A:2月1日(土)〜2日(日)と B:2月15日(土)〜16日(日)の日程で「ワクドキウインター楽習塾」を実施しました。
これは、体験活動等を通して、「生きる力」や「心の豊かさ」を育み、異年齢の参加者が共に学び協働していく意識を高めるとともに、感動体験などを通して参加者の自尊感情の高揚をめざして毎年この時期に開催されています。今年も県内の小学校からたくさんの児童が参加してくれました。
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●開塾式
〜オリエンテーション |
いよいよ一泊二日の日程がスタートします。最初の集合ではみなさん緊張のせいかうつむいたりきょろきょろしたりおちつかない様子でしたが、レクリエーションなどでスタッフが積極的に声掛けをすると、次第に打ち解けて笑顔が見えるようになりました。 |
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●みんなでサバイバル
〜火起こし体験〜 |
班で協力して火起こしを体験しました。火起こし器を回して「熱くなってきた・・・」「煙が出てきた!」とここまではいくのですが、これから中々着火までつながりません。このままではどこもつかない?!・・・と思った時に「やったー!」と歓声が上がりました。火起こし成功です。小さな火がドラム缶に移されてだんだんと火が大きくなっていきます。そして大鍋のかまどに移しました。みんなで苦労して、つけた火を「友情の火」と名付け、ランタンにも移されました。この火がこれからいろいろな場面で関わってきます。 |
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〜だご汁作り〜 |
この日の夕食はだご汁です。まず、だご(だんご)を作ります。ビニール袋に入れられた小麦粉に塩水を入れてこねていきます。始めは混ざらなかった粉と塩水が段々と混ざって粘土のような触感に変わってきます。さらにこねて弾力をつけ一口大のだごにしていきます。次に野菜などの具材切りです。5・6年生は家庭科で包丁を使い慣れていますが、低学年の子達はほとんどが初めての体験。スタッフや上級生が手を添えるようにして少しずつ切っていきました。
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〜灯篭つくり〜 |
作って(だご)切った(野菜等)材料を大鍋に入れて煮込んでいる間に牛乳パックを使った灯篭つくりをしました。パック表面のフイルムをはがし、模様を描いてカッターで切り取ります。慣れない道具で戸惑いながらもなんとか形にすることができました。 |
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〜夕食〜 |
灯篭つくりが出来上がったころにだご汁も食べごろになって食事の時間になりました。大鍋からわきあがる湯気は迫力満点、みんな何杯もお代わりをしていました。(Aは時間の都合上、だごは別の鍋に煮てウインターキャンドル後に食べました。) |
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〜ウインターキャンドル〜 |
先ほど作った牛乳パックの灯篭に火を入れます。キャンドルに灯す火は先ほどランタンにとっておいた「友情の火」です。班長のキャンドルに分火された火を、こよりを使いながら一つずつ灯篭に入れたティーキャンドルに灯していきます。全員の灯篭がひな壇に並びます。そしてカウントダウン。「5・4・3・2・1・0!」電燈が落とされ、会場はキャンドルの灯だけになりました。「お〜!!!」歓声が沸きます。一つのだけのキャンドルなら小さな灯ですが、全員分集まると幻想的な光景になりました。「きれ〜い」「あったかい」「こころが温まる感じがする」という感想が聞かれました。 |
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〜お風呂・お休みなさい〜 |
ウインターキャンドルが終わったらお風呂に入って寝る準備です。このころになるとみんな気軽に話せるようになっていて、どの部屋からもにぎやかな声が聞こえていました。そして就寝。にぎやかな声も次第に少なくなり、やがて寝息が聞こえてくるようになりました。明日もがんばりましょう!
