事業報告
 平成26年度
社会教育専門研修A 公民館事業活性化研修会A
 
 期 日  平成27年1月20日(火)
 参加者   40名
 事業内容

 福岡の公民館等の現状や課題について、参加者相互が「熟議」(「熟慮」と「討議」)を重ねながら、今後、福岡の公民館等が担う役割及び公民館等の事業活性化をとおした地域づくりの在り方を探る。

 内容の実際
 【説明】「公民館事業活性化研修会について」
       担当:福岡県立社会教育総合センター 研修・情報室 社会教育主事 齋藤 英義


 【実践発表】「公民館と地域づくり〜地域特性を生かし、地域の活性化を図る活動の具体化について〜』
          岡山市立京山公民館 主任社会教育主事  田中 純子 氏

 
 【熟議】テーマ@「私のまちの地域特性とは」


 【熟議】テーマA「地域特性を生かした具体的な事業をつくるとは」
 

 【講義】「地域特性を生かした事業とESD(持続可能な開発のための教育)」
       聖徳大学名誉教授・酒々井まちづくり研究所長 福留 強 氏

 
 参加者の声
◯ 漠然ととらえていたESDの視点を盛り込んだ事業展開の手法が、田中主任のお話を通して、かなりすっきりとなりました。
  公民館の可能性を感じました。
○ 公民館活動の発展性、可能性の大きさを感じました。
○ グループ全体で出た1つの共通点でも、個々でちがった視点で工夫して考えたので、楽しく討議ができて参考になりました。
○ 地域を知る、人材を掘り起こす重要性を再確認できた。
○ 地域特性をさぐる際、自分がどれだけ自分の関わる地域を主観的にしかとらえていなかったのかということを改めて知ることができました。
○ 新たな発想が生まれるきっかけになる講義だった。
○ 体験、経験の大事さがわかった。殻を破る発想、色々なヒントをいただきました。勇気を持ってチャレンジしたいです。
 全体を通して
 ESDの視点をもとに、地域の特性を生かし公民館事業を展開されている岡山市立京山公民館の田中主任の実践発表では、日頃の公民館事業を見直す一つの視点を与えて頂きました。また、「住民の方の意識や行動が少しでも変わることが一番のやりがい」と熱く語る田中主任の姿から、公民館に関わる職員としての意気込みを感じることができました。
 また、熟議を通して他地区の公民館関係者の方と一つの事業を創りあげる中で、様々な情報交換とともに、今後の事業を考える上での大切なポイントを出し合うことができていたようです。
 講師の福留先生の講義では、たくさんの地域の事例が紹介され、地域の特性をいかに掘り起こし、視点を変えて公民館事業の活性化につなげていくかというヒントを頂くことができました。