事業報告
 平成30年度
和き・合い・愛ファミリーキャンプ 第1回目     
 期 日  平成30年6月9日(土)・10日(日)
 参加者  17家族(46名)、 ボランティアスタッフ 26名
 事業目的
 知的障がいのある児童・生徒とその家族を対象に、自然体験活動や集団で楽しみながら活動できるプログラムを通して、何事にも主体的に取り組む力や他者とふれあう力を育むとともに、達成感を味わわせます。また、保護者同伴で参加し、保護者間の情報交換等を通して、子どもの自立に向けた支援の在り方等について考える機会とするために開催しています。
 1日目
【出会いのつどい】
 出会いのつどいでは、自己紹介すごろくを行いました。サイコロを振って、出た目の数だけ進み、書いてあるお題に答えていきます。少し難しいお題にも、一生懸命に考えて、答えてくれました。まだ少し緊張しているようでしたが、子どもたちのことを、たくさん知ることができました。


【和き・合い・愛 農業体験@】
 メインのプログラムである農業体験です。翌日の天候が心配されたため、急遽1日目に行うことになりました。今年度の苗植えは、「サツマイモ」と「落花生」です。落花生は、ポットから取り出す作業から行いました。なかなか取り出すことが難しい参加者もいましたが、ボランティアスタッフと一緒に、工夫をしてやり遂げることができました。次回の収穫が楽しみですね。
 


【キャンドルのつどい】
 夜の活動ではキャンドルのつどいを行いました。ご家族には「この3回シリーズのキャンプでがんばること」について誓いの言葉を言っていただきました。それぞれのご家族の想いの詰まった言葉は、感動的でした。2部では2〜3家族ずつで手作りフォトフレームを作って、写真を撮りました。オリジナルのフレームに納まった、家族のみなさんの笑顔が素敵でした。
 
 2日目 
 【和き・合い・愛 農業体験A】
 前日に植えたサツマイモの目印となる立札作りと、赤しそのポット植えを行いました。名前や絵を描いた紙をラミネーターにかけ、職員自作の看板の土台に打ち込みました。何とか天気も持ちこたえてくれたため、農園まで行ってオリジナル看板を立てることができました。赤しそのポットは、ある程度成長してから、農園へ植える予定です。


 【ペン立てづくり/保護者座談会】
 和き・合い・愛ファミリーキャンプ第1回目の最後の活動は、親子で分かれての活動です。子どもたちはペン立てづくりを行いました。ねんどをコップに貼り付けて、思い思いの飾りつけをしました。個性あふれる作品が出来上がりました。
 座談会では、保護者同士で情報交換会を行いました。日常のお子さんの様子や日頃抱えている子育ての悩みや不安、自立や社会参加に向けて意見交換を行い、2回目3回目の座談会に向けて課題を確認することができました。


 参加者の声
全体を通じて子どもが喜んでいたのでよかったです。
家族でこのように泊まりで出かけたりすることは、周囲の理解が得られず、難しいことです。このような機会、場所を提供してくださり、大変感謝しています。弟・妹はとても嬉しがっており、貴重な経験ができました。
あと2回ありますが、必ず参加したいと思います。別の機会でも何かあれば参加したいです。

 
 全体をとおして
 今年度もあおぞらファームでの農業体験を中心に、様々な体験活動を取り入れたプログラムを実施していきます。今年は落花生と赤しそに初挑戦です。秋には収穫と野外調理などを行う予定です。次回も参加者の笑顔があふれるキャンプにしていきたいと思います。次回は10月13日(土)、14日(日)です。お楽しみに!