|
|
|
|
【由来等】 852(仁寿2)年から山内地区に鎮座する嘯吹八幡神社の社家に、890(寛平2)年に伝わってきたとされる。豊前神楽の成立は民俗芸能学会の柏木實氏によれば15〜16世紀であり、現在奉納されている山内神楽の原形の成立も同時期と見られる。具体的な記録として現れるのは江戸時代中期であり、社家である初山家の史料に、当時の演目や舞手の名が残されている。
【活動の歴史】 かつては神職をはじめ、巫女、宮守が神楽の舞手であったが、明治維新後、神仏分離と廃仏棄釈の影響で社家神楽が廃止される。しかし1869(明治2)年に氏子である山内神楽講講員達に伝授されて復活し、1877(明治10)年頃には、現在の里神楽としての形態を整えた。現在では主に年2回、春と秋に嘯吹八幡神社で神楽が奉納されており、その他、秋には周辺の神社でも奉納されている。山内神楽講は豊前神楽講の中でも平均年齢が若いのが特徴で、子供から大人まで幅広い年齢の講員を持ち、年間を通じて活発に練習と神楽の奉納を行っている。
【芸能を行う理由・目的】 春は豊作祈願、秋は五穀豊穣
【舞・踊りの特徴】 湯立神楽が行われるのが最大の特徴である。この神楽は、斎庭に立てた高さ10mに及ぶ湯鉾に鬼面の猿田彦命が登り、雲手切りして天神を迎えるという大胆な構成である。その後、火鎮め、湯鎮めの後に火渡り神事を行うなど、天台宗修験道の影響も大きい。
|
|
|
|
|
|
|
| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
| | |
|