【研修1】実践事例発表@
講座から生まれた「サンコアマルシェ」
〜子育て世代の方々が集う取組を通して〜
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発表者: |
筑後市中央公民館 館長 |
水落 龍彦 氏 |
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筑後市教育委員会社会教育課 主事 |
小川 美弥 氏 |
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筑後市の水落氏からは、筑後中央公民館における利用状況の現状や課題と、公民館の役割や人が集うための仕組みづくりを行っている取組についての発表をしていただきました。続いて、社会教育課の小川氏から、「おうち起業応援セミナー」から始まった「サンコアマルシェ」における具体的な取組の紹介と外部機関との連携に関する発表をしていただきました。日頃なかなか公民館に来館することの少ない若い世代の女性を、セミナーに受講生として呼び込み、起業者としてマルシェ(商店)の出店者に育て、新たに人が集う取組「サンコアマルシェ」を進めていくという、取組について説明されました。また、公民館と行政(商工観光課など)、青年会議所、民間企業など、外部機関との連携の具体的な例を示していただきました。
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参加者の感想等 |
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経済活動と社会教育を結びつける事業は目新しいと思うので、今後の企画立案における参考にしたいと思います。 |
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頭では分かっていることですが、若い世代が動くことで、地域が活性化することを改めて見せていただいたし、何よりみんなが楽しそうなのがいいですね。 |
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若い世代(子育て中のお母さん方)のニーズを形にしながら、社会の流れを的確に捉え、企画に活かしていった点がすばらしいと思いました。 |
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【研修1】実践事例発表A
「生後1か月から高校生までに届ける家庭教育支援」
〜子育ち親育ち当事者が自主的につながる支援〜
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発表者: |
嘉麻市教育委員会生涯学習課 |
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地域活動指導員 |
稗田 佳子 氏 |
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地域活動指導員 |
小松 直子 氏 |
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嘉麻市の稗田氏・小松氏からは、継続的に取り組む家庭教育支援の実践事例を中心に、行政と子育て世代の保護者との連携を進める事業を発表していただきました。
参加対象を0歳から18歳までと幅を持たせるとともに、あらゆる機会での講座・情報の提供を通して、家庭教育を支援していく取組の発表でした。多様化した住民ニーズに応えながら、人づくり・地域づくりの視点で、自立した活動ができる市民を増やす・見つける・支援することを事業推進の柱にしながら、子どもを取り巻くメディアの現状と課題についての発表でした。参加者から複数の質問が出されるなど、興味を引く発表となりました。
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参加者の感想等 |
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本当に今、一番必要なことは何かを実践され、すごいなと思います。自分も学び、それを伝えていく力、一つひとつが心のこもったものであったと思いました。 |
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子育ち・親育ちなど、地域の子どもを育てる上で、子と親、両方にしっかり目を向けていることが印象的で参考になりました。 |
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メディアと子育てについては、課題として以前からあるものの、なかなか難しいものですが、しっかりと信念を持って行なわれていて、ぜひ見習いたいと思いました。 |
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【研修2】
・事業PRタイム
・グループ協議
「PDCAサイクルを意識した 効果的な事業の実施に向けて」
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進行: 県立社会教育総合センター 社会教育主事 |
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・事業PRタイム
今後、取り組んでいく事業について、30秒の事業PRタイムを設け、参加者に向けてPRしていただきました。 |
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【福岡市博多区役所】 |
【福岡教育事務所】 |
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・グループ協議
「PDCAサイクルを意識した効果的な事業の実施に向けて」
グループ協議は、青少年教育や公民館など担当事業ごとに分けた4人グループで行いました。それぞれが持参したチラシをもとに、これまで取り組んだ事業のねらいや、事業の中で課題と感じることを出し合いました。そして、その課題は、PDCAサイクルのどの段階での課題なのかを整理し、その理由や原因について交流しながら考えを深めることができました。
さらに、PDCAサイクルの中でも、C(=Check)段階における課題には、担当者の主観や私見だけでなく、参加者の客観的な意見が反映していることに着目し、課題解決に向けた具体的なアイデアについて交流し考えを深めることができました。
最後に、まとめとして、事業を企画・立案・運営する際は、地域のニーズをしっかりとつかみ、事業の目的や対象をはっきりとさせること、そのためには特に、C(=Check)段階における課題を解決していくことが、その後のA(=Action)、P(=Plan)につながっていくという説明を行いました。
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