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【由来等】 香椎宮奉納獅子楽は、1744(延享元)年の勅使参向の年に廃絶していた旧来の祭祀を復興し、2月、4月、9月、11月の祭日に獅子楽を奏した旨の記載が香椎宮の記録に見られる。現在使用している大太鼓の胴内側にも、1798(寛政10)年に、楽太鼓、獅子一双奉寄進の墨書銘が確認でき、江戸中期から行われていたことがわかる。嘉穂郡大分(だいぶ)八幡宮の獅子舞(京都の石清水八幡で修得したと伝わる)から伝わったとされるが、反対に香椎宮から大分八幡に伝えたという説もある。
【活動の歴史】 香椎宮の氏子で構成する獅子楽は、獅子方経験者中心の保存会と現役中心の獅子楽社でなっている。この獅子楽は香椎宮が旧官幣大社であることから格式が高く、境内から出て舞う事は少ない。外部へ出るのは県、市などの要請によるときのみで、平成11年に第41回九州地区民俗芸能大会に参加、また、市のイベント、アジアマンスなどにも近年出かけるようになってきた。菖蒲初刈り神事では昭和58年頃から舞い始め、町の人が身近に感じる獅子舞となっており、小学校の学習でも取り上げ郷土芸能への知識を広げる運動も行っている。毎年4月と10月の香椎宮大祭に奉納している。
【芸能を行う理由・目的】 天下泰平、国家安全、万民豊楽、家内安全
【舞・踊りの特徴】 構成は、2人立ちの雌雄2頭の獅子が舞い、演目は、デハ(序)、ナカノキリ(破)、キリ(急)の3段で、雌雄の出会いから、意識し合い、求愛までを演ずるといわれる。獅子舞は演目三段を交代で舞い、笛も兼ねる。
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| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
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