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【由来等】 佐野浮立は、徳川時代末期、当時の若者たちが、年に1度の秋の天満宮例祭に、五穀豊穣を祈って奉納したのが始まりと伝わる。江戸時代中期に、その歴史の源を発するという伝説もあるが、詳細な資料はない。現在使用されている鐘(梵鐘)に、安政年間(1854〜1860)の記銘が残されること、佐野天満神社の創建が1812(文化9)年であるなどから推察し、行事もこの頃から行われたとされる。
【活動の歴史】 昭和30年頃までは、小学生と若者で舞われていたものが一時中断。座の40〜50歳代の人たちにより、略式で維持されてきたが、昭和61年、有志の手で浮立保存会が設立され、子供たちを中心にした太鼓の舞が復活した。現在、保存会員は約40名である。
【芸能を行う理由・目的】 五穀豊穣、無病息災、国内安全、交通安全
【舞・踊りの特徴】 勇壮に踊りながら、子供たちが交代で大太鼓を叩く。打ち出しは、「テコテンヤ」から始まる5曲に合わせて踊る。「マクリ」は「ドンドコドン、テコテン、カンニョミドン」の3曲。「コガク」は「ソンジャホイ、ドイドイカカサン、トービヤカラス、チャンチャン、チロリン、パラパン、一二カアサン」の7曲。移動時や後ずさりは、「みずがき」の「トントコバッチョウ、ドンデンスッテン」の2曲に合わせる。
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| | | | | 民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。 |
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