九州各県、中国・四国地方や東京など各地から延べ662名のご参加を頂きました。今大会では、社会教育・生涯学習を担う参加者の皆様方の中に、例年にも増して若い方の参加が見られことに、社会教育の世代を超えた拡がりを感じることができました。

 また、今大会のテーマ「地域創生は『学校を核にした』まち全体の『協働』から」にもとづく28の実践事例の発表では、社会教育・生涯学習の推進に関わる各地の先進的な取組が報告されました。地域づくり、スクール・コミュニティー、子育て支援など様々な報告のなかで、発表者と参加者の活発な意見交換が行われ、社会教育・生涯学習への熱い思いを共有する様子が各会場から伝わってきました。


 さらに特別企画「未来の日本人を鍛える」をテーマに行われた特別講演では、横峯吉文さん、柿本和彦さんの取組の素晴らしさと社会教育への熱意に、会場の誰もが引き込まれたのではないかと感じました。
この大会を通して、様々な場面で情報交換や意見交流が活発に行われ、多くの学びや新しい出会いがあり、大変充実した2日間になったのではないかと思います。
 企画から運営までご尽力いただきました各県の実行委員の皆様方、実践発表者、司会者の皆様方、本当に有難うございました。
来年の第37回大会も、皆様の笑顔に出会えることを楽しみに準備を進めてまいります。来年度も皆様方のご参加を心からお待ちしております。
 平成29年6月
社会教育総合センター 副所長  桂木 俊樹

次に、当センターで開催されるこれからの事業、研修についてご案内いたします。

6月3日(土)~4日(日) 「和き・合い・愛ファミリーキャンプ」
 知的障害のある児童・生徒とその家族を対象に、自然体験活動や集団で楽しみながら活動できるプログラムを通して、何事にも主体的に取り組む力や他者とふれあう力を育むとともに、達成感を味わうことができるように企画しました。また、他の家族とふれあう場の提供を行い情報交換等することで、子どもの自立に向けた支援の在り方等について考える機会とすることもねらいとしています。

6月8日(木) 「16ミリ映写機操作技術講習」
 当センターの保管されている16ミリ映写機の操作技術を習得します。16ミリフィルムの持つ温かさや文化的価値を今後に伝えていくために操作技術の継承をねらいとして実施します。

6月22日(木) まちづくり・人づくりを担う人材育成研修
「ファシリテーション力育成講座」

 超高齢・人口減少社会における地域の課題解決や、学校・家庭・地域の連携・協働につながるよう、まちづくりの中心となって活動する人材の育成を図る講座を企画しております。まちづくりの会議等様々な場面において、その場をマネジメントし、参加者の多彩な意見の発信を促すための必要なファシリテーション力の向上を図ります。講師には「NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー 九州大学大学院客員准教授 加留部貴行 先生」をお招きしています。 

6月26日(月) 「学校とともにある地域づくり・人づくり推進セミナー①」
  地域住民が参画し、地域全体で子どもたちの成長を支え、地域を創生する地域学校協働活動や放課後支援活動を推進するため、関係者の理解促進とコーディネーター等の育成を図り、今後の取組の充実につなげることを目的に企画しました。講師は、「島根県海士町 公営塾 隠岐國学習センター センター長 豊田庄吾 先生」にお越しいただきます。また、午後からは、豊田先生と「国立教育政策研究所 総括研究官 志々田まなみ 先生」との対談を予定しています。

  当センターでは、「県民の学習活動支援」「ふくおかの未来を担う子どもの育成」「社会教育関係者等の養成」という3つの柱で事業を展開しています。今回は6月の主催事業のみご紹介させていただきましたが、今後の事業については、当センターホームページの「事業案内」「新着情報」で随時情報更新してまいりますので、そちらもご覧ください。
 今後も皆様にとって有益な情報発信を心がけてまいります。より多くの事業にご参加いただけますよう、所員一同心よりお待ちしております。


平成29年6月
社会教育総合センター
◇事業案内

事業案内

◇事業報告
●新任社会教育・生涯学習行政関係職員等研修会① 平成29年4月19日(水)
事業報告

利用団体の活動紹介
利用団体の活動紹介

★社教の本棚☆ ~センターの資料室から~

市民とともに歩み続けるコミュニティ・スクール
「社会に開かれた教育課程」の推進

 本書は、コミュニティ・スクールを導入してからの12年の取組みを整理・体系化し、3部形式の内容構成になっています。
 第1部では、コミュニティ・スクールとはどんなものか。そのすべてがわかるように、Q&Aの形式でまとめられています。
 第2部では、各学校の各種取組み、第3部では、コミュニティ・スクールを推進・支援する教育委員会、自治会、各種団体等の具体的支援・取組みについて紹介されています。

発行日  平成29年3月
編 著  春日市教育委員会
 春日市立小中学校
分類番号  01-01 アD192

 資料室には社会教育実践研究センター発行の過去(昭和40年度~)の資料も蔵書しております。ぜひご利用ください。

 国・県・市町村等の文献資料の検索は こちら から

資料室のページは こちら から

★おすすめ教材☆キラリ ~福岡県視聴覚ライブラリー~

 今回は平和教育作品をご紹介します。

◆D28017 マララ 教育を求めて闘う少女 【30分】
マララは危険な目に遭いながらもなぜ世界に訴え続けるのだろうか?
教育をうける権利とは?

◆D28022 はとよ ひろしまの空を 【21分】
1945年、8月6日の朝、遠い爆音を聞いた。洗濯物を干していたアキラの母は慌てて
家へ入った。ミチルと兄鳩が小屋に入ったその時、すべてが強烈な光に包まれた…。

視聴覚ライブラリのページ こちら から



★イベント情報
県内市町村のイベント情報は こちら から
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