1.学習ボランティア「やまびこ」主催事業 ひこさん“わくわく”小天狗塾 〜春の体験編〜 (子ども夢基金助成助成活動) |
○ 期 日 |
平成23年5月3日(火)〜5月4日(水)
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○ 参加者 |
参加者:小学校1〜3年生 50名
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○ 事業内容 |
本事業は、英彦山青年の家学習ボランティア「やまびこ」による主催事業として、「子どもゆめ基金」の助成金を受け、英彦山青年の家に集合して行われました。
1日目「出会いのつどい」では、参加者の子ども達と班付きリーダースタッフである福岡教育大学の学生や筑豊教育事務所管内の青年リーダー・ボランティアの方々が対面し、挨拶や自己紹介が行われました。その後、班ごとにアイスブレイキングをしながら「昼食」をとりました。昼休みには、体育館で班ごとにテント設営をしました(雨天による体育館泊に変更)。<活動1>では、北九州インタープリテーション研究会による「布絵シアター」の上演が行われ、英彦山の自然や歴史についての学習をしました。英彦山には鬼伝説が残っており、鬼の紙芝居を見た後、木の葉や枝を利用して鬼のお面づくりをしました。<活動2>では、「腹ペコ小天狗やきそばへの道」と題して、野外調理を行いました。班ごとに課題をクリアしながら、焼きそばの具材を獲得し、その具材を調理して焼きそばを食べました。
2日目<活動3>では、朝食の「ホットドック」を作りました。<活動4>のバスハイクでは、まず添田町中元寺地区“手織り工房やまざくら”に移動して、「羊の毛刈り見学及び体験」をしました。そして、英彦山南岳の麓にある樹齢1200年の巨木「鬼杉」へ探検に行きました。鬼杉付近では、聴診器を使って木々の生命の音を聞く活動もしました。最後に、英彦山青年の家に戻ってきて、班ごとに2日間の活動をふり返りました。「別れのつどい」では、班付きリーダースタッフから参加者の子ども達に挨拶が行われ、名残を惜しみつつお別れをしました。
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○ 参加者の声
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・夜、ひとりで眠れるか心配でした。でも、眠れました。〔参加者〕
・朝、ホットドックづくりにみんなとがんばりました。〔参加者多数〕
・ママがいないことが心配でした。でも、がんばりました。〔参加者〕
・テントをみんなで張って、がんばりました。〔参加者多数〕
・鬼杉まで、じぶんの力で歩けました。〔参加者〕
・自分のことは自分でできるか心配でした。でも、できました。〔参加者〕
・みんなとおふろに入ったことが楽しかったです。〔参加者〕
・「やきそばへの道」が楽しかったです。〔参加者〕
・やきそばづくりにがんばりました。〔参加者〕
・羊の毛刈りがうまくできました。〔参加者多数〕
・缶切りがうまくできなかったけど、さいごまでできました。〔参加者〕
・おにのお面づくりがうまくできました。〔参加者多数〕
・日頃できない経験や子どもの自立、お友達との交流、全てにおいて小天狗塾の内容に共感できます。子どもは「また行きたい。今度はいつ?」と楽しみにしております。〔保護者〕
・親に頼らず、自分自身で考え、行動できる環境がよかったです。〔保護者〕
・(親元を離れて)家族みんなで不安もあり、期待もありましたが、子どもを迎えに行ったとき、子ども自身がすごくよい笑顔をしていました。〔保護者〕
・(参加前よりも)親が思っていたより、ずっとお兄ちゃんになっていました。〔保護者〕
・キャンプ後の表情がとてもたのもしく見えました。(日常生活に)自信がついたように感じます。〔保護者〕
・おにのお面はリビングに魔除けとして飾っています!〔保護者〕
・帰りの車の中で、活動のいろいろな話をしてくれました。よほど楽しかったのか、数日経った現在でも、家庭生活の中で小天狗塾の話題が出てきます。〔保護者〕
・参加したことをいっぱい話してくれ、話を聞くたびに嬉しさに包まれます。参加させていただき本当によかったと思います。〔保護者〕
・子どもが「また行きたい!」と言っています。〔保護者多数〕
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○ 全体をとおして |
県内各地より、1泊2日の低学年キャンプに定員を超える50名が参加しました。1日目、雨天とそれに伴う気温の低下により、雨プログラムに変更して活動を行いました(バンガロー泊の中止等)。<活動1>の「布絵シアター」では、翌日に行われる「鬼杉探検」へと活動が繋がるよう英彦山の自然や英彦山に伝わる鬼の話をしていただきました。また、鬼伝説の雰囲気作りと鬼杉探検への意欲付けのため、鬼の顔を想像しながらお面を作りました。各自、個性と想像力あふれる鬼のお面が出来上がりました。<活動2>の「腹ペコ小天狗やきそばへの道」では、慣れない手つきで一生懸命に包丁を使い、もどかしい思いで缶切りをしている姿が見られましたが、全員ケガすることなく料理の下ごしらえを完了することができました。夜は、体育館で班ごとに建てたテントの中で、寝袋で寝ました。お風呂での体洗いや寝具の準備、寝る前の着替えや歯磨きは自分の力で行いました。また、就寝中に心配されたホームシックによる夜泣きやおねしょもありませんでした。
