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年頭のご挨拶

 新年、あけましておめでとうございます。
また、平素から当センターをご利用いただき、感謝申し上げます。
 昨年は、内閣総理大臣の交代や記録的な猛暑が長く続くなど、大きな変化や出来事が生じた激動の一年でありましたが、皆様にとりまして、この新しい年がより佳き年でありますよう心から祈念申し上げます。

 さて、近年、都市化、少子高齢化、高度情報化など社会の急激な変化により、地域の人間関係の希薄化や地域コミュニティの弱体化等が進み、地域の教育力の低下が指摘されています。このため、本県では、実体験を重視した教育の推進や学校を支援する体制の整備、さらには家庭や地域の教育力の向上を図るため、「教育力向上」福岡県民運動に取り組んでいるところです。

 当センターでも、本運動の趣旨を踏まえながら、「県民の学習活動支援」「子どもの育成支援」「社会教育関係者等の養成支援」の3つを柱に関係事業を実施してきています。
 今月には、様々な体験活動を通して、5歳児と4・5年生に困難を乗り越える力や人と関わる力を育成する「レッツ・ゴー!5&5」の5回シリーズの最終回を実施します。また、2月には、冬期の自然体験活動を通して「生きる力」や「心の豊かさ」を育み、異年齢の参加者が共に学び協働していく意識を高める「ワクドキウィンター楽習塾」、さらには地域ぐるみで子どもを育む活動を推進するため、学校と地域との連携・協力のあり方について関係者の理解を深める「地域ぐるみ学校応援セミナー」、そして社会関係者等の養成支援として「第3回社会教育関係職員等研修会」の開催を予定しております。
 魅力的な内容での開催を予定しておりますので、多くの方々の御来所をお待ちしております。
  

 終わりに、今後も、関係機関・団体の皆様からの御支援をいただきながら、より質の高い事業展開を目指し、職員一同、協力していく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 なお、当社会教育総合センターは本日から開所しております。
学習ボランティア「若杉の会」
奥藤稔さんのご指導のもとに
正面玄関の門松を作成しました。
  平成23年1月5日 福岡県立社会教育総合センター 所長 角 伸幸