弁城神幸祭
【べんじょうじんこうさい】

楽器・道具等の特徴
 神輿は重量700kgあり、トラックに乗せて移動する。トラックの運転席の背部に御幡、槍、鉾が結わえられ、鉾には猿田彦神の面が付く。囃子方(鉦2、太鼓1)は動くトラックの上で座して打つ。山笠は7常会ともおおむね同じ外観だが、屋形の中には囃子方が4名乗り、屋形の前には「ザイフリ」という山の動きを指揮する若者が乗る。屋形の四方角には、人形が飾られ、それぞれ戦国合戦の模様を伝える。この人形の台座は可動式になっており、山が左右に振られるたびに山を大きく見せる。屋根には40本を超えるバレンが威勢良く揺れる。

禁忌についての言い伝え
 なし。

その他
 山笠は、弁城新町在住の富田八十六(とみたやそろく)氏作製のもの。同氏は豊前の屋形山(城を表現)をほとんど手掛けている。弁城の山笠は昭和20年頃から手掛けている。昔から、山は弁城、囃子は金田、舁は糸田といわれている。神輿を担ぎ手は、昔は氏神神社が弁城にあったため弁城の人だけで、しかも結婚したら新参者として担がねばならない時代があったが、現在は全常会から出て担いでいる。








このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月までの間に取材を行ったものです。
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