恵蘇八幡宮神幸祭
【えそはちまんぐうじんこうさい】

恵蘇八幡宮神幸祭
【開催場所】
朝倉市 恵蘇八幡宮、隠家森(御旅所)
【開催日】
10月第3日曜日
【指定】
市町村指定無形民俗文化財
【アクセス】
西鉄バス甘木経由杷木行き恵蘇宿バス停下車

【由来等】
 恵蘇八幡宮神幸祭の起源は不明だが、1703(元禄16)年の古文書に神幸祭について記されている。現在は、明治中期の神幸祭の記録といわれる「恵蘇八幡宮神事控」を踏襲して行われている。神幸行列には神輿の他に2組の獅子舞と毛槍が加わる。いずれも昔からの形式を守り続けてきた結果、2通りの型が現存する。特に獅子舞は、形状も舞もまったく異なっている。

【活動の歴史】
 昭和20年から中断していたが、昭和42年に復活した。昭和45年に町指定無形文化財となり、昭和52年には「無形民俗文化財恵蘇八幡宮神幸祭保存会」が結成された。現在は、保存会役員・宮総代・朝倉地区青年団・4HC・役場、JA職員および、恵蘇宿・山田の氏子によって執り行われている。平成8年より、子供御輿を2基新調し、神幸祭行列に加えている。

【芸能を行う理由・目的】
 五穀豊穣、家内安全、災難厄除

【舞・踊りの特徴】
 山田の獅子舞は、荒々しく早い動きで、雄雌の獅子が互いに噛み合って充足した後、愛情を表す様を描いている。「本きば」と「半きば」の2つの舞があり、後者は前者を半分の長さにしたもの。家々の前では「半きば」を舞う。恵蘇宿の獅子舞は、楽に合わせて舞うもので、雄雌の獅子の恋愛の様を細やかに表現している。「もわかれ」と「のり」の2つの舞があり、2部構成になっている。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。


朝倉市
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このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
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