期 日 平成25年8月19日(月) |
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参加者 61名 |
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事業目的 |
「福岡がめざす子ども」の育成に向け、学校・家庭・地域の連携・協働を進めていくことによってどのような効果があるのかを考え、今後の取り組みの方向性を見つけ、意識を高める機会とする。 |
研修の実際 |
【実践発表1】 |
「実体験を重視したキャリア教育の充実」〜地域人材を活用した職場体験を通して〜 |
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発表者 柳川市立蒲池中学校 校長 金納 斎 |
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実践発表1では、人や社会とのかかわりを通して子どもを育成するため、職場体験に地域の教育力を取り入れた実践を発表いただきました。また、学校を支援していくための組織作りが地域から起こってきたその経緯も詳しくご説明いただきました。 |
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実践発表の様子@ |
実践発表の様子A |
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【実践発表2】 |
「地域の子どもは地域で育てる」―新しい学校運営の創造― |
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発表者 佐世保市立祇園小学校 校長 三島 智彰 |
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実践発表2では、地域コミュニティを作っていくために、学校・家庭・地域が「目指すべき子ども像」を共有するための組織作りや、家庭や地域が主体的に学校運営に参加する仕組みづくりをどのように行ってきたかについて発表していただきました。 |
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実践発表の様子B |
実践発表の様子C |
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【講義】 |
「学校・家庭・地域の連携推進に向けて」 |
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講師 岡山大学大学院 教育学研究科 学校教育学系 准教授
文部科学省 生涯学習政策局 生涯学習調査官
熊谷 愼之輔 |
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午後からの講義では、「連携の目的、連携・協働することの意味、学校と地域をつなぐ連携推進母体の必要性、今後の方向性」について、午前中の実践発表の内容を織り交ぜながら講義をしていただきました。 |
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熊谷先生の講義の様子@ |
熊谷先生の講義の様子A |
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【グループ協議】 |
「連携を進めていく上での課題とその解決策について」 |
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グループ協議では、熊谷先生が講義の中で示していただいた「大人と子どもの歯車モデル」を
もとに、連携を進める上で課題に感じていることを共有し合いました。また、課題を解決するために実効性のある方策を考え、意見交流をおこないました。 |
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グル―プ協議の様子@ |
グループ協議の様子A |
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グループ協議の様子B |
他のグループの成果物を見る |
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参加者の声 |
・いかに家庭地域との連携が子どもたちにとって積極的な効果をもつかということがよくわかった。 |
・地域の人々が結集する場としての学校の役割を再度確認しました。 |
・ウィンウィンの関係、互恵関係であるという意識を学校も地域・家庭ももつことが大切。 |
・世代間のそれぞれの役割というものが学校の中であるのは、理解していましたが、私自身も、私にしかできないことをがんばろうという気持ちになりました。 |
・様々な意見や理論が聴けて自分の考えでは思いつかなかったことが出てきたので良かった。 |
・勤務している学校で、そして、住んでいる地域で、少しずつ大人同士の連携ができるようにがんばりたいと思います。 |
・学社連携を進めていく上でやはり、母体となる組織づくりが重要だと思った。 |
全体をとおして |
熊谷先生の講義の中にもありましたが、学校と地域をつなぐ取り組みを意図的・計画的・継続的におこなうことが地域の教育力の向上へとつながっていくことを再認識する機会となりました。研修に参加いただいた方からは、「自分自身がキーパーソンとして奮起したい。」「できるところからやってみたい。」といった前向きな意見が書かれていました。今後、それぞれの立場や地域で少しずつでも取り組んでいただければと思います。
ご参加いただきありがとうございました。 |