【説 明】「家庭教育調査から見えてくる家庭教育支援の現状について」
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説明者 研修・情報室 社会教育主事 |
本研修会は、家庭教育を支援する者を対象とし、「支援者のネットワークづくり」をテーマに実施しました。社会教育・生涯学習課をはじめ民生委員・児童委員、家庭教育支援チームの方々など61名の方にご参加いただきました。説明では、「家庭教育調査の結果から」、「国・県の家庭教育支援の施策」、「家庭教育支援の具体的な推進方策」の3点を中心に、家庭教育支援の基礎的な内容を説明しました。当センターが長年継続している家庭教育調査の結果を活用した家庭の教育力の実態、家庭教育支援における国や県の役割や施策、市町村の家庭教育支援の具体的な取組等を紹介しました。 |
【事例発表】
「ネットワークづくりを通した家庭教育支援」 |
発表者:家庭教育支援チーム rainbow house 代表 西河 扶美子 氏 |
事例発表では、西河扶美子さんから「ネットワークづくりを通した家庭教育支援」というテーマで話をしていただきました。
まず、西河さんが、子育て支援員としてかかわった4人の母親との出会い中で、子育て環境の変化から、保護者を育てなくてはいけないと感じ、エコ活動をスタートとして活動を始めた経緯について説明がありました。活動を始め、本当に必要な支援の対象は、孤立しがちな保護者であると知ったことから、もっと家庭教育の大切さを伝えていく必要性を感じ、文科省の「家庭教育支援チーム」に登録し、新宮町生涯学習課や福岡教育事務所とつながることでネットワークを作っていったことを話していただきました。最後に、rainbow houseの遊びのひろば・親育ち講座・親子講座の様子についての話では、出会いを大事にする秘訣を話していただきました。
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【講話】「家庭教育支援のネットワークづくりの意義」 |
講師:公立大学法人 下関市立大学 経済学部 准教授 天野 かおり 氏 |
講話では、下関市立大学 経済学部 准教授 天野 かおり先生に「家庭教育支援のネットワークづくりの意義」というテーマで話していただきました。
家庭教育支援の基礎的な知識やデータに基づく家庭教育支援の現状と、地域学校協働活動による子どもや学校への効果等についての具体的なデータをもとに話していただきました。
家庭教育支援は「地域力」に支えられており、地域づくりの核となる学校で地域課題に協働することが重要であることを感じました。
詳細なデータや歴史的背景、ジェンダーの視点も取り込んでわかりやすい講義であり、参加者は納得して大きくうなずく姿を見ることができました。
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【協議】「支援者のネットワークを生かした事業企画を考えよう」
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進行: 研修・情報室 社会教育主事 |
「グループでコラボして事業計画を考えよう」について、所属の良さや特徴を生かした事業のアイディアを出し合いました。「@コラボして」「Aつながって」「B子どもたちのために」の3つの視点から、グループで様々な所属の特徴を生かしたコラボした事業企画について、組み合わせたり、付け加えたりしながら、できそうな事業企画をワークシートにまとめていきました。
あるグループでは、「中高生サロンDEやさしいまちづくり」と題して、「思春期の子どもとともに同じ空間で時間を共有する」ことを目的とし、「乳幼児とのふれあい」、「乳幼児の親が中高生とふれあうことで子育ての見通しがつく」「保護者が子育てスキルや想い生徒に伝えることができる」等の成果があるのではと、発表がありました。
アンケートからは、参加者の方々が違う立場の方々と意見交換をすることで、新たな視点や考え方を学ぶ場になり、有意義な協議になったようでした。
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≪各グループの事業企画≫
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※写真をクリックすると、大きく表示されます。
●Let's Enjoy コミュニティ |
●焼いもパーティ |
● 先輩ママ達に聞く
困り感のある子どもの
おしゃべりサロン |
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● 中学生サロンde
やさしいまちづくり |
●地域力アップ3本の矢作戦 |
●子どものやりたいこと
地域で全力応援!! |
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● みんなで
いただきます! |
●大人と子どもの
居場所づくり事業 |
●子どものヤル気を
高めよう!! |
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