期 日 平成27年6月24日(水)10:00〜16:20 |
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参加者 59名 |
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事業内容 |
地域全体で子どもたちを育むため、学校支援地域本部やコミュニティ・スクールの整備が促進される中、学校・家庭・地域の連携・協働に向けて、関係者の理解促進とコーディネーター等の育成を図り、今後の取組の充実につなげる機会とする。(今回は2回シリーズの第1回目です。) |
内容の実際 |
【事業説明】 |
学校・家庭・地域の連携を進めていく上で本セミナー1回目、2回目を通じての全体計画や、本日の第1回目の流れについて担当者から説明を行いました。
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【講 義@】 「今なぜ学校教育と地域社会の連携なのか」 |
北海道大学 学務部長
前文部科学省初等中等教育局参事官付
学校運営支援企画官 出口 寿久 氏 |
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出口先生は、文部科学省において学校支援地域本部事業、コミュニティ・スクールなど、学校・家庭・地域の連携に関わる制度設計等を担当されました。そのご経験を基に、コミュニティ・スクール制度導入の背景や仕組・現状、成果と課題、学校を核とした地方創生、学びを生かす持続可能なまちづくりについてご講義していただきました。今なぜ、コミュニティ・スクールなのか、地方創生なのか、我が国の現状と結びつけて整理して説明していただきました。また、全国の学校・家庭・地域の連携に関わる先進事例を、写真等も交えながらくわしく紹介していただきました。 |
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【講 義A】「学校・家庭・地域の連携を機能させるとは」 |
福岡教育大学教育学部 教授 鈴木 邦治 氏
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鈴木先生からは、学校・家庭・地域の連携について、時代背景による関係性の変化、連携の進め方と課題、福岡県内の現状と先進事例等についてご講義していただきました。特に、連携を推進するにあたって、形から入るのではなく、連携の意義と目的の共有が重要であり、そこに時間をかけ、議論を尽くすことの大切さを説明していただきました。また、県内のコミュニティ・スクールの先進事例等も、子どもたちの生き生きとした姿を交えながら紹介していただきました。 |
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【協 議】「学校・家庭・地域の連携の意義と進め方について」 |
今回の研修では、市町村行政職員、学校関係者、県行政職員等様々な方にご参加いただきました。そこで、様々な立場の方々と話し合えるように4〜5名でグループをつくり、協議を行いました。協議の流れは、
@ 連携の意義について (講義@及びAの感想も含めて)
A 連携を推進していく上での課題
B 課題解決に向けてできること
C 連携を進めていく上でのポイント
の順で行いました。 |
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参加者の声 |
○講師の方々の情熱がすごくて心に響きました。 |
○講義@では、今学校に求められていることを地域や社会の視点からとらえることができました。議論と協力の大切さ、将来のビジョンも含めて理解できました。 |
○講義@では、コミュニティ・スクールの基本的な考え方や仕組みがよく理解できた。特に三鷹の取組と春日市の取組が参考になった。 |
○講義Aでは、子どもたちを中心に据えたコミュニティ・スクールを推進していくための方向性を聞くことができてよかった。具体化したい。 |
○講義Aでは、ゲストティーチャー、地域総合カレンダー等取り組みやすい事例がありやってみようと思えた。 |
○協議では、学んだことを深めることができた。いろいろな自治体の事例を聞いて参考になった。 |
○協議では、学校、行政等それぞれの立場から意見をいただき、地域連携とはこのように行っていくのだという視点を教えていただいた。改善していきたい。 |
○講義で知識を得て、グループワークで自分や皆で考えることができて良かった。自分では思いつかないような考えを得ることができた。 |