新年、あけましておめでとうございます。
平素より当センターの事業へのご理解、御協力、施設利用等に対しまして、心より感謝申し上げます。
平成23年の最大の出来事といえば、やはり3月11日の東日本大震災でした。この震災で、被災された方々だけでなく、多くの国民が「絆」の大切さを改めて知り、昨今希薄になっていると言われる人間関係を見つめ直すこととなりました。
この人と人とのつながり「絆」は、地域社会などのコミュニティだけでなく、国境を越えた地球規模の人間同士の間でも、今求められているのであり、普遍的なものであります。
さて、私ども社教センターでは、家庭・学校・地域の「絆」を深め、連携・協力して子どもたちの健やかな成長を目指した『教育力向上』福岡県民運動を展開しております。具体的には、社会教育・生涯学習を振興する中核施設として「県民の学習活動支援」「福岡が目指す子どもの育成」「社会教育関係者等の養成」を進めています。
昨年は、職業的自立をめざす知的障害のある生徒を対象にした、延べ10泊13日の「いきいきチャレンジ塾」、異年齢集団での体験活動を展開した「レッツ・ゴー!5&5」等の子ども育成支援事業、子育て支援者等のネットワーク構築を目指した「ふくおか子育て支援フォーラム2011」、地域への社会参加活動や地域の絆づくり、地域の教育力向上を目指した「地域の教育力向上セミナー」等の社会教育関係者研修など、様々な事業を展開してまいりました。
本年も、県民の皆様の学習活動の場として、子どもたちを育成する場として、社会教育関係者等の研修・交流の場として、ソーシャル・キャピタルを構築すべく、職員一同、「一意専心」取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
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ソーシャル・キャピタルとは・・・
社会・地域における人々の信頼関係や結びつきを表す概念。抽象的な概念で、定義もさまざまだが、ソーシャル・キャピタルが蓄積された社会では、相互の信頼や協力が得られるため、他人への警戒が少なく、治安・経済・教育・健康・幸福感などに良い影響があり、社会の効率性が高まるとされる。
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平成24年1月5日 福岡県立社会教育総合センター 職員一同 |
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社教センターの全景 |