事業報告

令和元年度

はじめてチャレンジ!ドキドキキャンプ 第2回目

 期 日   令和元年10月19日(土)〜20日(日)
 参加者  参加者 31名、ボランティアスタッフ 13名
 事業目的
 幼少期からの体験活動の重要性にかんがみ、様々な体験活動にチャレンジさせ、その過程を褒めることで、自己肯定感や規範意識、コミュニケーション力を高めるとともに、基本的生活習慣の定着を図ることを目的に開催しました。
1日目

【野外炊飯・班活動】

 野外炊飯は、カレーづくりに挑戦しました。どの班もお米係と野菜係に分かれ、自分が担当した役割をボランティアスタッフに協力してもらいながら、最後までやり遂げることができました。また、どの班も自分たちで作ったカレーを味わっては、「美味しい!」と言いながら、残さずに食べることができました。班活動では、次の日の米の山登山に向けて、一生懸命に目標を考え、自分の言葉で書くことができました。


【キャンドルのつどい】

 夜の活動では、キャンドルのつどいを行いました。第1部では、それぞれの班で代表の子どもが、火の神からろうそくに火を灯してもらいました。第2部では、次の日の米の山登山に向けて、どの子も自分の目標を力強く発表する姿が大変印象的でした。また、レクリエーションでは「すてきなともだち」をみんなで踊ったり、「じゃんけん列車」をしたりして、楽しいひと時を過ごしました。
 
 

2日目

【ドキドキ山登り〜めざせ!米の山の山頂!!〜】

 「はじめてチャレンジ!ドキドキキャンプ!」のメインプログラムである米の山登山です。1回目は、「大和の大杉」を目指したプチ登山をしました。2回目は、本格的な米の山登山ということで歩く距離や時間、そして挑戦度が段階的にアップしていくプログラム構成になっています。登山の途中で、何度も諦めそうになった子もいましたが、仲間に応援してもらったり、ボランティアスタッフから手を握ってもらったりしながら最後まで諦めずに登りきることができました。全員でたどり着いた頂上には、篠栗の街を一望できる絶景が待っていました。全員で「ヤッホー!」の声を社会教育総合センターの建物に向かって届けることができました。その後は、篠栗の街を眺めながら美味しいお弁当を食べて、全員無事に下山しました。


 参加者の声(ボランティアスタッフ)
  • 子ども達の成長の早さに驚きました。あまり話していなかった子が、2日目に他の子に話しかけている姿を見たときにはとても感動しました。思っていたよりも子ども達に指示を出すのが大変で、どのように伝えたら伝わるのかを考えることが多かったので、子ども達だけではなく、私も学ぶことができました。来た時は、お母さんに自分の荷物を出してもらっていた子も、2日目の登山の準備を自分で行っている姿を見てとても成長していると感じました。
  • 1回目の時よりも行動が早くなっていて、成長していることを感じられたし、自分がこうしたいという意見よりも、「友だちにこうしてあげたい。」や「みんなのためにこうした方がいい。」という意見の方が子ども達から多くでていたので、聞いているこちらが嬉しくなりました。たった2日間だったけど、自分にとってはよい経験になりました。
  • 山登りできつい時に、自分たちで「バナナ組頑張るぞ!」と気持ちを高めていく様子が見られて感動しました。1回目と比べて子ども達も積極的で、次に何をしたらよいのかを聞きに来てくれて、とてもよい行動ができるようになったと思いました。

 全体を通して

 今回のキャンプでは、4つのお約束(@自分のことは自分でしましょう。 Aルールやマナーを守りましょう。 B最後まであきらめないでがんばりましょう。 Cみんなと協力して仲良くしましょう。)を活動の初めに参加者全員で復唱し、一人ひとりがめあてを持って全ての活動に取り組むことができていました。
 特に、米の山登山では、4つの約束を意識しながら、仲間と協力して最後まで諦めずに米の山山頂に到達するという目標を達成させることができてよかったです。また、野外炊飯や班活動などの様子を見ていると、第1回から第2回と回を重ねるごとに子ども達の成長する姿を感じることができました。参加した子ども達には、このキャンプを通して「自分のことは自分でやり遂げることができた。」という自信を持って、今後も更なる成長を続けてほしいと期待しています。
 最後に、この事業が安全に終えることができましたのも、多くの方の支えがあったからだと心から感謝しております。本当にありがとうございました。