|
|
|
|
【由来等】 長崎街道筑前六宿の第二の宿場町として栄えた、木屋瀬に伝わる盆踊は、18世紀、伊勢参りをした時に、習い覚えた伊勢音頭に、大名行列の奴の仕草や掛声を取り入れて作ったものとされ、地元では「宿場踊」とも称される。盆踊は、毎年8月13日から15日まで、寺や、初盆の家々で行われる。
【活動の歴史】 盆踊りは、矢倉を組んで行った時期もあったが、初盆の家で供養踊りを行うのが木屋瀬本来の姿だとしてこれを止めた。また、盆は正装で踊っていたが、町内の人から、輪に入り難いとの声があがり、浴衣の着流し・軽装で踊るという、現在の盆踊りの形になった。また、保存会に子供部を作って、学校の運動会でも踊りを披露したり、北九州市のイベントや世界女子柔道選手権大会にも招かれ披露するなど、継承に力を入れている。
【芸能を行う理由・目的】 先祖供養
【舞・踊りの特徴】 初盆の家の庭先では、近所の人も混じって踊る。曲目は「並手(思案橋)」「次郎左(みやこ)」「本手(座敷踊り)」の3種がある。中でも、並手の「男踊り」は、7つの変手と呼ばれ、大名行列の供奴の仕草、掛け声などの様子を真似たもので、地元では「宿場踊り」と称される。宿場町の当時の日常生活を表しており、直方市の三申踊りの系列といわれる一方、木屋瀬独特の所作を持っている。踊りは風雅で風格がある。現在、本手(座敷踊)は踊られておらず、また、知る人も少なくなっており、継承が課題とされる。並手の男踊りの7手は、「おてんき、ひめじょ、さんばそう、うしろ、みざを、とあみ、かじや(やじろべえ)」をいう。
|
|
|
|
|
|
|
| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
| | |
|