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【由来等】 四三嶋獅子廻しは、1860(万延元)年頃より始まったと伝えられている。この獅子は「お獅子入れ」ともいわれ、五穀豊穣、悪疫退散、家内安全を祈願して行われる。祭りは昔ながらのしきたりを守り、神前でお祓いを受け身を清める、その後、上組と下組の2つに分かれ、新築、出産などその年の祝儀宅を回る。小さな子供には、獅子を頭にかぶせて無病息災を祈る。清めの水をかけられながら区内全戸を巡る。四三嶋区民全員が参加する一大行事である。
【活動の歴史】 第二次大戦中に中断したが、その年に限って伝染病が蔓延し、行事を中止したのが原因と考えられた。翌年から再開され、以後取り止めたことはない。過疎化によりその後若者たちが少なくなったが、重い獅子頭を持って個別回りするなど年老いた人々が行事を行ってきた。昭和に入り、この行事を確固たるものにしたいという声が盛り上がり、地区全所帯による「四三嶋獅子廻し実行委員会(保存会)」が発足し法被などをそろえた。また、1872(明治5)年に製作した獅子頭を、平成6年まで使用していたが、平成7年に新調した。
【芸能を行う理由・目的】 家内安全、悪疫退散、五穀豊穣
【舞・踊りの特徴】 掛け声に合わせて、獅子が歯をかちかち鳴らす所作を「打ち込み」という神殿前の奉納の舞の前後と、各家々(134戸)を回る際も「打ち込み」が行われる。「打ち込み」はヨーノ、カチカチ、モヒトツ、カチカチ、ヨーサーノ、カチカチカチの調子である。道中では「勢い水」がかけられる。
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| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
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