多賀神社神幸行事
【たがじんじゃじんこうぎょうじ】

風流
【開催場所】
直方市 多賀神社
【開催日】
3年に1度の開催(10月)
【指定】
福岡県指定無形民俗文化財
【アクセス】
JR直方駅
徒歩15分

【由来等】
 多賀神社の御神幸の起源は諸説あり、仁和年間(885〜888)に始まったとする説や、南北朝の吉野時代に懐良親王が多賀神社の前身である妙見大明神を再建した際、神田や神馬を寄進して神迎の神事をしたのが始まりとする説などがある。現在の御神幸の形式になったのは、江戸時代黒田直方藩主長清の代に、多賀神社の宮司青山敏文が、京都の上・下加茂御規神社の「御蔭祭(みかげまつり)」・「葵祭(あおいまつり)」の行粧を踏襲して再興してからとされる。

【活動の歴史】
 第二次大戦中は中断されていたが、戦後間もなく復活した。当時は隔年で開催されており、2日にわたり行なわれる、夜の御神幸であった。

【芸能を行う理由・目的】
 神威感謝、禊(みそぎ)の神事

【舞・踊りの特徴】
 「御神馬(御)錦蓋」の形式をとっているのが特徴である。京都の御陰祭(みかげまつり)と葵祭(あおいまつり)の行粧から伝わったとされているが、全行程を御神馬で渡御するのは、現在では全国でも多賀神社のみといわれ、非常に珍しく、また、宮司が御所の乗り物である揚輿に乗って供奉するのも他に類を見ない。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。


直方市
ふくおか社会教育ネットワークへのリンク福岡県教育委員会へのリンク






このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
開催日などが変更になっている場合があります。
お問い合わせはこちら