郷社黒田神社鶏楽
【ごうしゃくろだじんじじゃにわとりがく】

郷社黒田神社鶏楽
【開催場所】
京都郡みやこ町 黒田神社、神幸場 (御旅所)
【開催日】
4月25日に近い前週の金曜から3日間
【指定】
市町村指定無形民俗文化財
【アクセス】
国道201号線を黒田信号より、黒田地区へ入り、約300mで黒田神社。

【由来等】
 黒田天満宮に初めてにわとり楽が奉納されたのは、1696(元禄8)年。黒田村に疫病が流行し、村人は黒田神社に「疫病退散」を祈願し、にわとりを真似たにわとり楽を奉納したことが始まりである。この祈願により疫病は治まり、以来、村人は、たとえ3軒になってもにわとり楽を奉納するとの固い約束を交わしたといい伝えられている。

【活動の歴史】
 黒田楽(にわとり楽)は、300年以上もの間、中断することなく受け継がれている。昭和56年に保存会が発足し、現在では、子供たちの楽として後継者が育成されている。平成8年300年祭を盛大に実施した。

【芸能を行う理由・目的】
 悪疫退散

【舞・踊りの特徴】
 神幸祭の渡御に先立ち、黒田天満宮の境内とお旅所前で、車座で舞い踊る。杖使いは4名で、それぞれ長さ6尺の樫の杖を持ち、舞の中で、「エイ、ヤア、トウ」と掛け声を合わせ、入り乱れて激しく杖を打ち合う。言い立ては1名で、舞いの中で、にわとり楽の由来を昔ながらの言葉で述べている。踊りの輪の中に楽師匠2名が入り、大うちわを持ち児童の楽に調子を合わせながら、舞を先導する。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。



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このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
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