センターNEWS:事業報告 (平成18年度)
   

NPO等連携・協働推進セミナー(8/10)



8月10日(木)、当センターにおいて『NPO等連携・協働推進セミナー』が開催されました。
NPO等について理解を深め、生涯学習・社会教育行政とNPO等との今後の連携・協働の在り方について研究・協議するため、NPO界のトップランナー4人による講演と事例研究が行われました。


「NPO等の連携・協働を推進するための基礎・基本」

福岡県NPO・ボランティアセンター所長の森 美知子氏の講演は、まさに行政側の最前線でNPOと実際に接してきた経験に基づき、NPOについての基本的な事柄を噛み砕いて説明する内容でした。
参加者には学生の方もいたのですが、アンケートでも分かりやすかったとのコメントが数多く見受けられました。



「くまもと県民交流館『パレア』からみたNPO活動」

熊本県民交流館パレア前館長緒方 洋子氏の事例研究では、行政の立場でNPO団体と関わってこられ、現在はNPO法人チェンジライフを立ち上げられた実践をふまえて事例を紹介していただきました。
行政における「場」の提供のありかたについてや、公民館・生涯学習センターの問題点について、いかにして「行動する人」を作っていくかについてなどを熱心に話されました。



「子育て支援センター”ふらこっこ”の連携・協働の取り組み」

宗像市教育委員会子ども課長日野 砂男氏の事例研究では、子育てネットワークと行政との協働について取り組み事例の紹介が行われました。
いかにして子育てネットワークと意思疎通を深めるか、いかにして行政が手を引いても大丈夫な形にもっていくかなど、ユーモアも交えて楽しく語られました。



「社会教育行政とNPOとの連携・協働」

NPO法人教育支援協会代表理事吉田 博彦氏の講演は、NPOや生涯学習・社会教育についての力強いお話でした。
欧米や日本のデータや歴史などをもちいた理論的で説得力のある内容で、参加した社会教育関係職員は「何をなすべきか明確に述べていただき、元気を与えてもらった」と感想を述べていました。


約70人の参加者はいずれのお話にも熱心に耳を傾け、時間の限り質問を行われました。