上伊良原神楽
【かみいらはらかぐら】

上伊良原神楽
【開催場所】
京都郡みやこ町 上伊良原公民館
【開催日】
5月4日  
【指定】
市町村指定無形民俗文化財
【アクセス】
平成筑豊鉄道犀川駅より、車で約25分

【由来等】
 1896(明治29)年、地区内の中村集落の若者によって習得され、高木神社奏楽社として発足したのが始まりとされる。明確な由来は伝わらないものの、日清戦争の勝利をうけた神徳顕彰活動の一環として始められたものとみられている。

【活動の歴史】
 奏楽社発足の後、京都郡中はもとより田川、下毛郡などへも出張奉納していた。昭和7年には京都郡神楽講社へ加入、出張奉納はさらに盛んとなり、翌年には東京公演も行った。第二次大戦中は講社員が召集されて活動を縮小したが、戦後に復興した。その後の過疎による人口流出で講社員が減少し、昭和48年に断絶寸前の状態になった。このため会員を地区全体から募集し、保存会を結成し、地区全体で支える伝統芸能として再生し現在に至っている。

【芸能を行う理由・目的】
 天下泰平、五穀豊穣、国家安寧、氏子繁盛

【舞・踊りの特徴】
 祓いや除魔の意を込めた動作をくり返すことが1つの特徴となっている。基本動作として「順・逆・順」「揚巻(あげまき)」「五方礼(ごほうらい)」があり、これに「返閇(へんぱい)」「小神楽(こかぐら)」「注連切(しめきり)」などの小動作が加わって構成される。「順・逆・順」は舞台(神屋・こうや)を右・左・右に回る動作。「揚巻」は神前へ施回しながら直線的に往復する動作。「五方礼」は東・南・西・北・中央を祓い浄める所作。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。


みやこ町
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このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
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