事業報告
 令和2年度
ウインターアクティブ楽習塾    
 期 日  【第1回目】令和3年 1月17日(日)【第2回目】令和3年 2月21日(日)
 会 場  サンビレッジ茜(飯塚市)
 参加者  【第1回目】小学5・6年生 9名  【第2回目】小学5・6年生 8名
 事業目的
 異年齢集団によるスキー等の体験活動を通して、「生きる力」や「豊かな心」を育み、共に学び協働していく意識を高め、体力及びスキー技術の向上に努める。
 活動報告
 本年度は、コロナ禍での感染症対策を講じた実施となり、宿泊キャンプからデイキャンプへと苦渋の決断での体験活動となりました。第1回目では、仲間づくりやスキー体験を行いました。第2回目では、前回でのスキー体験の課題を踏まえ、各自が目標設定をした上で、更に技術や体力の向上を目指して、仲間と助け合い、協力しながらスキー体験に挑戦しました。
【第1日目】
【仲間づくり】
 仲間づくりでは、参加者の緊張をほぐす「アイスブレイク」や楽しく活動する「レクリエーション」、仲間と話し合い、助け合いながら協力して課題を克服していく「アクティビティ」に挑戦しました。最初は、緊張した様子でしたが、活動を進めていく中で、仲間と協力する場面が見受けられ、絆を深めることができました。




【スキー体験】
 まず、スキーの道具についてインストラクターから説明があり、きちんと話を聞くことができました。次に、寒い中での活動となりましたが、スキーの基礎について学びました。初めは、怖くてなかなか滑ることができず、転ぶ様子が多く見受けられました。しかし、仲間と励まし合いながら諦めずに練習を重ねる度、みるみる上達していく姿がとても印象的でした。最後は、仲間とリフトに乗り、頂上からの滑走に挑戦することができました。
 スキー体験の後、活動についてのふりかえりの場を設定したことで、「個人や仲間で頑張ったこと」や「次回に向けての課題」について考えることができ、みんなの前で一人ひとり発表することもできました。




 参加者の声
また、スキーをする時にブレーキができるようにがんばる。
自分が想像していた以上に楽しかったです。次回も楽しみです。
やってみようという気持ちがついた。
人工芝スキー体験など練習ができてよかった。
リフトに乗ると怖かった。
もうちょっと中くらいのところから滑りたかった。
とても楽しくできたので、来年もまた来たいと思いました。
とても楽しくて、もう一回参加したいと思った。
昼ご飯のカレーがとてもおいしかった。

 
【第2日目】
【課題確認・目標設定】
 前回のスキー体験の後、個人の成果と課題についてのふりかえりを行いました。今回のスキー体験を始める前に、個人の課題や活動中のめあてを再確認し、技能面や態度面について目標を考え、みんなで発表をし合いました。




【スキー体験】
 前回学んだことを生かして意欲的に活動することができました。活動中は、諦めずに前へ前へと挑戦する姿が見受けられたり、仲間と励まし合いながら活動したりする場面がありました。活動終盤は、何度もリフトに乗り、気持ち良さそうに仲間とスキーを楽しむ姿がとても印象的でした。
 スキー体験の後、活動についてのふりかえりの場を設定したことで、「技能面や態度面での成果と課題」や「みんなに一言」について考えることができ、みんなの前で一人ひとり発表をしました。




 参加者の声
また人工芝スキーをしたい。
とても楽しかったです。
滑るのがすごくこわかったです。
スタッフの方などが優しく接してくださったりしたのでよかった。
夏でもスキーができてすごいと思いました。
友達が出来て良かった。

 全体をとおして
 最初は、緊張な面持ちで笑顔が少なかった開塾式でしたが、「仲間づくり」から「スキー体験」の活動を通して、少しずつ仲間との絆が深まっていく様子が見受けられました。
 今回は、「ルールやマナーを守る」「最後まで諦めないで挑戦する」「みんなと助け合い協力して仲良くする」という3つのめあてを掲げました。活動中、なかなか思うように滑ることができず、難しいと思うような場面が多々ありました。しかし、最後まで諦めないで挑戦するという「めあて」を忘れずにやり遂げたことで、技術や体力を向上することができました。また、スキー体験を通して、仲間と励まし合いながら協力するという大切さについて学ぶこともできました。
 本年度は、コロナ禍での開催となり、参加者の方々には、大変御迷惑や御心配をお掛けしましたが、両日程ともに大きな怪我や事故等もなく無事に終えることができましたことに深く感謝申し上げます。来年度も、社会教育総合センターの様々な事業を計画しておりますので、是非御参加ください。
 最後に、本事業への御理解・御協力をしていただき、誠にありがとうございました。