センターNEWS:事業報告 (平成20年度)
子育てネットワークinふくおか2006

平成18年10月28日(土)〜29日(日)、福岡県立社会教育総合センターにおいて『子育てネットワークinふくおか2006』が開催されました。



『全 体 会』
■大会前日のスタッフ:

「壇上の花はどうするんですか?」
「ないですよ。そんな予算は組んでません。」
「スタッフの家の庭に咲いてる花でもいいんだけど。。。」
「・・・そういえば庭にススキとかコスモスが咲いてますね。」



基調講演 『デンマークの子育て見聞録!』
北九州市立大学大学院 助教授 恒吉 紀寿 氏
デンマークでは、大人が子どもの目線に下りて話をします。特に叱るとき、注意するとき、褒めるときなど、大人の想いをしっかりと伝えたい時は、目線を合わせるだけでなく子どもの頭を手で押さえて話をしたりもします。決して上から抑圧的には関わらないのです。絵本の読み聞かせ一つをとっても、日本では何か教育的な感じがしますが、デンマークでの絵本の時間は、子どもと親が一緒に楽しんだり、感動したりするための時間と考えられています。



全体会後に開催されました分科会の一部の様子をご紹介します。

第一分科会 『子育てグループあらかると!〜ひろがれ・つながれ・子育てネットワーク』
こだわらない。育っていく。変わっていく。
はじめは行政主導であっても、育っていく、変わっていく。
行政もわれわれも柔軟性が求められてくる。
ある芽をいかに大切にしていくか。自立していくか。
組織と組織の関係も人間関係と同じで信頼が大切。

■第二分科会 『子育てから始まるまちづくり』
意外な話を聞けたり、情報交換ができたり、楽しい時間になりました。
集団の中の「個」ではなく、「個」の集まりである集団の大切さを感じました。
体験して自分の地域に生かすことができるワークショップになったと思います。
「知り合う」「考える」など、当たり前と思っていたことが、実はできていないことに気づきました。
そこが、一番大切な始まりであることを感じました。

■第五分科会 『お父さんのネットワークってどんな感じ?〜カイシャ以外の時間を楽しもう〜
最初に座った席を参加者の自己紹介を踏まえ、3グループに席替え。気分を一新して討議しやすい体制を作ったのがよかった。
登壇社と参加者が一体となって議論できた。次につながる討議ができたのではないか、と思う。
最後に感想を紙に書いてもらって全員発表!討議中発言がなかった人もこれで全員参加達成!
この後の交流会のみならず、メーリングリストを使って、今後も情報交換する仕組みを採用したところが自画自賛。

■第六分科会 みんなでそだてよう発達障害のこどもたち〜その子らしさを大切に〜
会場からの声も聞けて内容が非常に広がった感じ。助言者に学校教育と社会教育の先生を迎えていたので登壇者だけでは対応しきれない国の施策や自治体としての取り組み等を冷静な視点から答えていただいた。就学後の悩みや不安の声もあがるなか、助言者の存在が心強かった。誠実な言葉で対応していただいた。

■第七分科会 ITを活用した子育てネットワークづくり〜HP&MLのメリット・デメリットからさぐる可能性〜
実際にPCを見ながらの分科会で、とても参加感があった。
参加者も必ず一言ずつ話す機会があり、みんなで話題に入り込んで話し合えました。



当日は大人プログラムの他に、子ども用のプログラムも用意されました。
>>子どもプログラムの様子はこちら