事業の報告 平成26年度
  7.英彦山森林環境ボランティアⅠ
 
期 日  平成26年6月22日(日)

参加者 34名(小学生3名、高校生18名、教員1名、一般4名、ボランティア団体8名)

プログラム【6月22日(日)】

 時  間 活 動 内 容 
10:00~10:10 開講式
10:10~11:30 講話「福岡県の森林の現状について」
  ※小学生は青年リーダーと「クラフト体験活動」
12:15~14:00 活動「館内グリーンアドベンチャー」
14:00~15:30 実習「間伐材クラフト」
15:30~16:00  閉講式

活動の実際
 
講話【福岡県の森林の現状について】
 遠賀川源流サケの会会長の青木宣人先生に「福岡県の森林の現状について」の講話をしていただきました。スライドショーで画像を映し出しながら、現在の森林の状況や森林と生物や河川等との関連を詳しく説明していただきました。話の合間には、青木先生の体験談など、ユーモアを交えながら話していただき、和やかな雰囲気の中での講話となりました。
 
講話をする青木先生 講話に耳を傾ける参加者
参加者の声
  ・先生のお話がとても分かりやすく、また、興味を持って聞くことができた。
・今の日本の森林がどのような状況なのかよく分かった。
・これからどうしていくかを、考えさせられました。
・分かりやすく、森林があることに感謝したいと思います。
・大学選択にも役立ちそうです。
・森林で私たちの生活や海の生き物が左右されることが分かりました。
・必要なことではあったが、もともとの照葉樹を伐採したことにより本来の森が失われたことが残念でならない。
  ・今日知ったことを周りの人に伝えて自分ができることをしようと思いました。

活動【館内グリーンアドベンチャー】
 今回、雨天プログラムとして新しく「館内グリーンアドベンチャー」を作成し、活動に取り入れました。雨天の場合でも、英彦山の豊かな自然や植物について楽しく学習できるプログラムです。参加者は、館内案内図をたよりに、分からないところはスタッフに尋ねながら活動を行っていました。
 説明を聞く参加者 協力して活動する参加者

参加者の声
  ・初めて来た、英彦山は思ったより楽しかった。「館内グリーンアドベンチャー」では、初めての方と交流ができてよかった。
・前回参加させていただいた時も楽しかったですし、勉強になりましたが、今回は室内でのグリーンアドベンチャーがなかなか面白かった。
  ・雨だったので楽しくないと思っていましたが、グリーンアドベンチャーなど雨でもとても楽しかったです。また、参加したいと思いました。
  ・「館内グリーンアドベンチャー」で英彦山の高さやいろいろなことが知ることができて楽しかった。
  ・「館内グリーンアドベンチャー」がとても工夫されていて楽しかったです。

実習【間伐材クラフト】
  最後の活動では、間伐材をつかったクラフト活動を行いました。杉の木を使った「キーホルダー」作りや「ネームプレート」作りに挑戦しました。小学生は、はじめて使うのこぎりに悪戦苦闘しながらも、楽しみながら活動に取り組んでいました。また、どの参加者も、作品に念入りに紙やすりをかけて磨いたり、ペイントを施したりして、工夫を凝らしながら、思い思いの作品を作っていました。
 
間伐材を選ぶ参加者 木を切る参加者

参加者の声
  ・実技の中で学ぶことができ、有意義でした。
・思い出に残る作品を作ることで、間伐材利用の大切さを知りました。
・自分たちで物を作る楽しさを知りオリジナルのものが作ることができてよかった。
・木でいろいろなものが作ることができることにびっくりした。
  ・木材で色々つくる楽しさが分かりました。
  ・エコで割り箸を使わない運動があるが、間伐材を利用する方向性もあるのではないか。
  ・年輪の数を見て、こんなに年数がかかって育っている木材は大切に使わなくてはいけないと思いました。

全体をとおして
 今回は、高校生を中心に、多くの方に参加していただきました。あいにくの雨で、当初予定していた活動を全て実施することはできませんでしたが、講話や実習を通して、「環境ボランティアに対する考え方が高まった」「今後ボランティア活動に参加していきたい」という感想を多くの参加者からいただきました。
 この英彦山森林環境ボランティアは引き続き、7月中旬にパートⅡ、11月下旬にパートⅢを実施します。次回のパートⅡでは、彦山川の水質調査や英彦山の水源探検を予定しています。
森林と水源の関係など、環境保全についての理解を深める研修となるよう内容の充実を図っていきたいと考えています。多くの方の参加をお待ちしています!!