北野天満神社御神幸行事
【きたのてんまんじんじゃごじんこうぎょうじ】

楽器・道具等の特徴
 稚児風流の楽器は、大鉦、鉦、締太鼓、鼓、小太鼓、笛。奴隊には楽器は付かない。稚児の「もんかくし」は縦約30cm、横約15cmの羽二重に紅白のヒダをとりつけ、中に刺繍で花や人物をあしらったもの。奴は歌舞伎風の衣装をつけ、顔に化粧を施す。

禁忌についての言い伝え
 終戦前までは、櫻門内の神域では、婦好の宿泊を禁じた。神官の住居も櫻門外と定められた。御神幸に参列する行事(行司)等の子供も、祭りの期間中は櫻門内の精進屋で父親と共に泊り、身を清めた。本宮から下宮までの間の参道は葬儀の通行や横断は禁止された。昔は、祭の期間はにわとりやその卵を使った料理はさし控えた。

その他
 神輿の下を潜ると1年間無病息災で過ごせるといわれており、御神輿の下を潜ろうと、沿道は多くの客で賑わう。祭りの日には「カマスすし」や「サバすし」を食べる風習がある。これはカマスという米俵に米をつめ込んだり、米をサバく(精製する)ことにつらなるもので、豊年万作を祈るいわれがあるといわれている。








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