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〜ささぐりんピック〜 |
二日目の午前中はささぐりんピックで班対抗のスポーツ大会をしました。今年はオリンピックイヤー(Aはソチオリンピック直前、Bは真っ最中でした)ですので、開会式もオリンピック風の演出をしました。「友情の火」を聖火としてみんなで聖火リレー!キャンドルについた友情の火をみんなで回し、聖火台に灯しました。大きな火がついたときは「おお〜すげ〜」と歓声と拍手がわきあがりました。 |
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競技は長縄とび、風船運びリレー、馬跳び、綱引きを行いました。長縄はなかなか飛べずに暗いムードになりかけた班もありましたが、競技が進むにつれて団結力が生まれてきました。最後の綱引きでは自分たちで作戦を考え、勝てば歓喜の声で大はしゃぎするようにもなりました。そして総合優勝した班には社教センター特製の「木」メダル(桜チップで作ったメダル)が授与されました。 |
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〜ふりかえり・閉塾式〜 |
昼食後はアンケートや班ごとの話し合いで2日間を振り返りました。各グループで円を作って話し合いをしましたが、開塾式で作った円よりも小さく(みんなが接近して)なっていたように思えました。その中で「○○さんが器用ですごいと思いました。」「△△さんが班長を頑張ってくれました」とそれぞれの良さが発表されると、褒められた人はみんな照れながらも嬉しそうな表情を見せていました。24時間前までは全く知らなかった人が、いろいろな活動を経て良さを見つけあうまでになりました。ここで見つけてもらった自分の良さは大きな自信になると思います。
最後にこの二日間灯し続けた「友情の火」をみんなの前で消しました。と、同時にこの友情の火は参加した一人一人の心の中に灯されたのです。みなさん、この「友情の火」を二日間のキャンプの思い出と共に灯し続け、いろいろな場面で生かしていってくださいね。 |
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〜みんなの感想〜 |
はじめはきんちょうしたけど、あとからきんちょうしなくなりました。ともだちがはんにいなかったけどあとからともだちができたからうれしかったです。れすとらんがおいしかったからまたたべたいです。たのしかったです。(1年生)
さいしょはみんな、きんちょうしてあまりしゃべったりできなかったけど、じこしょうかいをして何分かたつと、4年生がしゃべりかけてくれたり、スタッフがしゃべりかけてくれたりしたのでともだちになり、あそんだりしゃべったりできました。うれしいし、たのしかったです。(2年生)
いろんな友だちとなかよくたのしくふれあうことができたのでうれしかったです。来年も行った時に友だちがいてほしいです。とても楽しかったです。火おこし体けんムズカシイ!(3年生)
みんなと協力する力を手に入れました。来年やまたその来年に「ワクドキウインター楽習塾」にいきたいです。そして火起こしで初めて火がついたのでとてもおもしろかったです。学校でも参考にしてみます。(4年生)
冬だけでなく夏も楽習塾があってほしい(5年生)
今回の「ワクドキウインター楽習塾」では昨年行った時と違って1人で参加して、最初は少し不安で「大丈夫かな?」と思ったけど、思った以上に班の子達と仲良くできたし、班長としてみんなをまとめることができたので良かったです。それに、知らない人と仲良くなってからはささぐりんピックなどで1つのことにむかって協力することができました。来年はもう来れないけれど、今回の活動で学んだ「協力することの大切さ」などを今後の生活に生かしていきたいです。(6年生)
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〜ボランティアの感想〜 |
小学生はとても元気でかわいくて幸せでした。センターのスタッフさんも明るくて目標になりました。なぜ今までボランティアに参加してこなかったのかと思うほど楽しく貴重な経験ができました。本当にありがとうございました。
子ども達の日々のうちとけあい、協力、手助け、しせい、等の成長を少しだけど隣で楽しめて本当に良かった。さいごに「私もわすれないからわすれないでね」と私のしおりに書いてくれた子がいて、ボランティアでも子どもの経験の中で生きれるのかなと嬉しかった。
子どもの目線に立って物事を考えようと思っていたのですが、やはり難しかったです。子ども達から「楽しかった」と言ってもらえてとても嬉しかったです。私自身も楽しめました。今回学んだことを次の活動でも生かしていきたいと思います。また、失敗したところは改善するようにしたいと思いました。 |
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