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教育基本法元年とセンターの社会教育実践

 1月中旬を過ぎても例年の寒さがなく、地球温暖化の影響を心配しながらも、やはり温かな冬は過ごしやすいなあと思う日々が続いています。当センターの周辺は、葉を落とした木々がすっくと冬空に立ち春が来るのを首を長くして待っているように見えます。また、今月から始まった宿泊棟屋根の雨漏り補修工事も順調に進んでいます。

昨年から、いじめ自殺問題や教育再生会議の議論など、教育を巡る話題が新聞紙上等を賑わしています。昨年末には、教育の憲法と言われる「教育基本法」が60年振りに改正されました。改正のポイントは、教育の目標として「幅広い知識と教養」「豊かな情操と道徳心」「健やかな身体」を養うこと等をあげ、「公共の精神」や「伝統と文化の尊重」等にも言及しているところです。

 特に、生涯学習・社会教育関係者にとっては、第三条の「生涯学習の理念」、第十条の「家庭教育」、第十一条の「幼児期の教育」、第十二条の「社会教育」、第十三条の「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」、第十七条の「教育振興基本計画」等がキーワードとなる条文であり、今回の教育基本法改正を契機に、これまで以上に学校や家庭と連携した力強い社会教育が展開されることが期待できます。詳しくは本ホームページの「お役立ち情報」をご覧下さい。

当センターでは、現在、19年度の主催事業や研修活動について、本庁生涯学習課や各教育事務所と協議をしながら最終の詰めをしています。県民の皆様や子どもたちを受け入れながら、「県民の学習活動支援センターとして」「子育て支援センターとして」「社会教育関係者等の養成支援センターとして」最適の事業や研修を組んで参りたいと、職員一同額を寄せ協議をしているところです。

 今年は「教育基本法元年」として、福岡県内の社会教育を推し進める中心センターとして頑張って参りたいと考えております。ご支援、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
福岡県立社会教育総合センター所長 菊川 律子
センターの落葉樹
↑すっかり落葉したケヤキ
パンジー
パンジー
パンジー
↑春を待つパンジー