センターNEWS:事業報告 (平成18年度)

第2回福岡県子育てアドバイザーセミナー福岡会場(10/5)

会場:宗像市総合保健福祉センター「メイトム宗像」



「中高生と乳幼児体験を支える子育てサポーターのあり方」について今回は、学習しました。

実践事例発表 
@宗像市子育てネットワークこねっと 棚橋 美智子さん
 宗像市日の里中学校では、中学校の「空き教室」に子育てサロンが開設され課外授業が実施されています。
そこでは、保健師・助産婦さんの話や妊婦体験等のワークショップで、中学生と幼児とのふれあい交流が行われています。
取り組みの始めの頃は、赤ちゃんや幼い子は、「さわるとこわれる」や「お乳臭い」という中学生の感想が「だっこした時にすごくかわいくて不安も吹っ飛んだ」など心に大きな変化が起こっていました。
ビデオ等で説明される棚橋さん


 A南筑後地区子育てアドバイザー  成清 美恵子 さん
南筑後地区の子育てアドバイザーは、学校と連携して、家庭科の授業に入り、乳幼児とのふれあい交流のつなぎ役・支援者役果たしています。
 Withスクール事業の一つとして、地区内の中・高校の家庭科のゲストティチャーとして入り、乳幼児の成長の特色や心の動きなどを、実際の体験に基づいてサポートしています。また、乳幼児とのふれあい体験では、幼稚園や保育園などに出向いて、中・高校生の細かな動きなどにも目を配られ、中・高校生が出来た時には誉めていただき、出来なかった時は、ヒントなどを出され、次にやることを導き出されていました。


九州女子短期大学 助教授 大島 まな 先生からの指導・助言
九州女子短期大学助教授の大島 まな先生は、中高校生と乳幼児体験は、大切なのに、忘れられた世代間交流ではなかったのか?
この体験後子どもにたちは、ほんとにいい顔になっている。それは、この思春期時期は、「自分は、大切な存在(自尊感情)である。」と感じるころで、乳幼児から見ると頼りになるお兄ちゃん・お姉ちゃんである。
今、このような体験できる、身近な機会・場所を社会で作っていっていくことが大切であることを話されました。