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年頭のご挨拶


 新年、明けましておめでとうございます。

 昨年は、当センターを約11万人余りの方々に御利用いただき、感謝申し上げます。迎春 玄関

 さて、科学技術の進歩、情報化、国際化、少子高齢化など、教育を巡る状況は大きく変化し、様々な課題が生じてきました。こうした課題を踏まえ、「人格の完成」や「個人の尊厳」など、これまで掲げられてきた普遍的な理念は大切にしつつ、平成18年12月に改正教育基本法が公布、施行されました。 
 その中では、第3条に生涯学習社会の実現を目指す「生涯学習の理念」について新たに規定されました。生涯学習・社会教育を推進する当センターとしても、その実現に向けて一層の努力をしていく必要性や責任を感じているところです。

 さらに、昨年6月には「福岡県社会教育委員の会議」より、社会教育行政の現状や課題、今後の方向性についての審議をまとめた『新しい時代にふさわしい社会教育行政の在り方について(中間まとめ)』が出されました。その中では、次世代を育む観点から今後の社会教育行政の役割として「家庭教育支援」「体験活動支援」「社会参加支援」の3つの支援の必要性と具体的方策を提言しています。

 こうした提言等も踏まえ、当センターでは、多くの体験活動プログラムを準備して子ども会など各種団体や指導者の学習活動を支援しています。また、家庭教育支援者や社会教育関係職員などのスキルアップを目的にした研修、さらに子育てグループ等民間の方々との協働事業なども実施しているところです。
福岡県立社会教育総合センター 角所長  本年も、職員一同力を合わせて、県民の生涯学習を支援する社会教育施設としての役割を果たしてまいりたいと考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
平成20年1月5日

福岡県立社会教育総合センター所長  角 伸幸