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【由来等】 竹の曲(たけのはやし)は、六座と称する家々の子孫のみが受け継ぎ今日に至っている。六座とは、その昔の米屋座、鋳物屋座、鍛冶屋座、染物屋座、細物屋座、相物座屋の事を指し、今の商工業者の組合のようなものであった。神社仏閣のあらゆる祭礼には必ず市場を開き、その市が繁栄するよう、六座の頭が子孫に田楽の能を教え舞わせていたのを、1101(康和3)年より始められた太宰府天満宮の神幸式に奉仕されるようになったのが、竹の曲の起りとされる。10月の開催は旧暦の9月10日。
【活動の歴史】 文献には、1189(文治5)年8月に鎌倉の二階堂の鐘供養にも奉納したという記録が残っている。江戸時代までは、太宰府天満宮だけではなく他の寺などで舞うこともあった。楽器は明治維新前までは笙もあった。昔は仕舞に能面を使用していたと伝わり、現在も南北朝期〜室町期当時の能面5面が保存されている。
【芸能を行う理由・目的】 御祭神菅原道真公への感謝、御神慮を和める。
【舞・踊りの特徴】 稚児舞は「ささらの舞」と「扇の舞」の2つがある。前半の「ささらの舞」は、ささらを持った稚児が中央に出て奏す。次の「扇の舞」では、扇を手にした稚児が地謡と掛け合いで唄を唄いながら舞うもので、振りは簡素ながら古雅である。謡文句は竹に因んだ歌詞で、口伝により伝えられてきた。
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| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
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