事業報告
 平成24年度
社会教育専門研修A 学校・家庭・地域の連携推進セミナー
主催 福岡県教育委員会
後援 九州大学、佐賀県、長崎県教育委員会、大分県教育委員会、沖縄県教育委員会
主管 福岡県立社会教育総合センター
開催場所 福岡県立社会教育総合センター
 期 日  平成25年1月16日(水)

 参加者  81名
 
事業内容
 
 福岡がめざす子どもの育成に向け、学校・家庭・地域の連携・協働をすすめていくことの効果と意義を再認識し、今後の取組に向けての方向性をさぐる。
  あいさつ:今田 義雄 当センター所長
   
 内容の実際
【研修1】インタビュー・ダイアローグ    13:20〜14:50 
 <司会者>福岡県立社会教育総合センター 主任社会教育主事 北冨 真治 
  実践発表1 「福岡県立鞍手竜徳高校子育てサロン」 
県立鞍手竜徳高校 教諭
宮若市教育委員会 社会教育課 地域活動指導員
鞍手竜徳高校子育てサロン前代表         
藤本 良一 氏
荒牧 直子 氏
廣田 葉子 氏
 高校の中に子育てサロンを開設し、高校生と子育て中の親やその子どもとの交流を通して、現在の親への子育て支援と高校生という将来の親への子育て支援、家族の思いや親子の絆を再認識する家庭教育支援へとつながっている事例の発表がありました。
  実践発表2 「嘉麻市 かほ通学合宿」
登壇者:嘉麻市かほ通学合宿実行委員会 実行委員長
嘉麻市教育委員会 生涯学習課 主任 
伊藤 健一 氏
松本 浩一 氏
 通学合宿の実行委員として、地域の大人が集まり、子どもの育ちのプログラムを支えていく中で、自らも学びあい、大人同士のつながりや保護者同士のつながりが深まっていった事例の発表がありました。    
 今回は、二つの事例をインタビュー形式で紹介していきました。事例のよさだけでなく、事業立ち上げの思いや仕組み作り、進めていく上での課題やその解決方法について、それぞれの立場からの考えを聞かせてもらいました。
【研修2】協議 15:00〜15:50 
 
 「連携を進めていく上での課題とその解決策について」
 インタビュー・ダイアローグを受け、「なぜ、連携が進まないのか?」「連携を進めていく上で必要なことは?」といったテーマでグループ協議をしました。県や市町村教育委員会、公民館、教育事務所、施設、保育所、小学校、中学校、特別支援学校と様々な立場の方々で小グループをつくり、短い時間でしたが、熱い意見交流となりました。  
 
 
【まとめ】 16:00〜16:30
 
 「連携のすすめとコーディネーターの必要性」 
教育庁教育企画部社会教育課 主幹社会教育主事    内藤 妙子
 本日の研修のまとめをして頂きました。連携を進めていくこととコーディネーターの必要性、これからの方向性について話していただきました。
 最後に後援を頂いた九州大学より、社会教育主事講習九州大学会場の主任講師の岡幸江先生からも研修会の感想、参加者にむけて応援の言葉をいただきました。
 
成果と課題
・参加者も予定していた定員を大きく超え、アンケートによる評価も高く参加者が大変満足されたセミナーとなりました。
参加者の声
・自分がコーディネーターや事業の立ち上げなど推進役にならないといけない。
・インタビュー・ダイアローグで、様々な立場の意見が聞けたのはよかったが、1人1人の話をもっと聞きたかった。
・もっと協議がしたかった。
・たくさんの社会教育主事有資格者の参加があったことで、情報交換が出来ました。