2日目、班付きリーダースタッフも子ども達への接し方や指示の出し方に慣れ始めた様子が窺え、子ども達とのコミュニケーションを図りながら、テキパキと班を動かしていました。子ども達も緊張感がとけ、また前日の活動が自信になった模様で、起床後の身の回りの準備やテント撤収がスムーズに進みました。加えて子ども達は、自分のことは自分でしながらも、作業に手こずっている班員の分までも手伝ってあげる光景が見られるようになりました。また、活動をとおして2・3年生の子ども達が、1年生を助けたり気遣ってあげたりする場面も見られました。<活動4>の「羊の毛刈り体験」では、講師から羊の毛が衣服や絨毯などになっている説明を聞いた後、横に押さえつけられた羊に恐る恐るバリカンを入れました。また、鬼杉探検では、前日に聞いた鬼伝説(鬼が英彦山から逃げるときに落とした杖が刺さってできたものと伝わる“鬼杉”)を思い出させて、片道約2時間の山歩きをして、全員で「鬼杉」を見ることができました。
以上、子ども達は英彦山での自然体験活動を楽しむと同時に、自然の大切さや神秘さを考えることができました。また、“自分のことは自分でする”という目標の下で活動を行った結果、自立心と行動力が少しずつ芽生えていく様子が窺えました。しかしながら、1泊2日の本事業は短く、自立心や行動力、人間関係形成能力の定着まで深めることができませんでした。9月に行われる「秋の体験編」では、2泊3日の事業ですので、この点について成果が上がるようスタッフ研修等もしながら、準備をしていきたいと考えています。
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○ 活動写真 |
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↑出会いのつどいの様子 |
↑班でアイスブレイキング |
↑雨のため体育館でテント設営 |
↑テント完成しました |
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↑テントの中でイェ〜イ♪ |
↑班で記念撮影 |
↑布絵シアターの様子 |
↑英彦山の鬼の姿に変身 |
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↑鬼のお面づくり |
↑葉や枝を使って出来上がり |
↑鬼のお面が出来ました! |
↑班でお面を持って記念撮影 |
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↑腹ペコ小天狗やきそばへの道! |
↑ポイント地点で食材獲得問題 |
↑見事、問題を解き、食材ゲット! |
↑ニンジンの皮むきに挑戦中 |
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↑どぉ?ボクの包丁さばき |
↑みかんの缶詰、開けられるかな? |
↑鉄板で焼きそば作り |
↑美味しいで〜す! |
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↑協力してシュラフの片付け |
↑押さえているから結んでね! |
↑みんなでテントを返却 |
↑自分で歯磨きできるよ! |
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↑みんなの分までヨイショ… |
↑ホットドックを作ります |
↑うまくできるかな? |
↑焼きあがりが楽しみ! |
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↑パクッ!おいしい! |
↑うわぁ〜、コゲてる! |
↑自分のお皿は自分で洗うよ |
↑さぁ、バスハイク出発! |
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↑羊の毛がこんな織物になるよ |
↑羊の毛刈りのスタート! |
↑バリカンで刈ってみよう |
↑うまく刈ることができるかな? |
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↑だんだんお腹が見えてきました |
↑鬼杉探検へ出発! |
↑踏み外さないように! |
↑途中、滝や沢を通過 |
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↑鬼杉はまだかな? |
↑お昼のお弁当を食べてます |
↑鬼杉到着!大きいなぁ!! |
↑鬼杉をバックに記念撮影 |
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↑班で記念撮影 |
↑鬼杉の裏で洞窟発見! |
↑疲れも吹っ飛ぶこの笑顔 |
↑木の音を聴診器で聴いています |
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↑どんな音が聞こえるかな? |
↑別れのつどいの様子 |
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