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【由来等】 神幸祭自体は1250(建長2)年以前に成立していた。稚児風流の由来は定かでないが、代々の師匠からの口伝と稚児の掛け声の「ハーエンヤーアイ」などから、室町時代に流行した田楽猿楽等の影響が推察されている。神社の古い太鼓には慶安、寛文、万延などの年号が見られ、肩衣も1857(安政4)年のものが現存している。また、稚児の先導する神輿行列は、神社が保管する寛文年間(1661〜1673)の資料と絵巻物に既に行われていたことが記されており、神輿にも同年代の墨書がある。
【活動の歴史】 1864(元治元)年の「水田天神神幸絵巻」には、現在と変わらぬ神幸祭と稚児風流の行幸が描かれている。大太鼓に1667(寛文7)年の銘、1826(文政9)年張替の記録、大太鼓に1860(萬延元)年の銘、肩衣反(てくり)に1857(安政4)年がある。
【芸能を行う理由・目的】 天下泰平、五穀豊穣
【舞・踊りの特徴】 先頭の鼓は4、5歳児で4名、続く鉦が6〜8歳児で4名、小太鼓が9、10歳児で4名、大太鼓が11歳児で2名、道風流が小学校6年生〜中学校1年生で2名、と楽器で年齢や人数が決まっている。一度鼓で参加したら道風流まで抜けることはできず、鼓の希望者が多い時のみくじ引きで決める。舞いには歩きながら打つ「道風流」、あらかじめ定められた数ヶ所の家や境内で打つ「本風流」、神前で奉納される「おがみばち」がある。
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| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
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